目先のことしか見ないリーダ-たち
「戦に勝つには、なににもまして、高いこころざしがいります。商人のわたしが言うこと
ではないが、算盤ずくでことに当ると、どうしても目先のことしか見えなくなる。」
この言葉は、山本一力著「銭売り賽臓(さいぞう)」の一説です。
戦とは経済であり政治でありあらゆる社会の活動に際して必要な見識です。現代の我が国
において、もっとも課題のある分野は政治です。政治家は目先の己の選挙を意の一番に考え
ます。当選しなければなにも出来ないでしようとの理屈が先に立ちます。だから、票に結び
つかない提言は大きな組織からしか取り入れません。聞く耳をもっているという我が国のト
ップリーダ-たちは、大きな組織に属さない人たちの声をいくら多くともただ聞いているだ
けで、何の策も打ち出されない。
これが民主主義システムの大きな欠点であると言われています。この欠点をなくするのは、
国民の一人一人が正しい見識を見に付ければ、政治家になりたい候補者ではなく、国民が
この人に政治を託したいと思われる人に投票すればいいのです。国民全体がこのようになる
ためには、教育や家庭の躾けそして心ある人たちが発言していくこだと思います。
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