PPK_Japan ・・・ Leaves dancing in the wind

世の中の柵(しがらみ)から離れ、気ままに、あるがままに

富士山が見えなかった山を歩く オクシズを目指す・・・安倍奥へ

2014年12月28日 21時18分53秒 | 富士山を見る

 平成26年度の山歩きの〆として、三週間ぶりの山あるきを計画する。
これまで富士山が見える山を歩いているが、気象状況により富士山展望に
恵まれなかったことがある。
 今回は過去の実績で未展望の山域を歩くことにする。

 候補地は久々の安倍奥、八紘嶺である。予定日の当該山域の天気予想
は早川町は晴れ、静岡市葵区は曇り、富士山が見える確率は???である。
 新静岡ICを経由して梅ヶ島温泉を目指すが、午前5時を過ぎても真っ暗
な道路は回りの状況が分からず、ひたすら慎重に車を運転する。 

 予定よりも早く駐車場に到着、夜明けを待って登山口へ向かう
06時50分:登山口 気温は0℃


07時45分:
林道出合

 八紘嶺の登山口


08時26分:富士見台を通過
 前回には無かった富士見台の名札

 雲が発達し遠方の視界は不良、当然のことながら富士山の展望ゼロ


 富士見台を過ぎた痩せ尾根あたりに残雪が目立つ、アイゼンを装着する。
…積雪区間は短く、無雪の山道をアイゼンを付けたまま歩く。
 標高を上げるにつれて霧と樹氷、凍結まじりの残雪路を歩く状態となる。

 気温は-5℃~0℃の間を上がり下がりの繰返し。
標高1800mを超えるあたりからは積雪は凍っておらず柔らか目の雪を踏むことが
多くなる。


09時47分:八紘嶺の山頂に到着

 この時間には富士山方向の雲は無いが、木々に阻まれて眺望はヨロシクない。
休憩するには風強し、展望無しなので早々に山頂から復路スタートとする。

10時20分:富士山展望地に到着
 復路の途中で富士山展望箇所を探すが、疎林に眺望を阻まれこれといった
場所が見つからない。
 唯一この地点からの見晴らしが良かった。 昼食タイムとする。

 長者ヶ岳、天子ヶ岳越しに富士山が見られる


 望遠で切取ると手前の山々が良くわかる

 復路の富士見台では毛無山と富士山の組合せが見られる


 富士見台~八紘嶺山頂間の富士山展望状況が確認できたので成果有りの
年末山あるき。 明日からは大掃除・・・をするつもり。 

end

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富士山が見える山をあるく 鬼ヶ岳は氷の花がいっぱい…氷の花は王岳へ続く

2014年12月13日 20時58分06秒 | 富士山を見る

 本格的な積雪期に入る前に山道の状態確認をしたいのであるが、行きたい山と
日程がまとまらず、思案に暮れるこの頃。


 明神山経由の高指山、豪雪後の倒木処理が気になる鬼ヶ岳、五湖山からの
精進湖への下り…等々。

 今回は、富士山展望が見られなかった王岳を周回するべく鬼ヶ岳を目的地とした。

 国道139号は慎重に走ってきたつもりだが根場浜の駐車場へは予定よりも30分
以上早く到着。

 往路では路上に転がるバケツ?やら生々しい鹿の骸に遭遇したり、後続の大型
トラックにあおられたり、と散々であったが無事の到着である。

 駐車場は真っ暗、陽が上がるのを待っていたが、団体登山と思われるマイクロバス
が到着。 早急に身支度を整え駐車地から鬼ヶ岳へ向かう。


午前6時25分:駐車地での外気温表示は-4℃
 歩き始めて堰堤に近づくあたりでは-5℃を下回る。
今回はスパッツをロングタイプにし、大腿部にはダウンパンツを着用して防寒対策をしてみた
…が、標高1500mあたりへ達する手前で防風ジャケットを脱ぎ、
次はネックゲータを外し、
その次はグローブをフィンガーレスのフリース手袋に替えると
いう具合に次々と薄着に移行。
 ダウンパンツの効果絶大?なのか、とにかく-4~5℃では過剰な服装だったようで
ある。


午前8時24分:雪頭ヶ岳に到着
 無風、陽当たり良好、気温は-2℃あたり、寒さは感じない。


 途中の行程には積雪は皆無、目立つのは樹氷




午前8時33分:
雪ヶ岳から鬼ヶ岳に向かう

 後続?の団体と思われる声が聞こえてきたので早々に退散である。
途中の北斜面では気温が-4~-5℃まで下がる箇所がある。凍結路なし。

午前8時49分:鬼ヶ岳に到着


 山頂は氷の花が満開

 鬼の角から撮影

 これから鍵掛峠に下る樹氷のプロムナード


午前9時01分:
鬼ヶ岳から王岳へ向かう

 稜線歩きとなるが、気温の上がり下がりが激しい。
フィンガーレスのグローブから寒地仕様のグローブに替える。外していたイヤーパッド
も再び装着。

 露岩の展望地で富士山の展望を楽しめるが、鬼ヶ岳の山裾が少々目障り。


午前10時05分:鍵掛峠に到着
 行動食を摂りながら15分ほどの休憩とする。
午前10時22分:王岳へ向かう
 王岳手前の小ピーク、登りが少々キツイ。
鍵掛峠~王岳間の稜線歩き、前回の歩きでは気がつかなかった露岩の展望地
があった。 黒岳~新道峠の展望に負けない感じである。

午前11時31分:王岳に到着・・・凍りついていた土が溶け出して足場悪し


 王岳からの富士山展望

 …やっと見られました

 鬼ヶ岳を望む

 白いのはススキではなく樹氷
午前11時59分:王岳から下山開始
 野鳥の森公園ルートとの分岐

 道標が新しくなっていました。 これを見過ごすと野鳥の森へ直行です。

午後01時19分:根場浜Pに帰着…アイゼンの出番は無し
 心配した根場浜Pから堰堤越え区間の倒木箇所はキレイに刈り払われていた。
ただ、コンクリート擬木の破損個所は前回のままである。
 王岳から根場へ下る山道には前回(一年前)と比べると倒木箇所が二箇所ほど
増えていたが、通行不能な状況ではなかった。

 山岳天気予報では風速10m強の予測値であったが、行程全般では微風。
下界に戻ってからのほうが風が強かった。
 積雪期には鬼ヶ岳あるいは王岳、どちらか一つを選んで歩くのが現実的か。

 寒さ対策:
行動記録用のコンパクトデジタルカメラ、行程途中で撮影時にメモリ書き込みエラーが頻発。
どうやら気温低下の影響らしい。
 携帯電話の保温用にポケットに入れていたハクキンカイロをカメラバッグへ入れて対処…
以降、問題発生せず。
 注:携帯電話も-10℃ぐらいの環境になるとボタンが反応しなくなる事例有り

 end

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富士山が見える山をあるく 竜ヶ岳の山頂は-10℃以下のちダイヤモンド富士、のち雨ヶ岳へ

2014年12月07日 21時20分52秒 | 富士山を見る

 竜ヶ岳からのダイヤモンド富士月間?に突入したようです。
正月前の展望時期の今週、あまり興味の無かった竜ヶ岳のダイヤモンド富士、
話のタネに一度見ておこうと行動することにした。

 高速道路を経由し、駐車地へ向かう国道の気温計は-7℃、車載の気温計も
同じ値を表示。 確実に凍結注意の状況である。
 この気温では鹿の飛び出しは無いかもと思いながら駐車地へ到着。
月(つき)の光は明るいが、LED照明のランプが不要という程度ではない。


午前4時15分:駐車地を出発 外気温は-7℃
午前5時31分:端足峠

 行程時間:1時間16分

午前6時19分:竜ヶ岳に到着 気温は-10℃の線の下…マイナス11℃?
 行程時間:48分
 全行程時間:2時間4分
 7時30分頃の日の出まで待ち時間は1時間余。

 駿河湾方向は朝陽を浴びて朱色に染まっている

 北西方向の雲も朝陽を浴びて次第に赤みを帯びてきた

 富士山の影が雲に写し出されている

 待つこと一時間余り、この後の1~2分間が見せ場

 惜しむ間もなく太陽は西方上空へ昇っていく

午前7時44分:竜ヶ岳から雨ヶ岳に向かう
 陽の当たり始めた山道を端足峠へ向かって下りる・・・成長した霜柱


午前8時16分:端足峠を通過、雨ヶ岳へ向かう
 標高1500mあたりから北面の山道の残雪が多くなる、所々に凍結あり。
 山頂手前の陽当たりの良い路面は凍結なし。

午前9時38分:雨ヶ岳の山頂に到着。 陽射しはあるが気温は氷点下。


 雨ヶ岳から下る頃には雲が少し発達し始める


 登りではアイゼン無しで歩いた北斜面、下りの行程では滑り止めにアイゼンを
着用して歩く。


 再び端足峠に戻る。 富士山の東側の雲はさらに成長してきた。


 下界に戻る頃、山頂は雲に覆われる感じになっていた。


 今回の気温の記録
 国道139号 -7℃
 駐車地   -7℃
 竜ヶ岳 午前6時30分 -11℃
 雨ヶ岳   -2℃

 竜ヶ岳の山頂では待機時間中に太腿の筋肉が硬直による痛み発生。
服装は冬支度であったが、予報どおりの今冬一番の冷え込みに効果なし。
 低温による電子機器への影響は
 ・ハンディGPSは電池残量表示が半分に低下、気温の上昇と共に回復。
 ・カメラのモニタ画面、右上に黒い筋が数本発生。 常温にて回復。
   ホッカイロをカメラバッグに入れていたが全く役立たず。

 寒さ対策は服装、カメラ、GPSに必要ということを痛感。
…次回までの大きな課題。

 end

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