OLYMPUS PEN は大ヒットいたしました。
各社からハーフサイズカメラが次々に発売されました。
PEN EEから遅れること一年。RICOHより 初代 AUTO HALF登場。
その後PEN EEシリーズと人気を二分いたしました。
特筆すべき特徴はモータードライブが装備されていたことです。
モーターと言っても電気式のそれではなくスプリングモーターです。
早い話がゼンマイです。
カメラ左。底から突き出したノブで巻き上げました。
さて、写真のカメラは 昭和41年(1966) RICOH AUTO HALF E 四代目のカメラです。
AUTO HALF S(1965)からセルフタイマーを除いたモデルです。¥1、2800
レンズはややワイドよりの 25mm(135の35mm相当) F2.8
固定焦点ゆえに被写界深度を深くしたかったのではないのかと。
露光はプログラム方式。レンズ周辺の水玉がセレン式露光系の受光部です。
このカメラのボディキャップが面白い。レンズ・受光部・ファインダーをすっぽり覆う角丸長方形でした。
底部
巻き上げノブの他に巻き戻しクランクも底部にあります。クランクの脇の小窓がカウンター窓。自動復元・順算式でした。
ご覧のように三脚座がボディ側面にあります。この形状では通常の底部に設けるのは困難ですから当然です。
違和感もありますが、しかし、これによりGood!なことは普通に三脚に載せると撮像画面が横になることです。
セルフタイマー付きの機種でしたらありがたいことかと。
もうひとつ。この機種はボディ模様が非常にたくさん存在いたします。
このカメラはクラシックカーがプリントされて居りますが本当に多種多様です。
試しにRICOH AUTO HALFで検索してみてください。シックな物からPOPなものまで!!!!!!の連続でしょう。