先週の雨ヶ岳は準備不足で途中撤退、今回は前回の反省を踏まえて雪山用の装備を支度する。
・・・ただし、前回の山行から五日ほど経過しており、新たな降雪の情報もなし。
過剰装備を懸念しながらクルマに荷物を積み込む。
【H28年1月27日(水)の記録】
東名高速のインターチェンジを降りて国道139号を走る。途中の道路脇の気温表示は-10℃を表示。
駐車地の気温は-4℃。
駐車地の積雪状況は、前回の積雪の上に新たな雪が積もっている。
山へ向かうアスファルト道路は除雪されておらずアイゼンよりもスノーシュー向きの路面状態。
端足峠から雨ヶ岳に向かって複数のトレースがあったが、途中で撤退した跡が見られる。
先週末あたりに雨ヶ岳を目指したハイカー達のものと思われるが、それとは違う一人分のトレースが
山頂方向から点々とつながっている。
今回はストックにはスノー用のバスケット、足元はスノーシュー、ということで前回の山行時よりも軽快
な歩きで行程を進める。
撮影予定地に到着、気温は-7℃ 三脚の足元を固めながら日の出を待つ
来ましたダイヤモンドの輝きの序章
少々大きい感じのダイヤモンド
山頂アタックに備えてニギリメシでエネルギー充填、山頂へ向かう
山頂手前の展望地から、一人分のトレースと富士山
雨ヶ岳の山頂までもう一息
なんとか山頂に到着、昨年同時期には笹は雪の下に埋もれていたが、今年は頭が出ている。
昨年歩いた杓子山を雨ヶ岳から見たかったが、今回はバッチリと確認できた
…写真中段の左端、その右に高座山の麓の茅場が見える
復路に備えて紅茶とニギリメシで昼食タイムと共に富士山展望を楽しむ。
・・・点々と踏まれていた一人分のトレースは、毛無山から雨ヶ岳に向かって歩いたようである。
下りはラクラク、雪を蹴飛ばしながらの歩き
早々に麓へ到達 雪山あるきを堪能した一日、充実感あり
雨ヶ岳山頂からのダイヤモンド富士は31日(日)が本命であるが、成否は当日の天候次第。
今年は所要で都合がつかないので前倒しで本日のダイヤモンド撮影を敢行、結果オーライ!
end
今冬は暖冬傾向で正月を過ぎても富士山頂の冠雪も少な目である。
1月17日(日)の深夜から18日(月)の早朝にかけて低気圧が通過し大量の降雪、
富士山周辺の道路は積雪によるチェーン規制のニュースがラジオ、テレビから流れる。
今年の「大寒」は21日であるが、それに合わせたような気象の変化である。
しばらく山歩きから遠ざかっていたが、雪山の現況確認ということで久々に山行を計画。
【H28年1月22日(金)の記録】
駐車地までの道路状況は凍結が予想されたので早目の自宅出発とする。
予想に反して、目的地までは規制もなく順調に走行、予定よりも1時間早めの到着となる。
駐車地は積もった雪にクルマが進入した形跡がない、ということは、18日以降に山へ
向かったハイカーがいないということになるのであるが・・・
日の出前の暗い状況であるが、行程を前倒しにして登山口へ向かう。 気温は-1℃。
静かな林の中、凍ったアスファルト路面に喰いこむアイゼンの音を立てながら歩を進める。
涸れ沢を渡ったあたりから雪の踏込が深くなる。積もった雪の表面は2~3㎝の凍結状態、
氷を踏み抜くような歩きがしばらく続く
久しぶりの雪山歩き、ストックのバスケットをスノー用に付替えるのを失念していた。
…ストックは雪の中へ勢いよく埋まり、なんとも拍子抜けの感じ。
端足峠に到着、気温は-7℃まで下がっている。
富士山方向を見ると・・・なんとダイヤモンド富士を予感させる景色が
今日の山あるきはダイヤモンド富士狙いではないので、持参したカメラは逆光に強くない
なんとか焦点距離とアングルを変えてゴーストを最小にして撮影
端足峠から雨ヶ岳に向かうが、進路先にあるのは鹿の足跡だけ
振り返って自分のトレースを見る ツボ足歩きの一人ラッセルはそろそろ限界・・・か
例年の雪山シーズンであればスノーシューを持参するかどうか山行の前日までに検討する
のであるが、今回は全然思い付かなかった。 二つ目の失念である。
駐車地から三時間を経過、雨ヶ岳までの行程は半分も進んでいない
雄大な富士山を見ながら熱い紅茶で一息、昼飯用のニギリメシを胃袋に放り込む。
・・・本日はここで撤退!
end