前回に引き続き、八九式中戦車乙型を組み立てます。今回で組み立てが完了します。
誌面上で結構詳しく解説されている部分もありますので、本ブログと誌面と読み比べながら製作すると良いかも知れません。
前回はマフラーの排気口を開口しましたので、今回はマフラーカバーの製作から。
作例ではマフラーカバーの一部にメッシュを貼っていましたが、金網なしの資料写真もありましたので、金網なしとしました。
まず、枠部分を傷つけないように気を付けつつ、あまり肉が残らないように0.5mmのドリルで枠に添って穴をたくさんあけます。そして、穴同士をニッパーやナイフでつなげるて金網部分を外します。この際、作業が進むほど部品が壊れやすくなりますので、ニッパーよりもナイフで少しずつ表面を削るような感じで作業をすると良いでしょう。
このままでは、枠がガタガタですので、ヤスリで仕上げます。ヤスリはアロンパした#240の紙ヤスリを使用しました。(こういった狭い場所では重宝します。)
なお、マフラーカバーはマフラーの塗装、ウェザリングが困難になるので最後まで接着しません。
続いて、マフラー本体の下側が肉抜きされていますので、ポリパテでパテ埋めしました。
普通に組み立てる分には問題ないと思いますが、マフラーカバーの金網を除去したので少々気になりました。
車体は足回りを除いて完了しましたので、砲塔を組み立てます。
砲塔はあまり注意することはありませんが、仮組み時に問題点を見つけました。
私の保管が悪かったのか、たまたまハズレを引いたのかわからないですが(他の方の話ではこんなことはなかったということでした)、砲塔の上パーツと下パーツのすき間が思いっきり空いてました。ちょっと写真を撮り忘れてしまいましたが、こういった場合の対処法は次の通りです。(説明しなくても分かります?まあまあ、そんなこと言わずに。)
まず、部品を指で押え隙間をなくした状態でマスキングテープで固定します。
続いて、テープで固定した状態で流し込み接着剤を接着部に流し込んで接着して終わりです。この後、テープの固定は接着剤が完全に乾くまで解除しません。(1~2日位は最低でも保持しましょう。)
なお、この際砲塔上パーツの角部に接着剤を塗ってプラスチックを柔らかくすると尚良いでしょう。
砲塔部分の組み立ては後は説明書通りに組み立てれば大丈夫でしょう。
続いて足回りの組み立てです。
まずは上部転輪の組み立てから。まあ、注意事項は特にありませんが、転輪が非常に小さいので私はこんな風に組み立てました。転輪そのものはランナーから切り離さずに軸部分を接着して、接着剤が乾いたら転輪を切り離してゲート処理を行ないました。
こうやったほうが、ゲート処理もしやすく部品もなくしにくいです。
下部転輪の処理も組み立て後にゲート処理しました。(誌面にありましたね。)
なお、この際はゲートの位置を合わせて置くと処理が楽になります。
さて、誘導輪と起動輪の組み立てです。まあ、部品を接着するだけなのですが、組み立てた時には必ず覆帯が組み付くことを確認しましょう。付属の軟質プラの場合はそうでもないのですが、連結式の覆帯を使用する場合は最後の最後で「覆帯が組みつかねぇ!オーマイガー!!」となることもありますので忘れずに。特にこの車輌は起動輪、誘導輪の取り外しが非常に困難ですので必ずチェックです。
さて、ここまで来たら後は、OVMを組み付けて、星章を接着して完成です。
が・・・星章をなくしてしまいました。床に這い蹲り、掃除もしたんですが見つからず・・・。
結局、0.5mm厚のプラ板で自作しました。(3個も作って、出来の良いものを付けましたが、ヒトデっぽい・・・コイツも途中で無くしまくりで4時間も掛かった。)皆さんはなくさないように気をつけてください。
最後の最後でトホホでしたが、組み立て完了です。
覆帯とマフラーカバーはまだ組み付けていません。塗装、仕上げ後に組み付けます。
次回の塗装編では迷彩塗装と細部の塗り分けを行ないます。
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