言い訳をしたところで苦しいだけなのだが、このモコモコダウンコートを着慣れていなかったことがこういう事態を招いたのであった。
先週の木曜日に手袋を片方落としてガックリしていたというのに、今日はカバンを落としてしまった。
家に着いてコートを脱いで、さて、お弁当箱を洗おうかな…とそこに置いたはずのカバンを…あれ?どこだ?ん??一応、家中の電気をつけて、布団もめくってトイレも覗いて探してみたけれど、カバンがないのだ。コートがモコモコだったし、カバンの中身も空の弁当箱だけで軽かったので、腕に引っ提げたつもりでどこかに忘れて帰ってきてしまったらしい。
カバンですよ、カバン。もう自分で自分が信じられない。若年性アルツハイマーでも始まったのか。
もう、あまりにもショックすぎて、動揺しすぎて、とりあえず目の前にあった頂き物の中村屋フルーツケーキを4つ食べてしまった(なぜや?)。
1時間後、ぜんまいの煮物も作ってようやく平静を取り戻したので、鉄道会社の忘れ物センターに電話をした(←実はよくお世話になっている)。
リ「黒い手提げ袋で、中身はピンクのハンカチに包んだお弁当箱、カラのペットボトル、うーんと…、あっ、本も入ってます」
係「本は文庫本ですか?単行本ですか?題名も言ってください。」
リ「えーと、『知の編集工学』です。文庫本です。」
係「電車は、何時の、何両目に乗ってたんですか?」
リ「○○駅を19:59に出た電車の1両目のいちばん後ろの右側の座席です」
電話が保留になること数分、
係「ありましたありました。『知の編集工学』ね、入ってたそうですよ。終点の△△駅事務室で預かってますからね、24時まで開いていますからね、取りに行って下さい」
というわけで早速駅に向かったけれど、下り線に乗って終点に行ったところで戻ってくる上り線の最終がないことに気づいて、飛び乗った電車から急遽飛び降りた。うちの辺は、下り線最終の2時間前に上り線最終が出てしまうという恐ろしい地域なのだ。たかがカラの弁当箱のためにタクシー代を払うわけにはいかない。
というわけで、しばしの別れだ、松岡正剛。
明日は飲み会だから、取りに行けないよ。
先週の木曜日に手袋を片方落としてガックリしていたというのに、今日はカバンを落としてしまった。
家に着いてコートを脱いで、さて、お弁当箱を洗おうかな…とそこに置いたはずのカバンを…あれ?どこだ?ん??一応、家中の電気をつけて、布団もめくってトイレも覗いて探してみたけれど、カバンがないのだ。コートがモコモコだったし、カバンの中身も空の弁当箱だけで軽かったので、腕に引っ提げたつもりでどこかに忘れて帰ってきてしまったらしい。
カバンですよ、カバン。もう自分で自分が信じられない。若年性アルツハイマーでも始まったのか。
もう、あまりにもショックすぎて、動揺しすぎて、とりあえず目の前にあった頂き物の中村屋フルーツケーキを4つ食べてしまった(なぜや?)。
1時間後、ぜんまいの煮物も作ってようやく平静を取り戻したので、鉄道会社の忘れ物センターに電話をした(←実はよくお世話になっている)。
リ「黒い手提げ袋で、中身はピンクのハンカチに包んだお弁当箱、カラのペットボトル、うーんと…、あっ、本も入ってます」
係「本は文庫本ですか?単行本ですか?題名も言ってください。」
リ「えーと、『知の編集工学』です。文庫本です。」
係「電車は、何時の、何両目に乗ってたんですか?」
リ「○○駅を19:59に出た電車の1両目のいちばん後ろの右側の座席です」
電話が保留になること数分、
係「ありましたありました。『知の編集工学』ね、入ってたそうですよ。終点の△△駅事務室で預かってますからね、24時まで開いていますからね、取りに行って下さい」
というわけで早速駅に向かったけれど、下り線に乗って終点に行ったところで戻ってくる上り線の最終がないことに気づいて、飛び乗った電車から急遽飛び降りた。うちの辺は、下り線最終の2時間前に上り線最終が出てしまうという恐ろしい地域なのだ。たかがカラの弁当箱のためにタクシー代を払うわけにはいかない。
というわけで、しばしの別れだ、松岡正剛。
明日は飲み会だから、取りに行けないよ。