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いつも大阪のカメ関連の活動でとてもお世話になっている「和亀保護の会」の西堀会長のFacebookの投稿を
お勉強になる内容でしたので、ここで許可をいただきシェアさせていただきます。
(ご本人のコメントでは、「あんなに反響があるとは予想だにしておらず、(FB友達に愚痴って、ほんまやなーと同意してもらうくらいのつもりだった、とのこと)推敲もせずに下手くそな文章ですがどうぞ、とのことです。)
西堀会長は、大阪拠点に2004年から会を発足し(それ以前から活動はされていらっしゃるそう)カメの保護活動をされています。
(以下、シェア投稿内容です~)
先日、テレビ東京の「池の水全部抜く」の担当者から電話があった。「最近外来種が増えて在来種が少なくなったため池を教えて欲しい」とのことであった。
確かに今まさに外来種が増加しつつある池で外来種を防除すれば、効果も見えやすいだろう。しかしそんな都合のいいため池はそうそうあるわけではない・・・外来種が定着繁殖して長い時間が経っているところか、僅かに入っていて、今後増えそうなところは思いつくが・・・。そして何より不愉快になったのは「この時期に言うなよ」である。この時期に言うということは、これから夏にかけて水を抜くということである。それは「池干しをわかっていない」もしくは「水を抜くことの第一の意味がテレビ(視聴率)のため」ということである。地域の人が望むというならともかく、私が関わっているため池ではやってほしくないと思った。
和亀保護の会が活動している東播磨のため池では、池干し(かいぼり)が普通に行なわれている地域であるが、そのシーズンは主に10月から翌年の1月頃である。田植えの時期までに水が入りきらないと困るので、だいたいは年内が多い。
農作業が終わる秋以降に水を抜いて、ため池の堤体や底樋などをチェックし、傷んでいれば修繕・補強する。水底の泥を干して水質を改善する。最近は行われていないが、水底の泥は持ち帰って畑の肥料として使っていた。食糧事情が悪かった時代には池干しの際に捕獲する魚類や貝類は貴重なタンパク源でもあった。
また、池干し時の泥水は水路を通って川へ、そして海に流されるが、栄養塩の含まれた泥水は、東播磨の場合は瀬戸内海の海苔を色よく育てる効果もある。
現在も農業が行われている地域の池干しの第一の目的は、昔と同様、ため池の修理であるし、水質改善も重要であるが、魚とりは住民の親睦・楽しみや外来種の防除(在来種の保全)の意味が大きくなっている。都市公園などの農業に関わりのない池の池干しでは、水質改善と外来種の防除(在来種の保全)が大きな目的になるだろうが、いずれにしてもしっかり計画して行わねばなるまい。
さて、農業に関わるものであれば、池干しの時期は自ずから決まって来るが、外来種の防除(在来種の保全)を目的とする場合でも同じである。暑い時期の池干しはタブーである。涼しい(寒い)時期なら時間をかけて水を抜くことにより、在来の魚たちは多少の酸欠状態には適応し、泥に潜って池干しをやり過ごす。ところが夏は水深が浅くなれば一気に水温が高くなる。そうなればどんな魚もほとんどは死んでしまうのだ。いくらエアポンプなどを持ってきても助けられる在来種は限られる。焼け石に水である。・・・いや、実は真冬でも魚は死ぬのである。その数が少ないということである。しかし次のシーズンまでに十分数が回復するだけは残るのである。冬でさえ死ぬのに夏にしようとするなんて、クレージーと言うしかない。
植物に関しても然り。東京の井の頭公園の池では本来の時期に池干しし、イノカシラフラスコモが60年ぶりに復活というニュースが聞かれた。そういう嬉しいニュースも時期を間違えれば、なかったかもしれない。乾燥が引き金になって発芽する水草も、適切な時期に干すから発芽するのである。
担当者の方にも「これからの時期に池干しをしようとするため池はない」と言っておいたが、果たしてどうなることやら。
(写真は数年前の10月に行われた加古川市のため池の池干し)
(シェア以上~)
個人的には、もうそろそろこちらの番組は池の企画は潮時、というネットの意見にもう一票です。
意見と知識の出し合いならいいものがうまれるはずで、それこそホモサピエンスの仕事なのかな・・・?と。→頭がうまく回りませんが(私はかけ橋的な「媒体」なので^^;)。
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けっきょく 愛 ・・・
かな。 ね、らんちゃん?