山あるき場所を先週の西湖から西へと移動し、本栖湖~精進湖周辺としてみた。
1000円札の逆さ富士を撮影したといわれるところを起点とし、周辺の富士山展望地巡りを計画。
下山地点からはバスによる移動も考慮したが、一日一本のバス運行なのでどうなるか。
【平成25年4月26日(金)】の記録
登山コース:
浩庵荘前P ⇒ 中ノ倉展望地 ⇒ パノラマ台 ⇒ 三ツ沢峠 ⇒ 精進山
⇒ 三方分山 ⇒ 精進山 ⇒ 三ツ沢峠 ⇒ パノラマ台 ⇒ 烏帽子岳
⇒ 本栖隧道バス停 ⇒ 浩庵荘前P
午前7時00分:標高930m
浩庵荘前Pへ到着。
外気温は10℃、天気予想は晴れ時々曇り、午後は雨が降るところもある
…少々不安。
午前7時20分:駐車場から登山口へ向かう
公衆トイレの駐車場横に位置する登り口から、最初の目的地・展望台を目指し
て歩きはじめる。
直登に近いつづら折れを進み、平坦になったところでパノラマ台分岐となる。
最初の目的地の展望台を、このパノラマ台方向と思い込み分岐を右へ
…中ノ倉トンネルの上に位置するはずの展望地だが、GPSの位置確認では
次第に離れていく方向へ進んでいた。
間違いに気づき元の分岐へ戻り、さらに西進すると二つ目の案内看板があった。
その先に目的地の展望台あり。 ロスタイム10分!
午前7時46分:標高1070m?
1000円札の逆さ富士(湖畔の春)を撮影した場所といわれている展望台へ到着。
茶色のアルミフェンスで囲われた場所は少々狭い。
1000円札の富士山と同じアングルと思われる感じで撮影してみた。
件の「湖畔の春」は湖面に逆さ富士が映りこんでいるが、今日の湖面は波が立って
いてNG。
1000円札富士のアングル 湖畔の春?…現代版
午前8時00分:パノラマ台へ向かう
往路と同じ道を戻らず展望台から尾根沿いに進む…踏み跡が少しあり。
稜線の北側、南側と交互に入れ替わる尾根筋の踏み跡を辿る。
杉、桧といった針葉樹は見当たらず、積み重なった枯葉の上を歩き続ける。
きつい登りも無い。
午前8時56分:標高1300m+?
パノラマ台へ到着。 標識には1325mと書かれているがGPSでは1312m近辺。
このGPSの誤差傾向は+10m前後なので1300m+が妥当か。
国土地理院の等高線でも1300mを少し超え、1310m以下の標高となっている。
小休止しながら富士山方向を展望する。
ここからの富士山方向は、手前の烏帽子岳越しの眺望となり湖は入らない。
それ以外の展望は良好。
午前9時12分:三方分山へ向かう。
三方分山の手前にある精進山への登りが今回の一番キツイところ。
精進山には山頂標識代わりのミニ祠。 ピークを過ぎると笹原の尾根歩きとなる。
三方分山の山頂手前で小熊?と思われる動物が笹原の中へと逃げ込む。
午前10時38分:標高1422m
三方分山の山頂へ到着。 ここで昼食とする。
ここからの富士山方向の展望は、木々の枝と両側の山に挟まれた状態となり
湖を取り入れた景色にはならない。
少々期待外れ。
午前11時00分:三方分山からパノラマ台方向に向けて出発
往路の精進山へのキツイ登りが、今度はキツイ下りとなる。
途中、三ツ沢峠手前の小ピークから精進湖側に張り出したところからの展望が良好
さらに進むと、パノラマ台手前にて小学生が大量発生。
この集団、パノラマ台方向から根子峠を精進湖方向へ下っていく。
どこから登ってきたのか???
午前12時34分:パノラマ台を通過
烏帽子岳へ向かう。 下りが続く道筋となる。
烏帽子岳の手前で再び登り返し。
午前12時50分:標高1257m、烏帽子岳に到着
山頂の標識なし。 富士山は雲の中。
午後1時00分:烏帽子岳から下山開始
つづら折れの道を下る。
下山途中にアカヤシオとドウダンツツジの紅白。
下山途中、地図上の尾根筋ルートから外れる道筋となるが現況優先で下る。
今回は烏帽子岳の下りルートだけが地図と現状が合わない。
午後1時35分:本栖隧道バス停へ到着
ここのバス路線は一日一本。
帰り方向の出発時間は15:16分発のみ。待ち時間がもったいないので
歩くことにする…約3km。
午後2時10分:浩庵荘前Pへ到着。
バスだと5分の道のりを徒歩35分。
道程はズット上り勾配なので少々つらい。
登り:1時間36分(駐車場~展望台~パノラマ台)撮影時間、ロスタイム10分含む
移動:1時間26分(パノラマ台~三方分山)
下り:2時間35分(三方分山~本栖隧道バス停)撮影時間含む
起点~終点の総行程:6時間50分(休憩含む)
…事前のバス路線区間と休憩時間を除く行程時間の予想は7時間。
バスに乗車する時間に間に合うぐらいの時間配分でコースを回るはずだったのだが、
全体的に早目の足取りとなっていたようである。
【今回のルート】
元図は国土地理院ウオッちず転載
※本栖隧道の中を歩いている区間はGPS電波受信不可のためトレースが途切れている。
H26.4.28
Blog移転に伴うHTMLの不具合を修正
end
山並み越しの富士山から湖のある風景へ…と方向転換、今週は富士山の東側へ移動。
先週の金曜日と同じく冬型の気圧配置の天気予想(予報)に期待してのお出かけ。
お目当ての登山ルートはGPS地図には記載なし、国土地理院のウォッちずにも記載なし。
かなり不安ではあるが取りあえず目的地へと向かう。
【平成25年4月19日(金)】の記録
登山コース:
根場浜 ⇒ 雪頭ヶ岳 ⇒ 鬼ヶ岳 ⇒ 鍵掛峠 ⇒ 鍵掛
王岳 ⇒ 林道出合 ⇒ 根場浜
午前7時25分:標高910m
根場浜Pへ到着。 強い西風が吹きつけ、車のドアの開閉に苦労する。
外気温は11℃、気温は思ったほど低くはないが強風のため体感温度は10℃以下。
午前7時35分:駐車場から登山口へ向かう
魚眠荘の前を抜け、キャンプ場の横を通り抜ける。
薄暗い杉、桧の林を抜け、葉の落ちた明るいぶなの原生林を通り抜け雪頭ヶ岳へと
向かう。
午前9時55分:標高1710m+?
雪頭ヶ岳手前?の展望地へ到着。 雪頭ヶ岳のピークはもう少し先の1720m+の
ピーク二つのどちらかだろうとと勝手な想像をするが正解は??である。
富士山方向は霞がかかり太陽光の乱反射でボンヤリとした富士山の姿となっている。
この後は西風に乗って大きな雲が接近し、富士山は雲の中へと姿を隠してしまう。
ピークを二つ越え、その先のアルミ梯子(二十一段)を登ったら鬼ヶ岳、
と思ったらまだ先があった。
午前10時17分:標高1738m
鬼ヶ岳の山頂に到着
富士山方向の展望は雲に覆われてNG。
ここで小休止、エネルギー補給。
午前10時38分:鬼ヶ岳山頂から鍵掛峠へ向かう
途中、尾根筋に鎮座する大岩が出現、備え付けのロープを頼りに下る。
午前11時24分:鍵掛峠に到着
ここで昼食とする。 ここから根場側へ下るか、王岳方向へ登るか天候と時間を検討。
午前11時38分:鍵掛峠を王岳に向けて出発
午前11時53分:標高1589m、鍵掛を通過
山頂標識なし、手前に平らな大きな岩の出っ張りがあったがソレが鍵掛か?
そのまま尾根筋を進むと富士山方向に展望のよい箇所が二箇所ほどあった。
王岳の手前は岩とトゲの出た小枝に挟まれるコースとなる。 丈夫な上着が欲しい。
午前12時32分:標高1623m、王岳に到着
富士山は雲に覆われ所在さえわからず。
午前12時48分:王岳から下山開始
ここまでの道のりではコース案内の目印が少なかったが、ここからは道標の赤テープ、
リボンがやたらと目立つ…コースの管轄が違うのか?
午前12時57分:いやしの里・根場の分技通過
木に赤スプレーで書き込み有り…少々分かりにくい。
しばらくは礫のない乾いた土の穏やかな坂を下る。
午後1時31分:標高1145m?
林道出合いに到着。
治山工事用道路と標示されていたが、崩落した岩、洗い流された舗装路面等々、
どうみても廃道の趣き。
午後2時05分:根場浜Pへ戻る
鬼ヶ岳~王岳の尾根筋は全般的に木々の小枝で遮られているので展望はあまり
期待できない。 季節が暖かくなれば葉が茂ってくるので更に視界は遮られる。
鍵掛~王岳は笹の生い茂ったところや、トゲのある小枝もあるので丈夫な生地の
長袖シャツ、長ズボンがお奨め。 暑いからといって半袖、半ズボンは…怪我の素
登り:2時間42分(駐車場~鬼ヶ岳)
移動:1時間00分(鬼ヶ岳~鍵掛峠)
移動:0時間56分(鍵掛峠~王岳)
下り:1時間17分(王岳~駐車場)
【今回のルート】
※元図は国土地理院ウオッちず転載
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end
葵高原~青笹山を歩いたときのハンディGPSのトラックデータとGPS地図データの
ズレについての考察
------↓前回ブログの再掲↓-----------------
【平成25年4月12日(金)】の記録
登山コース:
葵高原 ⇒ 真先峠 ⇒ 地蔵峠 ⇒ 仏谷山 ⇒ 細島峠
稜線出合い ⇒ うつろぎ山 ⇒ 青笹山 ⇒ うつろぎ山
稜線出合い ⇒ 新道経由・葵高原
------↑前回ブログの再掲↑-----------------
今回の青笹山あるきではGPSのトレース結果とGPS搭載の地図と合わないところが
三つあった。
1.まさき峠から地蔵峠までの登山コース
2.地蔵峠の位置
3.稜線出合いから新道経由の葵高原コース
■前提:
①山歩き時のGPSの電波受信状況は問題はなかったことである。
②ハンディGPSにインストールしている地図は今年に購入したTKA社の地図。
購入した時点で最新版というもの。
■比較説明用の地図
地図1:国土地理院のウオッちずに今回のトラックデータ(赤い線)を反映したもの
地図2:カシミール3D解説本のDVD地図に今回のトラックデータ(赤い線)を反映したもの
…今回のエリアに限ればTKA社の地図と同一内容
※転載元図は国土地理院ウオッちず、カシミール3D本添付のDVD
●地図1 ●地図2
■考察:
1.まさき峠から地蔵峠までの登山コース
地図1、2ともに、まさき峠~地蔵峠の登山ルート(破線)は同じであるが、今回歩いた
GPSのトラックデータ(赤い線)は200mぐらい南側を通過していることになっている。
歩いているときにGPSのトラックがGPS地図上の登山コースから外れているのが分かったので、
地図上の正規ルート?を気にしながら北側を確認してみたが、それらしきルートは見当たらなかった。
実際に歩いたコースには番号札が順番に立っていたの現状での正規ルートと思われる。
他の方がインターネット上に掲載しているトラック情報でも同様の傾向を示しているものと、
そうでないものがある。 もう一度現地確認が必要か? 地図データが現況に合っていないのか…
2.地蔵峠の位置
地図1、2ともにGPSでマークした地蔵峠の位置と、地図上に示されている地蔵峠の位置が
200mほど離れている。
GPSでマークした地点は、地蔵峠の標柱のところなので現況確認は間違いなし。
地蔵堂も北へ進んだところにあった。
インターネット検索すると「地蔵峠は地図の位置とは違っていて小ピークの南側」という
記載事例があった。今回の事例に合致しているが、他に同様の報告例が見当たらない。
3.稜線出合いから新道経由の葵高原コース
地図1の稜線出合い~新道経由のコース表示(破線)と、GPSのトラックデータ(赤い線)は
合致しているので問題なし。
地図2は稜線出合いの位置がGPSでマークした位置と比べて南北に50m程ズレがある。
また、稜線出合い~葵高原に向かうコース(破線)が地図1と大幅に異なっている。
GPSにインストールしているTKA社の地図がこの内容だったので、新道の下りは地図上に
展開される登山コースとGPS上の現在位置のズレに戸惑いながらの下山となった。
その他にTKA社の地図では細島峠から葵高原に向かう旧道も欠落している。 葵高原から、
まさき峠へ向かう林道も途中までしか記載がない。
この項目の結論はTKA社のGPS向け地図データは2010年版のカシミール3D本付属のDVD
と同程度であり、現況を反映していないので信頼度が低かったということである。
他にもTKA社の地図には山伏の日影沢ルートや十枚山の登山ルートが載っていなかった
りと期待外れの内容が多い。その都度、ウオッちずからマップを切り出してGPSのカスタムマップ
へ入れることで対応していたが、もうウンザリである。
つぶやき:
国土地理院のウオッちずは「2万5千分1地図情報は、平成20年10月以降更新が行われていない」
との断り書きがあるので、TKA社の地図データはそれよりも古いデータで売られていることになる。
同社は更新サービスなんてのも有料で販売しているが、今回までの状況を考えると全くアテにならない。
ハンディGPS向けの地図は専門店数社が個々に製品化して販売しているが、素人狙いの胡散臭い
かんじは否めない。 この手の製品の信頼できるレビューっていうのが皆無。
どこかの編集者が特集を組んでやってくれるとありがたいのだが。
現在地とGPS地図の登山ルートを確認しながらの山歩きで、今回ほど?の経験は初めて。
とくに帰路では赤テープ、リボンが見当たらず、自分がコースアウトしているのか、地図情報がおかしい
のか判断がつきにくい場面が多々あった。
不動産広告の断り書きではないが、現況(尾根筋下り)を優先して正解だったようである。
単独行での未踏破ルート歩きにはハンディGPSは必須なのだが、搭載地図のデータがイイカゲンでは
??な感じである。 使用する側の自己責任とでもいうのか。
China品質のようで気分が悪い・・・TKA!
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毎週連続で週末の山あるきをしていたが、先週は都合によりお休み…
相変わらず静岡の安倍川沿いの山あるき、真富士山と十枚山に挟まれている
青笹山を目的地としてみた。
登山口は有東木(うとぎ)地区の奥にある葵高原とやら。
県道から有東木地区への案内看板は、安倍奥へ向かうときに何度も見ていたが、
その案内にしたがって走るのは今回が初めて。
案内どおりに県道を右折し坂道を登り始めると対向車線を路線バスが迫ってくる
…この道は林道じゃあなかったのか?
【平成25年4月12日(金)】の記録
登山コース:
葵高原 ⇒ 真先峠 ⇒ 地蔵峠 ⇒ 仏谷山 ⇒ 細島峠
稜線出合い ⇒ うつろぎ山 ⇒ 青笹山 ⇒ うつろぎ山
稜線出合い ⇒ 新道経由・葵高原
午前7時20分:標高920m
葵高原へ到着。 駐車用の白線が8台分ほど引かれている。
外気温は2℃、軽装では寒く感じる陽気…読みが甘かった。
午前7時40分:駐車場から真先峠へ向かう
旧ハイキングコースは途中が崩落しているため、真先峠までは舗装された林道を
ひたすら歩く。
午前8時30分:標高1143m
真先峠の登山口へ到着。 冷え込みがきついようで登り始めの北側斜面は霜柱が多数。
直登に近いコースを登りきると尾根を巻くようにして緩やかな道となるが、谷側への落ち込み
が急峻な箇所が多い。
白っぽい礫を踏みしめながらの歩きとなる。 山伏、十枚山は黒い礫が中心であったが同じ
山系でも地質が大きく違うようである。
午前9時18分:標高1414m
地蔵峠に到着。 地蔵堂の入り口には太陽光充電の常夜燈?
午前9時39分:標高1503m
仏谷山に到着。 平坦な笹原の尾根道を南下する。 細島峠の手前は岩が露出した下りとなる。
午前10時05分:細島峠を通過
午前10時34分:稜線出合いを通過
午前10時53分:青笹山の山頂手前
うつろぎ山を越えたところから青笹山の山頂を望む
午前10時55分:標高1550m
青笹山の山頂へ到着。 冷え込んだ陽気のおかげで富士山が見られる。
午前11時40分:下山開始
うつろぎ山のピークを過ぎたところからの富士山も綺麗
午前12時16分:稜線出合いから新道ルートを降りる
コースの目印が少なく、GPSのコース表示とも合わないが現況を優先して下る。
大きな涸れ沢を渡るが、それ以外に沢らしい沢はない。
午後1時17分:細島峠ルートと新道の分岐点を通過
ワサビ田の水路を通過するのだが、手前がネットで仕切られているため少々躊躇する。
ワサビ田を過ぎたあたりからの下り道は枯葉、枯れ枝が散乱した状態で歩きにくい。
先週のバクダン低気圧の影響と思われる。
午後1時29分:農道へ合流
農道は地図上では破線表示であるが舗装された道路である。
個人所有の楓小屋というのがあるらしいのでそちらへ寄り道。 作業小屋の趣だった。
午後1時39分:駐車場所へ到着
外気温は12℃、出発時と帰着時の温度差は10℃。
風穴(所在不明)を探したり楓小屋とかへ寄り道したが所定の時間内で到着。
登り:3時間15分(葵高原~青笹山)
下り:1時間59分(青笹山~葵高原)
仏谷山とか、うつろぎ山とかは国土地理院の地図には表示がない。
現地の案内看板で初めて知ることとなる…下十枚山へ登るコースとしては真先峠を起点
とするのも有りと思える。
安倍東稜は興味深い…
GPSの地図と実際のトレースが合わない件は別掲の予定…国土地理院地図の版数と
市販GPS用の地図、各々に問題あり
H26.4.28
Blog移転に伴うHTMLの不具合を修正