かめさんの輪(かめりん)♪

カメ好きです。活動している方をお手伝いしたり、学んだ情報を共有しています。どのカメさんもしあわせにと願っています。

第1回・生き物マイスター講座~伊丹の自然と猪名の笹原~

2014-09-07 22:28:28 | H.26.生き物マイスター講座
とつぜんですが、兵庫県伊丹市のみどり公園課さまの企画で参加させていただくことになった

「生き物マイスター講座」。

半年間・全15回・講座とフィールドをおりまぜ、各講座・先生をお招きしての

お勉強をさせていただける・という内容。(最終回・3月にはかめちゃんも。。。くふふ。。)

先日第一回目が開催され参加、許可をいただきましたのでアップさせていただきますね。
              


兵庫県立大学 名誉教授
兵庫県立人と自然の博物館 特人研究員 服部 保 先生

伊丹の自然・といっても、伊丹にはあまり自然がなく、先生の研究はいなの(地区です)・ということで

いなのを例にとっての説明です。。(ちょっと文字ばかりで、わかりにくいかも。。)

まずは、生体系の底辺をささえる・植物についてのお話です。

森・林・草原など、いろいろな自然がありますが、いつから・どうやって成り立っているのか・

どうやってできたのか、できているのか・など知るお話です。


ゐなの の位置。 北は阪急宝塚線、南は阪急神戸線、東は猪名川、西は武庫川に囲まれた台地。



1.伊丹台地。

水がない。ため池造成。  あまり雨のふらない・農業の地域にため池はたくさんみられます。



2.ゐなの という地名

(3.4)日本書紀・万葉集などに出てくるそう。為名野牧・という名称によって、かつて伊丹台地の一角に

まき(牧場)が存在したということがわかるそうです。

万葉集・歌などたくさん「ゐな」が詠まれています。

有名なのが 大弐三位

~有馬山 ゐなのささはら 風吹けば いでそよひとをわすれやはする~

↑歌枕になるほど 有名な 「ゐなのささはら」

(しかし、実際はナント・見たこともないのに使用していたそうです~。当時の流行か?

「自然にできた 荒涼としたイメージ」・だそう。たくさんの歌に詠まれています。)


5.ゐなのにひろがる「ささはら」「ふしはら」「牧(まき)」

(柴原・をフシハラ・と歌に詠んでいます。同じものだそうです。)

(1)ささはら・とは。。。
ササの草原・牧、牧草地。

(2)ふしはら・とは。。
伏原、柴原、低木群落・・・燃料生産

(3)牧
奈良・平安時代に牧場の存在

「荒牧」という地名は、牧のあったなごりか。

草原・・・牧場・ゴルフ場・公園・採草地 ←ススキ原。採草とは、屋根用(かやぶき)の草地。

人が利用するための、管理の行き届いた場所。



人の手が加わっていない時は樹林。温暖化で照葉樹林(クスの木など・お日様にあたると光る葉っぱ)。

日本のほとんどがこれで、沖縄も照葉樹林だとか。

人の手が加わっていないところは「照葉原生林」といって、大木があります。(かつては伊丹にも存在)

お寺なんかには、原生林も残されています。(拝殿裏の森に神様が棲む・と言われていたから)

(明治神宮は人工林)


ささはらは、ネザサ草原(低管理の草原)。手入れがあまりされていない草原。


自然にできた針葉樹林を破壊し、今度は人の生活上の生産性のある

○水田・畑(食糧生産)

○果樹園(タチバナ←みかんなどのかんきつ類のこと。)

○半自然草原(牛さんが食べる草などでお手入れされている・かやぶきの草が生えると刈り取り使用する)

○里山林(燃料)

里山・・・10年に一度 伐採。←伐採の周期を短くすると、高木がなくなり低木しか生えなくなる。


里山の、伐採の時期・周期をばらばらにしている例。いろんな高さの植物が。



草原まとめ。ネザサは、横幅1cmくらいの長い葉っぱ。(次回画像アップしますね)

○ススキ草原(年一回採草)

○チガヤ草原(年2~3回採草←ススキ草原よりこまめ。低い草。)

○シバ草原(チガヤ草原よりさらにこまめな刈り取り・や、牛などがたべて短くなる。)

○ネザサ草原(低管理・低密度放牧←あまり管理されていなくって、草ぼ~ぼ~な状態。

放牧も広さのわりにはあまり牛などがいない状態。)


ススキは穂がすこし茶色っぽく、まっしろな穂は「オギ」。

万葉時代の「あさがお」は、キキョウのことだそう。


秋のナナクサ・ってよく耳にしますが、どんなものかあんまり知らないですよね?

(コンビニのメニューに期間限定で登場しますが・・・^^;)次回画像も一部アップしますね。




秋の七草は、絶滅寸前。。。やまとなでしこも、ぜつめつすんぜん・・・??←先生がおっしゃったんですよ~。

このあたりは、次回も説明してくださったので、割愛。つ~づく☆

・・・ちょっとむずかしい??うまく説明できてるかな。。。

9/12:ちょこっと追記しました。

都会などには自然がないし、生物多様性などを考えたりする必要はないのでは・・・?という

声もあるそうですが、とんでもない・都会こそ、考えて、実行していかないと・ということだそうです。

なんでか?というお話も、また次回にちょっと触れますね。

この地域では「ゐなのささはら」を、生物多様性いたみ戦略・で、この地区のもともとあるものから

作る・を実現してゆこう・と取り組みをされてゆくそうです。今も市役所の一角に

実験的に作っていらっしゃるので、次回の講座紹介時に画像などアップしますね。

これが、どうやってかめちゃんにつながってくのか・・・?いっしょに考えてくださると

うれしいです^^。
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次回はみどり保育園の子たちの近況かな~。

~お~まけ☆~


この場所がすきで よく ほしほししてる クロたん。(アカミミちゃん・黒化の男子☆)

「次回は ボクの きせきの ショットも 公開するで。。。」・・・ほれるなよ☆

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