かめさんの輪(かめりん)♪

カメ好きです。活動している方をお手伝いしたり、学んだ情報を共有しています。どのカメさんもしあわせにと願っています。

川の活動と、17袋+大型不法投棄のゴミ収集。

2017-01-28 00:09:05 | 野外(川・池)のカメ調査レポート
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寒い日が続きますね、みなさまお元気でお過ごしでしょうか。
きょうは関西はとても暖かく感じ、なんだか元気をもらいました。
更新のない間にも、ぽちっと応援いただき、ありがとうございます。いつも
とてもはげみになっています。

今月の川の活動は月末だったため、すっかり普段動かないせいで体がなまりまくって
筋肉もすっかり落ち、贅肉となまけぐせがはげしい今日この頃。

待ち遠しかった川の活動日。

この日はわたしと同い年の「のんちゃん♪」でご縁をいただいて以来川に何度か来てくださっているK子さんと、
昨年の「ぶりくら市」で声をかけてくださった「かめさんの輪♪」読者さまのTくんも参加。

このポイントも調査は、すごく久しぶり、とのこと。かめさんもどのくらいいるのか気になりますが。。



ゴミ、ごみ~~。この人手を、思いっきりゴミ拾いに生かせるではないですか・・・!と張り切る私。



「かめの手」を持つ会長。手を入れるとかめをつかんでいます。思わずTくんが「すごい・・・」とつぶやいています。



さ、私も。。と入ってがんばり、、ましたが、かめさんのいそうな場所に行きたいのに
たんびに出没するゴミを見捨てられず。結果捕獲したのはアカミミさん一頭のみ。←ありがち


見えますでしょうか?左上のみどりみどりしたうんち。ヌートリアのうんちとはまたちがった
形状です。そしてヌーの場合は川にどんぶらこ~流れてきます。
。。冬ですが、ちびヌーがいて、陸場ですごしている、とか・・・?なんのうんちかナゾです。


そして食い散らかされている根っこ。これはヌートリアのしわざだそうです。
食べるにしても、散らかしすぎですね。


また陸地のセイヨウカラシナのはっぱも同じくヌートリアの食べたあとが。

とうとう普段から川の活動をされている地元のNPO法人の方が、「ヌートリアの防除」に
取り組まないと、と考えてくださりはじめたようです。
防除には資格が必要で、ワナかけをして捕獲する、という手段をとるのだそう。
げっ歯類なので、到底素手では恐ろしいですし、どんくさいオバサンにつかまるような
動物ではないですよね。

そして今回はすごかったのです。

45Lのゴミ袋ですが、袋の数で17袋。プラス袋に入れられない大型ゴミ。


袋には「ビニールゴミ」「缶・ペットボトル」「衣料品」「食料品の容器や袋(ビニール)」「テニスボール」
など。
大型ごみは「原付の前輪と部品」「毛布」「自転車」「BBQセット一式」←遊んだ後投げ込み?
「古タイヤ」「自動車のリップスポイラー」「カゴ」「パイロン」「金属ゴミ」。。。


特に多いのが最初のふたつ、「ビニールゴミ(多いのはレジ袋)」と「缶・ペットボトル」です。これが多いのは毎度です。
ビニールは自然に帰りませんし(特別な製品以外)海まで流れると「マイクロプラスチック」
となって漂い、有害物質を吸着し生物の口から体に入ります。
そして川では、ナイロンの袋の中に入り込んだ生物が死に至ることも。。

いつも書きますが、缶やびん、その他のゴミは流れてかめが潜むのを好むような場所に
おさまっています。

なので一生懸命取り除きます。もちろんそれ以外の場所にも、「手をつっこめば」ゴミ、という
ありさまです。
ゴミ箱がわりに川に投げ込まれているかんじです。

このポイントは比較的下流で、ぱっと見「きょはゴミほとんどないね」といった風でも
川の底やわきに大量に沈んでいました。。。
普段来ない場所というとこで長時間沈んでいるのとこの場所の性質上、ゴミが
泥だらけで、取り除くのに時間がかかり、重たくなっています。

そんな川の中のゴミを、わざわざ入ってとるような方はいないので、かめの調査の時にしか取れません。
この日はTくんという大きな戦力もあって、いままでの知る中では一番大量にごみを集めることが
できました。

かめさんそっちのけで?
いえいえ、TくんもK子さんも、会長はもちろん、たくさん捕獲してくださっていました。
川は参加2回目のTくん、足でかめさんを捕獲も!・・・すごいです。
K子さんもちいさい体ですが、たくさんゴミを集めてくださっていました。

そして測定。

みんな元気そうでした。
クサガメがたくさんいて、元気そうだとほっとします。
それでもこの場所はすこし以前とはようすがかわって、かめさんもずいぶん減っているそうです。
中州が減り、かめの潜む場所が減って、なんだか水深も浅く、かめの好むような雰囲気ではなく。
(いつも保護上ぼんやりとしか書けない事情があり。すみません。)



う~ん、この子は、、狭い場所で飼育されて遺棄された、とか・・・?甲羅の変形は
見たことのないような形状パターンです。



甲羅がぶあつい目にむけています。自分のうちのクサガメも、ちょっとぶあつく
むけていて心配なのですが、甲羅の脱皮としてはこんなものでふつうなのかな?と思いつつ。
いつも飼育スペースでは限られた環境なので、自然下の先輩たちが生きたお見本、お手本です。


びっしりとキッコウジュズモ。。


腹甲(ふっこう)も画像をとらせてもらいます。「ひっくりかえりたい~」


うるうるお目目がかわいいね。クロクサ(黒化のクサガメ男子)。


「はやくおうちにかえりたい」


おしりのあたり(右側)にびっしり「ヌマビル」の卵。水でふやかしてとってあげました。

測定後、川にお帰りいただきました。寝ているところをじゃましてごめんね。
みんなが少しでも寝やすくなってるといいな。そして無事春を迎えられますよう。

*****

私は途中で川ですべって結構濡れてしまい、帰り際に急激に弱ってしまいすぐに解散
させていただきました(皆様すみませんでした。。)。
脂肪の量が増えて筋肉が落ち、余計に冷えまくってしまいました。なんとかしないと
また転職するはめになってしまうので、がんばります。
今の職場はとにかく運動しないので、以前それが原因で辞めて動くバイトを長年していたのです。
春にみどり保育園のかめたちが起きてきたら、水替えはとにかくたくさんしますので体力がつくといいのですが
逆にその体力もなかったら笑えません。すぐに暑い時期が来て、消耗するはめになりかねませんね。

もっと野外でのカメ活をしたいのですが。。時間のとれる限りは。
そんな心配も杞憂になるように。

              

ただ今里親さま募集中です。ちびの「みどりちゃん」は譲渡予定です。しっかり
アフターフォローします。あと「いちごちゃん」はまだお問い合わせなしです。
それぞれどうか素敵なご縁に恵まれ、幸せになりますよう。

ペットのおうち

次回は「淡水ガメ情報交換会」の告知をアップします。(3月4・5日東邦大学)
PCでごらんいただいている方にはトップページの冒頭にアップしていますので
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4 コメント

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お疲れ様です。 (クロカメ)
2017-01-28 06:03:06
 寒い時期の活動、本当にお疲れ様です。それにしても、大量のゴミですね。ただでさえ冬眠するスペースが少ないのに、このゴミで更に減ってしまいますね。
 写真の甲羅が変形したクサガメは、必死で首を持ち上げようとした痕跡かと思われますね。狭いスペースで比較的深い水の量、その中で、必死に首を伸ばして息をしていた様に思えます。見ていて心が痛みます。
 時間的にも、体力的にも、野外での活動は、難しいですが、里親さんの飼育相談や飼育指導なら、僕にも出来ると思います。もし、何かありましたら、ご連絡ください。
 
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お久しぶりです。 (まんちゃん)
2017-01-29 23:23:35
こんばんわ。
お久しぶりです。
寒い中での川の散策調査ご苦労さまです。
近頃、クサガメの住む川や池が少なくなってますね。もし住めたとしても外来種のアカミミガメやハナガメに追いやられてますます住みづらくなって来ていますぬ。
話は変わりますが「misono」は現在同居亀のお姉さん亀たちと仲良く平和に暮らしていますんでご安心ください。
返信する
おそ~くなりました。 (ぽちこ)
2017-01-31 21:26:30
>クロカメさま~
連日多忙な中、コメントありがとうございます。
このゴミの量は、実際見て見ないと伝わらないな、と毎度思います。そして重たいです。
甲羅の変形、確かに頭を持ち上げると前が反り返る子がいますよね。この子はさらに甲羅の背中あたりがすごく盛り上がっていて、ナゾなんです。
すっかり野外の子になって久しそうなので、元気にけがもなく過ごしてそうなようすです。
いつもいろいろとありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。そして持病の件、どうぞ暖かくしてご自愛くださいね。
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こんばんは。 (ぽちこ)
2017-01-31 22:05:56
>まんちゃんさま~
コメントありがとうございます。
実際クサガメの住む場所は、この川に関しましては人の手で壊されている要因がとても大きいと感じます。この場所はゴミもそうですが、ここ近年は川底のならし工事で平坦に埋め立てられて、中州が消え、水深が浅くなって土壌の性質も変わってしまったこと、ヌートリアが掘りまくって中州の形状までも(減少)変わってしまい、これもカメの好む場所が消失したこと、木の伐採で川の中州の形状が変わり(切ってほしくないのですが、何度も切りたがる人がいて防げませんでした。。)カメの潜む場所が消失したこと。

どれをとっても、ここをカメに「見放されて」しまうような気がしてなりません。

「misono」ちゃん、元気で何よりです。そちらは日々どんどん新しく生き物が増えていてとても驚きました。本当にくれぐれもご自身のお体をご自愛くださいね、春にはこちらも待ったなしでカメのお世話が激化しますので、今のうちに人間の準備は生活体力含めて万全にしておこうと日々片づけなどに励んでいます。うちはもう増やす予定はなく、頭数を減らすのが切実な目標です。

かめさんはかわいいに決まってますもんね。何頭でもどの子も本当にかわいいですが、実は私の場合は飼育は一頭が理想なんです。現実とのギャップと夏の日差しで毎年ボロボロです。カメにはみんな狭い場所で申し訳ないです。いきいきとQOLを確立できる暮らしをしてもらえたらいいのですが。
お互いのかめさんが、無事冬を越して春には元気な顔が見れますよう。
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