しょーがない

誕生日が過ぎて20日以上経ってようやく免許の書換に行けた。いや行こうと思えばいつでも行けるんだがこの仕事をやってからという気持ちがあったのでここまで延ばしてしまった。

朝から行くと混雑しそうな気がしたので15時受付の会に間に合うように仕事場を出た。出ようとした。まずメガネを忘れないように。実はメガネが必要な運転者なのだがなくてもよく見えるのでそばに置いてあるだけで普段は使ってない。違反っちゃー違反なんだろうがその方がストレスなく見えるので安全運転につながるという論理。でもこれは何かがあったら僕が悪いことになる。この前車検だったので車のトランクに段ボール一個に纏めてあってその中のどこかにある。しっかり見つけて持った。そしてカローラスポーツの方ではなく軽トラで出かけた。1分走ったところでそういえば写真撮るから櫛があったほうがいいかと思って仕事場に戻る。カローラの方にあったのでそれを持った。そこでそういえばメガネはどこに入れたっけ？と探し出す。

ないないないない、、、あれ？ない。探しても無いので軽トラに置いてあるはずのしょぼいメガネでもいいかと探す。ダッシュボードにあった。これはツルが緩くなっていて掛け心地が悪いがしょーがない。それで出発したのだがそういえば櫛はどこに入れたっけ？バッグの中だったか。ちょっと探したが見つからないので諦めた。何のために戻ったのかさっぱりわからん。

忘れてしまったのでしょーがない。

昔は無料だった試験場の駐車場。建物が新しくなって500円いるようになった。まぁこれくらいはしょーがないか。

何年か前に一旦停止で捕まったのでまた違反者講義を受けなければならない。ちゃんと安全確認して車や人がいないことを確認してその場を出たのに止まってないと言われて捕まったのだ。腹立つ。腹立つがいつも運転するたびに実は速度違反を必ず絶対してるのでまぁしょーがないと思うことにする。ポジティブなのだ。

大きな教室で講義が始まった。300人くらい入りそうな会場に30人くらいか。

横一列15脚くらいある椅子の一番前の椅子を選んで座った。

講義が始まってすぐに後ろの方で座っていた若い女性がよそ事をしていたみたいで講師に指名された。「あなた、一番前のこの席に座りなさい。」

僕の三つくらい隣の席を指定された。一番前に座っているのは僕とその彼女だけ。

講義が後半に入った時、また「そこのあなたスマホなんか見てちゃダメ。一番前のこの席に座りなさい。」と前に出された彼女のもう三つくらい向こうの席に座らされた。

一番前の席、第一指名の彼女と第二指名の彼女と僕。なんか僕も彼女たちと同列の人間に見えてしまった。同列の人間なんだけれど。

2時間の講義が終わって無事免許証の交付。やっぱり顔が気に入らん。

これもまたしょーがない。本当の自分なんだからなー。