copyright (c)ち ふ
絵じゃないかおじさんぐるーぷ
それに、目の前で次から次へと、
ファファから教わった変身術を使って姿を変える、
はるかに畏怖の念を、抱いたことも否めません。
このようにして、
はるかは秀長の寺存続の証文を、
手に入れることが出来ました。
次は、少し前に旅立った、
平二郎の後を追わせることです。
いくら信仰のためとはいえ、
戦争の誘いに乗って、
戦闘に加わり戦死した者、
感心出来る仏の道ではありません。
戦争など避ける中道の行いこそが、
仏に仕える者の取るべき道なのであります。
戦闘参加は、中道から見ると、
極端な位置にあたるものなのです。
どのような戦争と言えども、
戦争は中道には、ほど遠いのです。
といっても、平二郎は信仰と寺の存続のために
戦ったのですから、
それは己を利するためだけのものではありません。
点数をつけるとすれば、マイナス60点、
プラス30点ぐらいでしょうか。
考慮する余地はありそうだということでありましょう。
つづく