3月に入り寒暖を繰り返しながらも季節は次第に春へ移行する流れである。
低山の残雪も一旦は消失した感があるが、週に一度は山間部で降雪の天気予想が見られる。
今回の山行は久しぶりに富士山の北側へ移行し、御坂山塊を歩くこととした。
該当山域の今週末は雨予想、ということで行動予定日は雨降り予想前の3月17日(木)とする。
天気予想は晴れ、風の予想は12時頃には北風1mのち無風、のち南風へ、と春山予想。
【H28年3月17日(木)の記録】
駐車地へ向かう国道の気温表示は-2℃が最低記録、駐車地では車載の外気温表示は2℃。
駐車地の残雪状況から山道に雪が残っているのが予想されるのでアイゼンを携行する。
昨年、一昨年と黒岳山頂から御坂峠下りはスノーシュー対応で下ったが、今年は出番なし?と
考えてスノーシューを携行せずに身軽な装備で出発する。
最初の渡渉点は以外にも水量が多い。 この時期にしては雪は昨年よりも多目な感じである。
柔らか目の雪を踏みしめながら広瀬分岐に到着する。 気温は3℃、フリースのベストを脱ぐ。
尾根筋の最初の展望地での富士山ビュー
さらに標高を上げたところからの富士山ビュー
快晴である
いつもはドロドロになりながら登る急坂路であるが、今回は雪をきざみながらの登りとなる。
自分のトレースを坂の上から撮影。 アイゼンは装着せずキックステップで足場を確保して歩く。
お気に入りの展望地からの富士山ビュー
鬼ヶ岳~節刀ヶ岳とアルプスの方向を見る
黒岳山頂直下の展望台
黒岳山頂
黒岳山頂から御坂峠へ向かって下るのであるが・・・スノーシューを持って来ればヨカッタ
と悔やむこと・・・ロングスパッツが完全に埋もれる歩きの連続。 御坂峠への尾根は雪深い。
なんとか御坂峠に到着
黒岳~御坂峠のトレースは自分のみだが、峠には御坂山、藤野木への新しいトレースあり。
御坂峠から駐車地へ下る道筋、太ももの筋肉が最初は右足、つぎに左足、と筋肉が痛み出す。
歩き方を工夫しながら下るうちに痛みは消えた。
雪に埋まった足を引き上げる動作を繰り返し強いられた太腿の筋肉が耐力限界だったようである。
気温は高かったが、残雪は予想外に深かった・・・来年への反省点である。
駐車地気温は13℃、携行したスポーツ飲料は一本を消費。 季節は春、を実感した山あるき。
end