記憶のスクラップ・アンド・ビルド

当然ながら、その間にタイムラグがあり、
それを無視できなくなることこそ残念です。

近頃面白かった錯視

2008年12月06日 06時29分58秒 | Weblog
3つのパックマンの中心を通り中間の1点で交わる3本の補助線で主観的輪郭図形の背景領域に明暗の落差を付けると、主観的輪郭の上に立つ三角錐が現れる。交点が動くと3次元空間で運動する三角錐を見せてくれる。

最初は、三角錐がこっちに飛び出しているように見えるが、
やがて反転し、その頂点が向こうに引っ込んで部屋のコーナーのように見える。
作者の着想はネッカーの立体という反転図形の上にカニッツァの主観的輪郭図形を重ねることだったらしい。
いろいろある幾何学的錯視のメカニズムを統一的に説明する鍵が、この3次元錯視運動に含まれているように思われる。
反転する錯視の運動は
http://illusioncontest.neuralcorrelate.com/index.php?module=pagemaster&PAGE_user_op=view_page&PAGE_id=110
で見ることが出来ます。


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