日曜にカリフォルニア州のリングにて行われた試合を知ってますか。
圧倒的不利の予想の中で元4階級王者のロバート・ゲレロと対戦し判定で敗れた
帝拳ジムの亀海喜寛が高く評価されているみたいです。
この試合はぼくも観ました。
お互い身体を預けながらショートレンジの打ち合いが多かったです。
亀海が効いてしまった場面もあったけれど、ゲレロも左目が大きく腫れたし結構効いていたと思う。
判定は117-111、117-111、116-112の3-0。
でもスコアほどの差はなかったようにも感じます。
亀海は国内では無敵モードに入ってから久しくて
もう1歩先に進めず世界に挑めない状態が長年続いてます。
この試合だって仮に勝ったとしても何のタイトルも賭けてなかったし。
でもですね。
あくまで個人的な見解ですが。
現在のプロボクシングの世界チャンピオンの価値は疑問です。
強くてもなれない事もあるし、さほど強くなくてもなれちゃう事もあるし。
これだけはハッキリ言えますが
現代のプロボクシングの世界チャンピオンってのは世界№1と言う意味ではありません。
大人の裏事情だらけでなんともつまらない競技に成り下がったものですが。
そう考えると「世界」の冠にこだわる必要は無いのでは?って思うんです。
そんな事より今回の亀海の試合はボクシングファン以外に全く認知されていなくても、
目の肥えた真のファン及び関係者は高く評価したと思うんです。
亀海が本当に強い選手だって事はボクシングファンなら誰もが知っている。
今回それを証明した。
もうそれでいいんじゃないかって。
もし仮にこのまま世界チャンピオンになれなくても。
マエストロの異名をとる亀海喜寛。
日本チャンピオンの小野寺洋介山を破った試合。
帝京大時代に当時専大1年の川内将嗣を圧倒した試合。
まだ世界の冠が見えない頃の闘いぶりも見所満載でした。
いつの間にか30歳を越えてますがね、
まだもう少し見ていたいボクサーの1人です。
押忍