保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

交換せずに直す苦労

2009年10月28日 | クルマ販売と板金修理の実録

フィットのリアドアの凹みです。

サイドメンバー入りのドアで、この程度の面積の凹みは
できれば交換したいのですが、お客様のご予算によっては
どうしても板金修理(いわゆる叩き出し)で対応しなければなりません。

サイドメンバーとアウターパネルは
カチンカチンには硬化しない接着剤(のようなもの)で
接着されているだけですので、よく剥離していて
そうするとこの凹みで鉄板の表面積が広がって余っている分が
アチコチに逃げて いってしまいますので
ハンマーで叩いて縮めたり、
場合によっては高熱を加えたり
わざと小さな凹みを専用ハンマーで無数に作って
この余った分を吸収してあげないとピンと張った面にはなりません。

よくお客様は「叩き出し」とおっしゃいますが
金属は叩くと“薄く延びる”のが普通ですので
単に「出す」だけではなく、この「縮める」も同時にしているのです

外から力が加わって内側に飛び出したものを
逆に内から押したら必ず外へ飛び出すに決まっていて
決して平らにはならないからです。

この板金作業をいい加減にすると
パテが厚盛りになって、もっとヒドイと厚盛りしても
ペーパーでパテを研ぎ落とす際に
鉄板がペコペコと反ってしまうから面にかなりの凹凸が残り
これは出来上がった面を斜から見るとすぐ判ります。

板金が上手い、下手の1つの判断基準で
現役を引退した今だから言えますが
私はこの作業が苦手で、かつ下手でした

私が作業を担当したお客様、実はそうなので
今さら、ではありますが、この場でお詫びいたします。

 

コメント
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