先週の富士山周辺の山々の山頂気温は軒並み0℃越え。
春を感じさせる天候であったが、うって変って今週は冬型の気圧配置となり
標高2000mあたりの気温は-10℃前後を予測させる日が続く。
三寒四温か、週後半に来て冷えこみが緩み春休み向きの気象状況となる。
2月の後半に逆さ富士を観に行ってから1ヶ月後の今週末、晴天を期待して
紅富士の逆さ富士行を計画。
湖畔へ向かう未明の国道の気温表示は-1℃、まだスタッドレスタイヤは外せない
状況を感じる。 湖畔到着は午前5時少し前。
日の出時刻は午前5時30分前後なので、撮影場所を探しながら湖岸沿いの
遊歩道を歩く。
対岸の施設の明かりが湖面に映りこむ
日の出時刻近く、東方向を覆う雲が紅色に染まる。
富士山頂に陽光は直接届かず、雲のフィルタを介しての薄紅色の逆さ富士
完全に日の出時刻を過ぎるが雲は晴れず、朱富士?
今回も明神山へ軽ハイク、雪のない山道を霜柱を踏みしめながら山頂へ
昼飯は「開花」の納豆うどん、同行者は肉キンピラ、つけ麺をオーダー。
吉田のうどんを堪能して帰途に就く。
高速道路のSA/PAは子供連れ客で大賑い、春休み真っ盛りの感あり。
・・・山頂から陽光が当たり始め、次第に紅色に染まる富士山、今回もNG。
が、期待とは違う装いの富士も見応えあり。
end
相変わらず山歩きには不向きな天候が続いている。
おかげで今週は手打ちうどん週間とでもいうか、毎日が手打ちうどんの食卓。
最初に某スーパーマーケットで購入した「手打ちうどん」用の小麦粉1Kg、
三回の手打ち修行で残り100gとなる。
粉を補充すべく、今度は木下製粉の通販サイトへ小麦粉を注文する。
件の通販サイト、受注メールは来たが、発送メールは来ない。
?と思いつつも二日後には宅配便が到着。 Amazonとまではいかないが、
結構円滑に発送処理は行われたようである。
早速、昼飯に間に合わせるべく残りの粉と、到着したばかりの粉を混ぜて
小麦粉を300gに調合。 水合わせの作業を始める。
水合わせ後の予備熟成が終わり、団子にまとめようとするが上手くまとまらない。
何か水分が足らないような…重さを計ると420gあたり、水の量を間違えたか?
20~30gほど水が少ないような感じであるが、そのまま足踏み行程へ進む。
まとまりのない団子を踏みつぶすが、依然として生地の固さが目立つ。
熟成を終えて延ばし行程に入るが相変わらず団子は固いまま。
麺棒で巻きつ戻しつ、何回も生地を薄く延ばそうと試みるが上手く延びない。
テキトーなところで延ばしを終わる、生地は今までになく厚い仕上がり。
麺切り、茹で、と進み試食となるが、茹で上がった麺の太さは…太い。
試食は冷やしうどん、大根おろしにポン酢の組合せに今回はネギと納豆を入れてみた。
これが結構いける。
問題の麺の食感は「固い」と「太い」である。 吉田うどんを再現した感あり。
推察するに配合した水の量が少な目の結果が生地そのものの固さに反映され、
また生地を薄く延ばさず切った結果が太目の仕上がりとなったということである。
うどんの捏ね(こね)を多くすると固くなると解説されていることが多いが、
捏ねを多くした結果はグルテンの生成に反映され、固さというよりもモチモチ感に表れる。
ゆで時間、麺の太さによっても麺の固さは左右されると思うが、生地の水分量で
変わることが分かったような。
生地を捏ねる、延ばすを楽しむ観点からは程々の水分量がヨロシイようである。
麺打ちの標準行程:今のところは
1.水合わせ…これが一番面倒な
2.予備熟成15分
3.足踏み(4セット)←粗ごね
4.熟成1 30分
5.足踏み(2セット)←本ごね…麺にモチモチ感が増す
6.熟成2 90分
7.延ばし
8.切り
である。
冷やしうどん向きには麺を細く仕上げるのがお奨め感あり。
後記:
上記手順により、新着の小麦粉だけで手打ちうどんを同日に試してみた。
某製粉会社の「手打ちうどん」粉に比べるとコシのある仕上がり、より固め感あり。
同じ手順で作っても、粉が違うと麺の仕上がりに差があることを実感。
うどん作り、水分量、こね、粉と思いのほか奥深いようである。
別件:パン作り
うどん用の小麦粉を注文する際にパン用の全粒粉を見つけたので併せて注文。
これも欲しかった…フワフワ感のないパン、うまい。 米飯の食事は更に遠のく。
今日は手打ち二回、パン焼き二回、週末の主夫は多忙であるorz
end
手打ちうどん、三回目の試し打ちを今までの二回とは違う行程で挑戦。
捏ね(こね)の行程を多くすれば麺の食感が固くなる? は本当か検証。
参考にした手順はこちらのホームページ
http://www.geocities.jp/mentukuri/udon/index.htm
こちらは動画もUPされているので、木下製粉の解説書と併せて見ると
うどん作りの行程が良くわかる。 丁寧な説明がされている 感謝。
今回は水合わせ後の予備熟成までを前回の手順どおりに行い、足踏み行程
からを上記ホームページの手順で行う。
1.水合わせ
2.予備熟成15分
3.足踏み(4セット)←粗ごね
4.熟成1 30分
5.足踏み(3セット)←本ごね
6.熟成2 90分
7.延ばし
8.切り
以降は変更なし。
熟成時間の合計は2時間、前回までの手順での熟成時間と差異なし。
やってみた感じは、伸ばしの行程で前回手順との違いを体感。
拡げて伸ばしたときに、延ばした先がゴムのように戻る傾向が強く、グルテンが
しっかり形成されている感あり。
ゆで上がったときの麺の食感は固いというよりもモチモチ感を強く感じる。
今回も冷やしうどんで食べたが、大根おろしにポン酢の組合せにした。
大根おろしと麺つゆの組合せよりも夏向きの味。
手打ちうどん、市販の麺との違いを実感。 うまさにハマる。
米飯の食事が遠のきつつある今日この頃。
end
今週は低気圧の通過後に一気に気温が上昇して春霞が多発。
高速道の一部では濃霧が発生して速度規制なんてのもあり。
山歩きしての富士山展望は期待薄なので、今週は吉田うどんの食べ歩きから
⇒手打ちうどん体験をしてみることにする。
材料は中力粉300g、水150㏄、塩12g(テキトー)で3~4人前とする。
1.小麦粉と塩水を合わせて混ぜ行程…ホームベーカリーの「うどん」コースで上手く
いかなかった経験から、ボウルに小麦粉を入れて手作業で水合わせを行う
2.水合わせが終わった小麦粉を15分程度の予備熟成…乾燥しないようにして待つ
3.予備熟成の終わった小麦粉をボウルの中で団子の状態にまとめる
4.足踏み
なぜ足踏みなの? 手で捏ねれば? と体験前は思っていたが、小麦粉の塊り、
手のチカラだけでは容易に練れない。 足踏みが正解…納得
ビニール袋の中へ小麦粉の団子を入れて、足で踏みつける。
いとも簡単に団子はペチャンコ、これを団子にまとめて再度足踏み。
これを5回程繰り返して足踏み完了。
5.寝かし
足踏みの完了したものを団子状にまとめ、ラップフィルムでくるんで2時間放置。
6.延ばし
打ち台に団子を置いて麺棒で角だしを意識しながら平らに延ばす
麺棒に巻きつけながら拡げる
7.切り
生地を屏風だたみにして切る。
生地をたたむときに打ち粉をけちると麺どうしがくっつきやすくなるので注意。
150g/一玉として三つに分ける 一人分としては少し多目な感あり。
撮影の都合で大きさが違うように見えるが器の大きさは三つとも同じ
8.ゆで上がり
一玉だけゆでてみる…10分ゆで後に水洗いしたもの。器の大きさは上記と同じ。
9.試食
水洗いして冷えている状態なので、そのまま冷やしうどん。
大根おろしに麺つゆをかけて完食。
吉田うどんの歯ごたえは充分に再現、味もホドホド 自画自賛。
もっと固めが希望ならば足踏み行程を多くすればよろしいようである。
使用した小麦粉(中力粉)は「手打ちうどん」用を銘打った某社の製品。
我がパートナーは強力粉と薄力粉を半々にして中力粉として麺づくり。手持ちの活用である。
これからの季節、冷やしうどんの出番が多くなりそうな。
・うどん考
吉田うどんに限らず、うどんとして美味しいことが前提。
その地域の個性(かたい、ふとい)は付随的なもの。
うどんの出来上がりにこだわれば、その手間は自ずと価格に転嫁されてくる。
腹を満たす毎日の昼飯代わりと、食の味わい(質)を求めるものとでは評価の方向が異なる。
参考:手打ちうどんの情報はインターネット上に溢れておりますが、今回参考にしたのは
木下製粉の解説書。 親切、丁寧な内容です。 感謝
end
先週の黒岳あるきに続き、今回も黒岳、早朝ハイクで紅富士を見たい…と、
山の天気予想と最近の天気状況で行動予定を検討する。
週の前半、日本列島を低気圧が通過して各地に雨、雪を降らせたようであるが、
道路状況、積雪状況をライブカメラで見る限りは黒岳方面に新たな降雪は無かった
ようである。
山の天気予想から行動予定日を3月12日(木)と決定、滑り止め装備は、多様な
路面に対応できる歯の短いアイゼンを準備する。
山歩きの起点は先週と同じく新御坂トンネル近くの駐車地。
高速道路を降りて未明の国道を走る。 道路脇の気温表示は-6℃を示す。
駐車地での気温は-4℃、寒の戻りか冷えこみあり。 山頂は天気予想どおり-10℃
になる可能性あり。
午前2時15分:板取沢に沿って歩き始める、気温は-4℃。
最初の渡渉点を過ぎたザレ場で思いがけなくルートを見失う。
LEDライトの照明で照らされる視界と昼間の視界の違いが状況判断を惑わす。
ほどなく進む方向を見付けて一安心。
広瀬分岐を目安に歩き続けたが、気がついたら岩場の直登箇所まできていた。
暗闇のせいで広瀬尾根の出合い箇所を見過ごして歩いていたようである。
広瀬尾根を登り始めるころには気温は-6℃から次第に下がり始める。
尾根上に出ると天気予想どおりに西からの強風にさらされる。
前回悩まされた泥濘状態の登坂路はシッカリと凍っており、アイゼンの歯が
ザクザクと音を刻んでいく。
積雪は先週に比べてかなり減っているが、凍結部分は増えている感あり。
踏み跡も数多くあり、滑り止め無しで下ったのか滑った踏み跡も確認できる。
午前5時少し前に撮影予定地点に到着。 気温は-10℃、西風強し。
日の出時間は午前5時50分、待ち時間は50分である。 河口湖の夜景を撮影
しようと思ったが、吹き付ける風に体はあおられ、インナーグローブだけの手は
風に体温を奪われ程なく感覚がなくなる。
氷水の入ったバケツに素手を突っ込んだような感じである。
半端なく寒い、今までの-10℃、-15℃かつ強風下の体験を超えている。
いつもはザックの底に詰めたままのダウンジャケット、久しぶりに着用する。
長く感じる待ち時間、夜明け…と思われる時間になるが陽の当たりが何故か薄い。
東方向の雲で水平線からの陽光が拡散されているようである。東の空は紅色!
予定時間よりも少し遅れて淡い紅富士
青空と雲の対比はキレイなのだが
山頂直下の展望台は今日も静か
積雪はかなり減少している
午前6時35分:黒岳山頂を通過
先週に来たときには踏み跡を確認できなかったが、今回は多数あり
どんべい峠の分岐点から御坂峠に続くトレースも明瞭
積雪の状態は週の初めに降った雨が浸み込んでから凍ったような感じで、
踏み抜くことは少ない。
深く残っている踏み跡は、雨が降る前に歩いたハイカーのものと思われる。
午前7時40分:御坂峠を通過、気温は0℃
積雪が目立つのは黒岳山頂から御坂峠の手前あたりまで。
ここでアイゼンを外して御坂峠からの下りを歩く。
午前8時57分:駐車地へ帰着
帰り支度をしていると三ツ峠入口のバス停方向からザックを背負った女子二人、
天下茶屋の案内板を見ながら何か相談をしている。 数分後、天下茶屋方向に向かう。
天下茶屋までの登り行程を歩いていくのか、黒岳の登山口を間違えているのか??
山歩きのあとは先週同様に吉田うどん編
時間は午前9時を少し過ぎたあたり、この時間だと朝飯、昼飯を兼ねた食事になる。
とりあえず午前10時開店の店を優先して探す。
事前候補の店の中に条件の合う店があったので到着時刻を調整しながら走る。
こだわりを感じるお店である◎
もちろん結果は、味よし、麺よし、雰囲気よし…吉田うどん、二週連続の名誉挽回!
某うどん店のように店舗を構えながらもお客を鶏舎のニワトリ、豚舎のブタの如く
扱う風潮は吉田うどんの評判を落とすだけ。
早い、安い、旨いを目指すならJR名古屋駅の新幹線ホームの「きし麺」がお手本。
入場券を買って食べに来る人も居る。時間に追われて立ち食いの雰囲気、これがイイ。
某うどん店、客の数をこなしたいなら立ち食いにすればよい。
食後は富士山周回路を走る。 先週は雲で全容が見えなかった風景をもう一度。
前回と同じく右手前は竜ヶ岳、その奥が雨ヶ岳、タカデッキ、毛無山と続く。
雨ヶ岳の山頂は白さが目立つ。 山頂には未だ雪が残るのか。
草原から角度を変えて左から毛無山、タカデッキ、雨ヶ岳を見る
自分の足でこれらを周回すると約8時間、今年も歩く時期が近付いてきた。
end