吉野家ホールディングスがダチョウを使った
食品や化粧品を販売開始することを発表
ダチョウの肉は実は高たんぱくで低脂肪、美容にも
良いということから注目されています
最初の商品として、全国の約400店舗における
「クッキング&コンフォート」カフェ形態の店舗で
ダチョウのもも肉とひれ肉を使ったローストビーフ風の
「オーストリッチ丼」が販売されました
料金が、税込み1683円で、6万食限定の特別メニュー
ダチョウという新しい食材が市場に浸透するまでには
時間がかかることが予想されます
消費者にとってはまだ馴染みがない食材であり
どれほど受け入れられるかは未知数です
この話を聞いて思い出したのは、1986年のGATTウルグアイラウンドで
日本が農産物の例外なき関税化を一部受け入れたときのことです
安価な農産物が輸入され始め、農家の競争力を高めるために
補助金が全国の農協に流れました
当時、知り合いの農家がその補助金を使ってガチョウを
飼育し始めたのですが、なかなかうまく育たず
1年ほどでその事業を断念したことを思い出します
補助金だけでは新しい食材の普及は難しいという教訓を感じます
そのため、吉野家ホールディングスがどれだけの
思い入れと使命感を持ってダチョウを広めていくのか
そしてどのような戦略で市場に浸透させるのかに
注目しています
ダチョウが「第4の肉」として日本の食卓に
どのように定着していくのか
今後の展開を見守りたいと思います
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