BRONICA S2 の つづきを掲載する予定でしたが先送りさせていただきます。
三週間前に レンズ専門メーカーの KOMURA 925 を掲載いたしました。その続編となります。
その時はマウントがSR(Minolta)と M42(プラクチカ)でした。
手持ちのデジタル一眼がNikonのみでして試写をするにはフィルムを使用するしかありませんでした。
(マウントアダプターを購入すれば何とかなるのでしょうがそれもバカバカしくて)
つい、先日オークションサイトを覗いたらKOMURA 300mm F5 NFマウント(写真上。下は参考にと925)が出品されてました。
即決価格¥345でした。写真を視るとピントが甘い、レンズはカビが生えているような...。
ヘリコイドが僅かしか回転しないのでジャンク扱いでと記されておりました。
Nikkorの300mmF4を所持してますので光学系が不良品でも問題はありません。欲しいのはNikonに対応するUni-Autoマウントですから。
送料が不明でしたが精々¥1,000くらいだろうと知人に頼んで落札。
先ほど到着いたしました。送料込みで¥1,095でした。
開封。想像したよりも綺麗な個体です。二本所持している925よりもはるかに綺麗です。
ヘリコイドは最短距離から殆ど廻りません。それを承知での落札ですから不満はありませんでしたが。
このレンズの仕様なのでしょう前玉がねじ込み。容易に二つに分かれます。
いずれ分解してヘリコイドを何とか動かそうかと思っていたのでこれはこれで良いかなと。
問題は...マウントが外れません。着脱釦は押し込まれたままでした。
不具合が無ければ写真右(SRマウント)のようにマウントが簡単に外れるのですが。
※オークションサイトではこのNF(Nikon用)マウントのみが数千円で出品されていたことがありました。
マウントが外れなかったのでこんな形で出品したのでしょう。
Nikon F に装着してみました。問題なく取り付け取り外しができました。
しかしピント合わせが出来ませんのでこのままでは価値はありません。
分解の準備です。精密ドライバー と ルーペ そして外したネジを無くさないように容器がひとつ。
いきなり分解はせずに、まずは観察です。着脱釦は引くと定位置に戻りました。
押してマウントを回転させてもやはりびくともしません。
925のマウントを外して観察.....ロックは簡単な構造。....?
マウント部分から後玉を視ると光学系はかなり奥にあります。
注油です。おなじみのCRC-556を外側からマウントとの結合部(青▢)に少量をぐるりと。
数分置いてから、着脱釦(青矢印)を押しながら、抑え気味に往復回転運動。1~2°くらいは動くのですが外れる気配は無し。
暫く休憩。再度試みる。数回左右に回転運動を...感触が変わりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!。
ドライバーは不要でした。
外れました。
925にマウントを装着。
実に50年(+ちょっと)ぶりに Nikon Fに925が。
※ Super KOMURA 300mm F5 自動絞り
発売時期は昭和43年頃? 価格も不明? だがおそらく¥20,000くらいかと。
そのうちに分解してヘリコイドが治りましたら 300mmの続編を
撮影編(天候しだいですが、明日にも) へとつづく