ボスを無事捕獲

急いで捕獲器を持って公園へ着くと、
ボスは公園から道路に出て、帰っていってしまうところでした。
急いでボス～、ボス～と呼んだら公園に戻ってきてくれました。

捕獲器をしかけようとしたら、ここの植え込みにいる黒猫ちゃん登場。

くぅとらママも出てきたので、急いでご飯をあげました。

黒猫ちゃんはニャ～ニャ～鳴いて近づいてきてしまい、

まずはこの猫ちゃんにご飯を少しあげて、
続いてボスにご飯をあげていたら、通勤の人が傍を通り皆隠れてしまいました。

ボスは植え込みの中に入り、ここでご飯をもらおうとなかなか動きません。
ご飯を見せながら、おいで～と植え込みの外に何度も呼びました。

暫くしてボスは捕獲器の傍に出てきました。
でも、黒猫ちゃんもずっと傍を離れません。
何度も黒猫ちゃんが捕獲器に入ろうとして、とめるのが大変でした。
この猫ちゃんは慣れているけれど、触ることはできず、
あまり近づくとシャーと手を出すので引っ掻かれてしまいました。

あと少しと言うところで、犬友さんが3組登場～。
その度に凹みながらも頑張って仕切り直し。
みんなの公園、朝早くても捕獲するのはなかなか難しいです。

ボスは捕獲器の半分まで入っては、
後ずさりして出るを3回繰り返し、どうしても台を踏みません。

どうしよう・・・、
4回目は私の背後に捕獲器がありました。
ボスが入りかけたので、一か八かでそっ～と振り返り一気にボスのお尻を手で押しました。
捕獲完了～。

捕獲できるかは本当に紙一重だったので、
しばらく心臓がバクバクしておさまりませんでした。
ボスはとても頭がいいので、途中からやっぱり無理かもと思っていたので、
捕獲できて自分でもビックリしました。

その後動物病院へ連れて行って、オペをお願いして
夕方に迎えに行きました。

ボス、おつかれさま。

耳は以前から桜耳のような傷があったので、
これで目印になるので、更に深くはカットしませんでした。

自転車に乗せてゆっくり公園に運び

リリース前にご飯タイムと、缶詰を開けて準備をしていたら、
この日は防犯パトロールの日との事で、公園に自治会の方が15人くらい集まってきました。
猫の餌やりするなら、自分の家に連れて行ってくれと言われる方がいて、
ＴＮＲ活動の事や、子猫は捕獲して里親探しはしたけれど、
親猫は捕獲も里親探しもなかなか難しい事など、色々話をしました。
猫好きの方は賛同してくれましたが、
嫌いな人は話をしても辛口の意見ばかりで辛かったけど、
思いがけず意見交換をする機会がもててよかったです。

自治会長さんもいらしていて、最後には数人の方に、
捕獲お疲れ様でしたと言って頂いてホッとしました。

自治会の方達がパトロールに出発した後、ボスにゆっくりご飯をあげました。
お腹空いたでしょ、いっぱい食べてから帰りなね。

さすがはボス、肝がすわっています。
きれいに完食してくれて、安心してリリースできました。

ボス、捕獲させてくれてありがとう。
怖い思いをさせてごめんね。
これからは穏やかに暮らしていこうね。

ボスだった猫のオペ後、どうなるか分からないので心配です。
ずっと見守っていこうと思います。