ニ十三日
午前七時。朝食。ホテルならばバイキングスタイルで量もあるのだが・・・。
早々と済ませた。煙草の自販機を捜しに外へ出た。
肌寒い。亜熱帯の沖縄でもやはり冬は冬であった。
だが、殆ど同緯度にある小笠原はこの時季でもTシャツで過ごせた。海流の関係だろう。
ダイビングサービスより電話。ボート欠航。
ビーチエントリー出来る海岸を捜しているとのこと。
・・・連絡待ち。
・・・本日中止。
レンタカー。那覇以南は昨秋タクシーで巡ったのでひたすら北上。
本島だけあって道は整備されていた。
暫く走ると道の両側がフェンスに覆われていた。嘉手納基地だ。爆音。戦闘機が頭上をかすめて行く。
国道を左に折れて残波岬に向かった。暫くして大きなリゾートホテルが見えて来た。残波岬ロイヤルホテルだ。
流石に県内一位である。我が町の観光ホテルとは規模も施設の充実度も段違いだ。
「ここで写真を撮ろう」四品川とYKが叫んだ。車を停めた。
「友人にここに泊ったと見栄を張るのだろう」
「まあ・・・ネ」
私はそれよりその眼の前にあるビーチの方に興味があった。
プライベートビーチか?。
幅五十メートル。長さは二百メートルほど。
両側には堤防が突き出ている。人工の砂浜のような気がする。
夏にはビーチパラソルの花が咲くのであろう。
防波堤の先はリーフである。おそらく波は穏やかに違いない。
↑ 公設市場の通りで購入した純銀製?の指輪をつけてはしゃいでいた。
私が海を眺めている間に女三人はビーチを端まで歩いていた。
途中ハイビスカスを手折り髪に刺してご満悦だ。
三人の平均年齢はすでに三十際を越えている。
「お前たちはハイビスカスではなくハイミス糟だ」
読谷村残波の巨大シーサー「残波大獅子」検索して出てくる画像は結構綺麗。改修したものと想える。
巨大シーサー。隣にゴジラを並べたら東宝映画だ。記念撮影。
四品川はシーサーの・・になってはしゃいでいた。
つ づ く
※掲載順位がランダムなのでダイビング記事の目次を作りました。
年代順となってます。
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