テレビの録画一覧を出して前に録画したタイトルを流し見する。
そこにあった「卒業」。尾崎豊は関係ない。調べたら1968年6月日本公開とある。中学3年の頃だ。言わずと知れたダスティンホフマンの出世作。僕は高校受験した後の結果発表の前の休みに初めて一人で映画館に入った。その時から「ロミオとジュリエット」が僕の趣味欄に「映画鑑賞」と書かせることになる。6月の頃はまだ目覚めてないから「卒業」を見たのは高校生になってから二番館いや三番館くらいだろうか。
年上の女性に憧れる気持ちは充分に分かるのだがそこまで年上って不味いんじゃないか?それでも少年の心は結構昂った。それが元でその彼女の娘との恋愛は厳しい試練の連続になる。ロビンソン夫人との不倫は1ヶ月以上も続いていたのを覚えてなかった。あのおどおど青年が娘エレンに対して大人ぶった態度を取れるのも実はロビンソン夫人、エレンのお母さんのおかげなのかもしれない。というかそれに違いない。一度は引き離されて大学に戻ったエレンを追いかけるベン。今考えたら立派すぎるストーカーなのに昔は一途な青年に見えた。
この映画を見てサイモンとガーファンクルにも目覚て何枚かレコードを買った。今ならどんなアレンジで聞かせてくれるのだろうかとも思ったがこれはこれで正解なのだろう。そしてベンとエレンはどんな人生を歩んだことだろうか?15歳の時に見たカップルは絶対幸せになってるだろうと思ったのだが今は違う目で見てる気がする(笑)金婚式を迎えてるかなぁ。だといいね。
Simon & Garfunkel 映画「卒業」 The Sound of Silence