雨になりましたが 仕事は決行
久しぶりに 活気のある現場となりました (^▽^)/
まだ カメラの腕が コツが戻らず
ベストな大きさで撮れない (--)ム!
それでも 売り上げは まずまずだったのかな?
コスモスが 咲きはじめました
今年は 佐久市の方面へ コスモスの撮影に行くのも手かも知れません
お嬢さんは 部活も休みで 一日家に
お昼は バジルのパスタを作って出ました
夕飯は 苦手なんだけど 天ぷらにチャレンジするつもり \(*⌒0⌒)bがんばっ♪
小麦粉50g 水75cc 玉子の代わりにマヨネーズ大匙1を入れると
さくっと揚がるそうなので やってみまーす
具材は 野菜ばかり
ピーマン オクラ しいたけ
我が家の天ぷらは 母が健在だったころから 野菜が主役
だから 結婚して 嫁ぎ先で
天ぷらといったら 海老 鱚 ホタテ … って
凄い 豪勢だと思ったよ ∑( ̄[] ̄;)!ホエー!!
今日は ちょうどタラの買い置きがあったので
タラも揚げてみようと思う 私は秋刀魚をいただき
お嬢さんは 納豆かな(秋刀魚に飽きてきた)
味噌汁は 豆腐となめこです。
明日の ガン検診やだなあ… (w_-; ウゥ・・
先生が女医さんで優しいので それほど恐怖はないんだけど
最近悩まされている 鎖骨中心の痛みのことも聞いてみようかと
はじめは 筋肉痛かと思ったけど
悪化する一方 今は 大きく息をするだけで 痛む
しかも 痛む部分が 広がっている … ?
あー やだやだ 行きたくない。
小説 緑の指は 下げときます。
緑の指(仮) オレンジの日記帳
部屋を案内した手前、 あの母子が気になってしかたのない猫平さんである。
数日前「異変はないか」と電話したら、紫さんが、
「夜になると、うるさくて仕方ない」と眠そうな声で云った。
「やっぱり出るんですね」
「あの女性のものばかりじゃありませんよ。
この部屋に住んでいた人たちの、恐怖心とか、不安などの残留意識がうるさいのです」
それで、壁紙も折角きれいだけど、替えてもいいかと云うので、
ご自由にどうぞと返答した。
どうせもう誰も借りない部屋だ。
壁紙も張り終えたというので様子見に行く事にした。
事務のサヤカさんが、凛ちゃんに…と、たくさんのお菓子を持たせてくれた。
昔ながらの商店街を通り、田んぼが広がる未開発地に向かう。
この辺りは、最近、おしゃれなアパートが目立つようになってきた。
誰も、心霊スポットに住む訳がない。
例の201号室の入口には、きれいな円錐型の盛り塩が、ひっそりと置かれていた。
インターホンを押す前に、凛ちゃんが飛びだしてきた。
「猫さん、こんにちは!」
「こんにちはー。新しい生活はどうですか?」
「わたし、やっと、お姫様になれました!!」
その意味は、部屋にお邪魔して判った。
一緒に買いに行った、ピンクのローズラグ。天蓋つきの白いベッド。
部屋は、完璧なまでの姫系の部屋に変貌していた。
白いドレーッサー、猫脚のテーブル、これまた、ピンクのバラのカーテン。
あの日、揃えられなかったものは、全て通販で購入したという。
「うわあ…」
男にとっては、ちょっと入りにくい部屋だ。
「いらっしゃい、猫さん」
紫さんも、ニコニコしながら出てくる。
「お茶飲んでって、昨日、娘とたくさんクッキーを焼いたんです」
まるで、メイド喫茶だ、これ。
落ちつかない!
「食器はわたしの趣味ですが、部屋はもう思い切って、凛の好きにさせました」
ウェッジウッドのスウィートプラム のカップに、香りのよい紅茶が注がれる。
「本日の紅茶は、フォートナム&メイソンのアールグレイをご用意しました」
英国王室 御用達ですね!
「少々語ってもよろしいですか?」
紫さんは、紅茶マイスターか何かなんだろうか。紅茶に対する眼差しが、普通じゃない。
「アールグレイというお茶のレシピは、実は失われていて、
現在のものは一種の復元のわけです。
だから茶のブレンダーによって微妙に違ってくる。
フォートナム&メイソンのブレンドは、品が良く、強からず弱からず。
ほどよい感じです。のんびりしたい休みの日にゆっくり飲むのがお気に入りなのです。
ミルクと砂糖はいりますか?」
「では、ミルクを。今まで、いろんな紅茶を飲んできましたが、
こんなに香り高い紅茶があったのかと感動しました」
先程の、メイド喫茶というのは撤回する。
ここは、立派な紅茶サロンだ。
「喜んでいただけて嬉しいです」と、紫さんはにっこり。
「こんな高価な紅茶…、紫さん、お金、大丈夫なんですか?」
「その質問は、無粋です」
「はい、すみません」
「ハートのクッキーはオレンジの味。星のクッキーはプレーンタイプだよ」
凛ちゃんも負けてない。
「うわああ、幸せだなあ…」
僕は、クッキーと紅茶を交互に口に運びながら、心からつぶやいた。
「今度は、スコーンをご馳走しますので、またいらしてくださいね」
「もう、喜んで!」
そこで、僕は話を変える。「ところで、どんな感じですか。…出ますか」
「壁紙を変えたら、静かになりました。彼女はいつも、天井を見ています」
僕は、突然ぞっとなって、後ろを振り返った。
「何か、天井にあるんでしょうか」
「…見てみますか」
紅茶のお礼だ。僕は凛ちゃんが指し示す、押し入れの中の天井を見た。
ここは、天井が外れるようになっている。
嫌な予感はしたが、ここは男だ。でも、生首が転がっていませんように。
しかし、そこには意外なものがあった。クッキーの缶だ。
「こんなものが」
「中を拝見していいでしょうか」
「見てみましょう」
中には …、オレンジ色のノートが一冊入っていた。それと、数枚の写真。
この女性は、ここで自殺したひとだった。
「これは、日記ですね。拝見しても…」
「いいですよ、多分」
しばらくの間、瞬きもせずに、紫さんはその日記を読んでいた。
それから、ゆっくりと眼差しを上げて云った。
「なるほど。いいものを見つけました」
にっこりと笑う。「これで、浄化します」
それから、凛ちゃんを振り返って付け加えた。
「凜、引き寄せの魔法を使うわよ」
「判った」
凛ちゃんは真剣な表情だ。「この母様を呼ぶのですね」
写真に、女性と一緒に映っている母親らしきひとを指でさした。
「まあ、魔法なんて冗談だけど、このお嬢さんのお母様はご存命でしょうか。
連絡先、判りますよね」
「もちろん、資料が残っているはずです。彼女を呼ぶんですね、ここに。
どうするおつもりですか」
「ですから、浄化ですよ」
紫さんは、カップを両手で包むように持って、紅茶を飲む。
「強からず弱からず。本当に、ほどよし」
続く