といかわゆみこのピコパンダ・旅歩き食べ歩き

旅紀行・グルメ情報を、旅行会社社長、といかわゆみこと相棒のピコパンダがお送りします。

藤島博文展

2011年04月30日 | 日記

日本橋・高島屋で開かれている「気韻生動 藤島博文展」に行ってきました。
藤島先生は1941年徳島県生まれ、現在 日展審査員をなさっています。 
 友人が先生のお弟子さんというご縁で知り合いました。
会場には20点ほどの作品が展示されています。先生のご説明で1つ1つ見てまわりました。
日本画がかけるようになるまで、10年はかかるとのこと。
鳥が大好きで、筑波のご自宅では丹頂鶴を飼われているそうです。
先生の描かれた鶴は高貴で、繊細で、それでいて躍動感があり、今に空へ飛び立ちそうでした。

日本橋・高島屋6階美術画廊にて5月3日まで開催されています。

福島:悠湯人(ゆうゆうびと)の里・母畑温泉

2011年04月29日 | 日記

いまからおよそ900年前に開湯したというこの歴史ある温泉郷には、「母畑の三日湯」ということばが伝えられています。日本で3本の指に入るラジウム含有量を誇るこのお湯に入ると、3日で体調が良くなるのだそうです。


お湯は、透明ですべすべぬるぬるした肌触り。浸かった瞬間に肌をしっとりやわらかく包みこみます。
3日で良くなる温泉のゆえんは、お湯質もさることながら、石川町(母畑温泉の所在地)の人々の素朴さと情の厚さの力が大きいのです。
八幡屋のご主人はじめスタッフのみなさんの、さりげないけれど行き届いたもてなしや思いやりの所作に触れ、心身ともにリフレッシュした一夜でした


八幡屋の部屋から臨む石川町・母畑温泉郷。右手に小学校、真ん中は短いメインストリート。両脇に密に並ぶ民家や家族経営の小さいスーパーが、ここだけで完結する小さい地球のようです。この奇跡の景色をなくしてはいけないと、思いを新たにしました。
私たち旅行業界にとって、今が力の発揮どきでしょうか。

2日間の福島巡行を終え新白河駅へ向かう道中で見つけたのぼりには、「がんばるぞ!福島」と書かれていました。「がんばれ!」でも「がんばろう!」でもない一行に、当地の闘いを見た気がしました

福島の酒

2011年04月28日 | 日記
酒どころ福島には、大人にとってたまらない魅力があふれています。
ブログスタートから清純派でとおしてきた(本当?)ピコパンダですが、福島の旨い酒の誘惑には勝てなかったようです。


おなじみのサッポロ黒ラベルですが、ここでは地元の英雄「野口英世ビール」に早変わり。
お風呂上りの一杯は格別です


天保年間創業の老舗・豊國酒造が作る特別純米酒「超」
芳醇な香りとキレの良い飲み口は、男性にも女性にも好まれる傑作です


あらあら…勤務中に飲んじゃいけません!
ピコパンダちゃん「だって、おみやげにたくさん買ってきた三春の地酒・三春駒がおいしいんだもの」ですって。会社の花壇でお花見するのやめてください!でも、たくさんお財布開いて福島品の購買活動に貢献してきたことは褒めてあげます☆

福島:三春の滝桜

2011年04月27日 | 日記

福島応援がいちばんの目的ですが、東北はちょうどいまが桜の見ごろ。レンタカーを借りて観光名所・三春の滝桜まで足を延ばしました


桜の前に募金箱と、三春町からのメッセージがありました。せっかく観光に来てくれたのに十分なもてなしができないことのお詫びから始まり、最後に「三春町は頑張ります。三春滝桜は元気です」と結ばれていました。
例年この時季には3,000台もの観光バスがやって来るそうですが、この日(行楽日和の日曜日)大型バスは1台しか見かけませんでした。「風評被害」の言葉が頭を占めます。
滝桜は今年もいつもと同じ笑顔でいのちを紡いでいます


おまけ。都内で暮らしているとなかなか出会うことのない妖精、つくし。懐かしいなぁ~。野原でたくさん摘んで遊んだ子供のころのあの春のにおいを思い出しました

がんばろう!!福島

2011年04月26日 | 日記


東北新幹線「やまびこ」に乗って、旅行業界の仲間たちと風評被害により観光客が激減している福島を応援に行ってまいりました

いってきま~す!


行き先は、浜通りと中通りの真ん中に位置する「母畑(ぼばた)温泉」です。福島第一原発からは直線距離で60km以上。世にいうフクシマの印象とはまったくかけ離れ、鄙びた温泉街の風情は311以前の平和な姿そのままです


母畑温泉・八幡屋さんロビー。例年ならば桜目当ての観光客で賑わう時季ですが、今年は悠々チェックイン。少ないお客にも手を抜かず、腰の低いホテルスタッフさんに感激

近江路の旅 おみやげ編

2011年04月25日 | 旅行
8回にわたってご紹介した近江路の旅です。まだまだ ご紹介したいことがあるのですが、またの機会に。
今日は最終回 お土産編です。

なるべく我が家に物をを増やさないということで、おみやげはどうしても食べ物中心になります。
(というか 結局 食いしん坊ということでしょうか・・・)


つぶら餅


近江八幡の和菓子の老舗『たねや』に人が並んでいました。なんだろうと前にまわってみるとたこ焼き機のようなものがあり何だか可愛いものを焼いています。
1つ60円。
その場で食べることできますが、10ケ入りをかってみました。でも 熱いのを試食しようと1つとりだして食べてみました。外はかりかり、中はもっちり。さすがに和菓子屋さんだけあって中の小豆餡はしっかりできています。
初めて食べました。

丁字麩

『麩の吉井』で丁字麩を買いました。麩は1200年ほど前に中国からわたってきました。本来は丸いものだったそうですが
持ち運びに不便なため、豊臣秀次が四角い形にしたとか。
水で戻して、きゅうりとついている芥子酢味噌であえていただきました。滑らかな舌触りです。私がしらない麩の食べ方でした。

赤こんにゃく

『乃利松』で赤こんにゃくを買いました。実は私は赤こんにゃくをはじめてみました。赤い色がちょっと違和感があったのですが、これがいけるのです。おまけにヘルシーだし、味がついているものもあり。そのまま食卓にだせます。

お店にはいってビックリ。当然ですが、おいてあるものがすべて赤。糸こんにゃくまでです。
何でも織田信長が赤い襦袢を着て踊ったことに由来するそうです。。


近江路の旅 喜兵衛

2011年04月24日 | 旅行
旅の最終日はどうしても近江の郷土料理を食べたいと選んだお店が『喜兵衛』です。
お堀に面した店は江戸末期の1857年に建てられたしものです。黒漆喰に格子窓が情緒があります。

お昼ですので郷土の料理も盛り込んだ喜兵衛御膳を頼みました。
近江牛に近江米、湖魚、赤こんにゃくに丁子麩などがもりこんであります。
はじめて出会う食材もあり、近江の食文化の一端を知ることができました。



近江路の旅 近江八幡

2011年04月23日 | 旅行
さて旅の3日目。最終日です。
2時間ほどホテル内のお部屋や施設をみて廻りました。

その後東京へ戻る前に近江八幡へ
豊臣秀次が築城した美しい城下町です。経済や流通の要衝としてたくさんの近江商人を世に送り出したことで知られています。

この街は自分の足で歩こうときめていました。2時間ほど観光案内所でもらった地図をたよりに町並みをながめながら歩きました。
思わぬ発見があり、楽しいひとときでした。

明治初期に建てられ洋館白雲館という建物にふらりと入ってみました。片隅にお皿や漆器がつんであります。ひとつひとつ手に取ってみると決して悪くありません。地元の方の委託でここで売っているそうです。
当時の近江商人の暮らしぶりを垣間見た気がしました。

わたしも黒い漆器の中皿を二枚かいました。二枚で千円でした。

琵琶湖の水を引き込んだ運河と白壁の家並み 近江八幡を代表する風景です


街を歩くと昔ながらの家が残っています。京都の町屋ににています。



近江路の旅 ロテル・デュ・ラクその2

2011年04月22日 | 旅行
ロテル・デュ・ラクで夕食をいただきました。
コースは2種類
ソムリエの田崎真也プロデュースのオリジナルメニューとロテル・デ・ラクのシェフのオリジナルメニューがあります。


近江牛のカルパッチョや鮒寿司の天ぷらを使ったりの創作料理です。
野菜はもちろん 厳選された地元産
1つ1つ興味深くいただきました。いくつかの料理を写真でご紹介しますね。

近江牛のカルパッチョ

地元の野菜

メインは鴨胸肉のロースト・紀州梅干のコンポートが添えられていました。
酸味が鴨肉の味わいを引き立てておりました。

デザート 最後まで手をぬいていません。


書き忘れました、当然ですが、田崎真也氏の選んだお勧めワインでいただきました。

近江路の旅 ロテル・デュ・ラク

2011年04月21日 | 旅行
高月の見学を終え、更に北上。下車駅は近江塩津駅です。
ここから更に車で20分ほど行った所に宿をとりました。
名前はロテル・デュ・ラク、コンセプトは琵琶湖で過ごす私の別邸です。

奥琵琶湖に面した2万坪の敷地に13部屋というぜいたくなつくりのホテルです。
目の前の庭にはプールとテニスコート、そしてその奥には琵琶湖が広がります。

風景を取り入れるためにホテル内にはほとんどインテリアをおいていません。太陽と緑と琵琶湖の風景が
ホテルの表情となっています。

床暖房と大きなプロジェクターを備えた室内、余計なものを排除しただけにおいてあるもの上質さが伝わってきます。
日常を忘れるホテルでした。




ミヤハラ

2011年04月20日 | グルメ
近江の旅はまだ、つづきますが、今日は中休み。フレンチレストランをご紹介します。

昨晩は節女(せつじょ)の会でした。この会は旅行会社の女性経営者で作っている会でメンバーは三人です。節約する女性の集まりから節女の会と名付けました。その割には毎回の散財していますが。情報交換する貴重な会です。昨日の議題は震災後の経営をどうするか!というわけでもなく、楽しく情報交換をいたしました。

前置きが長くなりました。先輩社長の選んでくたさったのはミヤハラというフレンチレストランです。飯田橋の駅前をはいった所にありました。

フレンチというとおぼえにくい名前が多いのですが、焼き鳥屋さんみたいな名前が気にいりました。
入りやすいエントランス、シンプルな室内、ホスピタリティーあふれる接客
もちろん 料理は期待をうらぎりませんでした。

親しい友達や家族で気軽に行きたいお店です。

エントランスでオーナーシェフの宮原さん(多分?)

シンプルな室内

前菜 ホワイトアスパラと生ハム アスパラはフランスロワール産(確か)

金目ダイのポワレ アサリとソラマメそして春キャベツ
カリカリにやいた皮がうれしかったです。素材にこだわった季節を感じる一品でした。


ちなみにホームページはこちらです。
http://www.restaurant-miyahara.com/pc/

近江路の旅 観音の里高月

2011年04月19日 | 旅行
琵琶湖の北 湖北には多くの仏像・観音が残されています。時代は平安までさかのぼるそうです。
代々地元の方々によって今に伝えられています。
開放しているところもありますが、ほとんどが鍵がかけられています。案内書に書かれている携帯電話番号に
電話をして開けていただきます。
人々の暮らしの中に観音様をお守りするということがしっかりと根づいるのですね。
下車駅は高月。お寺をまわるコミニュティバスもありますが、本数が少ないので観光案内所で自転車をかりました。
かなり ハードでしたが、心が洗われる気がしました。

向源寺(渡岸寺)
国宝となっている最も美しいといわれる十一面観音の寺です。ここだけは、9時~16時まで年中無休で拝観できます。
寺が消失した際も村人が土中にうめて守ったそうです。



赤後寺
自転車で地図をみながら30分ぐらい走ったでしょうか。集落の奥にあります。電話をしましたら、私たちのために
当番の方が待っていてくださいました。参拝者はだれもいません。重要文化財の聖観音立像と千手観音立像があります。


西野薬師堂
更に走ること30分、最後のお寺でした。境内で遊んでいる子供がおじいちゃんが当番といわれ、電話をしましたら
向かいのお宅から鍵をもってきてくださいました。
重要文化財の薬師如来像と十一面観音立像があります。


時間の都合で3つのお寺しかみることができませんでした。開放されていない寺も多くありますが、8月には
全部の寺を1日だけ開放するそうです。また 行きたいと思いました。

近江路の旅 竹生島

2011年04月18日 | 旅行
琵琶湖のもっとも奥。長浜から6キロの湖上に浮かぶ島が竹生島です。
周囲は2キロメートルの小さな島ですが、古くから西国三十三ケ所の札所として信仰を集めています。

長浜港から船で30分で到着。1日5便の運行です。
降り立つと165段の階段があり、国宝の都久夫須磨神社と宝厳寺が建てられています。
島中が良い気におおわれているような気がしました。

竹生島の全景 針葉樹でおおわれた美しい島です。

宝厳寺 本尊は弁財天で江ノ島、厳島とともに三弁才といわれています。

国宝 宝厳寺唐門

重文 舟廊下 豊臣秀吉の御座船日本丸を利用したといわれています。


近江路の旅 小谷城

2011年04月17日 | 旅行
 現在 長浜では『江・浅井三姉妹博覧会』が開催されています。メイン会場は3つ、その間をバスが運行しています。
 地方都市は移動手段を確保するのが難しいので、会場を見るかどうかは別としてうまく利用すると良いと思います。
 会期は12月4日までです。

 さて そのバスを利用しさらにバスを乗り継ぎ、小谷城に行ってきました。ご存知のように小谷城は江が生まれ、
 父 浅井長政が自刃したところです。バスで山のふもとまで行き、そこからは徒歩で上ります。
 難攻不落といわれた山城です。自分の足でのぼると実感します。小谷城ガイド「語り部」が案内してくれます。
 所要時間1時間。

 山の途中から眺めた風景です。遠くに琵琶湖が広がります。
 

 本丸跡
 

 目の前の雪山は伊吹山です。標高1337メートる。お市の方もこの山をみていたのですね。
 
 

近江路の旅 長浜

2011年04月16日 | 旅行
先日 2泊3日で近江路へ行ってきました。
NHKの大河ドラマ『江 姫たちの戦国』で注目されているスポットです。
少しの間、近江路の旅をご紹介します。 お付き合いください。

旅のはじめは、長浜から始めました。東海道新幹線の米原で乗り換え、9分で到着。豊臣秀吉ゆかりの地です。

長浜はガラスの町です。


琵琶湖の風景


琵琶湖のほとりに長浜城があります。この城は近年になって復元されたものです。秀吉の天下統一の
足ががりとなったことから、出世城といわれています。最上階からは長浜の市街地や琵琶湖が一望できます。


また この街は黒壁スクエアを中心に街おこしで成功した所、駅から歩いていけるのも魅力です。
日中は多くの人でにぎわいます。