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伊豆大島渡航記 セーリング 平成三年十一月(1991)

2022-01-27 12:13:23 | 写真 海

 YACHT
  日本では比較的小型の帆船の意味にとらえられてますが本来のYACHTとは主に私的航海用の船をさすようです。
 セール(帆)の有無は関係ありません。日本語のヨットはSailboatです。 

 ここでのヨットは日本人の思うそれといたします。

 我ら(共同購入ですので)の愛艇は30フィートのクルーザー。
 船名はS*******S。

 ヨットに乗っていて問われることの多くが「何処迄行きましたか?」
 あるいは「大島に行きましたか?」だ。※関東限定?。
 我らがS******S艇。北は御宿岩和田漁港を少々越えたあたり。
 南は小湊沖で鴨川を眺めただけであった。
 それを正直に「述べると」失望の色がありありと浮かぶ。
 ディクルーズのみなのでこの辺までがいいところであった。

 平成三年(1991) 九月
                                                               
 久々にメンバーのT海が顔を出した。 
一年数か月ぶりだ。パパになったばかりで忙しかったのだろう。

「一級取ったのですか?」
「取ったよ」※90年広島尾道で取得。大島は法令上四級免許では行けない。
「大島、行かないのですか?」
「行きたいのだが連れがいない」
「行きましょうよ。有休を取りますから」
「どれくらい取れる?」
「一週間あればいいでしょう?」
「充分だ」

T海の有休休暇に合わせて計画を立てた。

1 航行予定 
 11月21日より数日
 初日 勝浦~千倉 (約40km)
 二日 千倉~伊豆大島波浮 (60km強)
 三日 大島観光
 四日 大島~千倉 御宿

  

 ヨットは風に向かっては直進できない。ジグザグに風に上って行く。
 実際の走行距離は何割かプラスする必要がある。

 2 積載物及び携行品
  食料(米・インスタント食品・調味料他)
  調理器具(包丁・俎板・鍋・圧力鍋)
  飲料水(水タンク)・予備のプロパンガス・カセットコンロ
  医薬品・衣類・靴・マリンブーツ・現金・予備燃料・係留策
  カメラ・フィルム・ビデオカメラ・テープ
  アマ無線機・ラジオ・電池・海図・KAZI特集号・GPS
  水中眼鏡・ウェットスーツ・海水パンツ・ノ-ト・鉛筆 他

 3 乗員 私 T海 非メンバー一名  陸上からの支援 Y田 ISO
 4 準備・ T海の訓練 物品購入 アンテナマウント取り付け。
 5 好天祈願

  とりあえず簡単な航海計画書を作った。
  まだビギナーであったT海の訓練はほぼ毎週行った。

  十一月十九日
 待望のGPS到着


 ※この当時のGPSは小さな液晶画面(モノクロ、電卓の画面程度)に緯度と経度だけが表示されるだけの物。
  釦により表示がいくつか替えられた。地点をいくつだったか忘れたがメモリーできた。
  それだけの機能で価格はニ十万を越え、高価でした。

 早速説明書を読みながら初期設定 
 しかし二時間を経過しても位置は出ず翌日に持ち越し

  十一月二十日 
 初期設定完了 データー入力 多機能(当時は)ゆえに 、100%使いこなすには慣れが必要。
 夜 メンバーのISOより電話 11/22よりGPSが四日間使用不能(米軍の都合)とのこと。
 せっかく大金を投じて購入したのに・・・。

 少々不安ではあるが出航予定の変更は無し。

 夜十時過ぎ。T海が我が家に到着。明日が早いのですぐに就寝。

 

つ づ く

  後のために  ダイビング編目次 へLINKを貼ることにいたします。

 



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