ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

術後一日目 その2

2012-12-13 15:25:15 | 腎臓がん

透析から病棟に帰ると
部屋は個室から4人部屋に替わっていた。
家具ごと入れ替えるのだ。
ご本人様も家族もいないうちにお引越し完了。。。


しばらくして妹がきてくれる。
ここで母の危ない運転が話題に。
「ひとりで来させるのまずくない?」
という話になった。
しかし、だれがそれを言い出すかが決まらず。
きっと憤慨するのが目に見えているから。




看護師さんがきて
「歩いてみましょうか?
 透析後だから止めますか?」と聞かれる。

「歩かせていただきます
と答える。


しかし。。これが困難で、
お腹から出ているドレーンパックを
点滴台にひっかけて
点滴台を引きずる。
まだ、尿道カテーテルが入っていない分
楽だったかもしれないけれど、
左手は傷口押えて、よたよたと。。。


歩けたことになり、
血栓防止のストッキングを脱がしてもらうことに。

看護師さんに脱がしてもらう。

これでトイレにいってことになる。

しかし、くれるはずのストッキングをもっていってしまう。
洗ってくれるのかなと思いつつ、
追及しなかった。
(結局、もどってこなかった。。。



トイレに行くがこれが、すごい困難。
トイレは各部屋についていて、
車いすで入ることも前提としていてとても広い。
距離的にも作業空間的にも問題はなかった。

点滴は限りなく右手手首に近いところに入っている。
点滴ラインは、点滴3本+痛み止めの缶の接続のため、
ラインがすごく重い。

それに右腕は抜針のトラブルで腫れていて曲がらない。

それでもって、和式寝まき。。
左からは、ドレーンが出ているし。。
裾をまくるのも大変。

腹帯はしているし、
生理用のナプキンは、紙パンツ(おむつというべきか)で
固定されていて。。
そんななれていないものを上げ下ろしするのはもう大変。

。。
うまく紙パンツからナプキンが外れない。
右手もうまく動かないし。。{
/ase/} 

看護師さんに手当てしてもらった時は
まだまだ生理は軽く。。。

重いから自分でやりたいじゃなくて、
重いからこそ、自分の身体がうまく動かないから
人にやってもらいたいと初めて思った。

タイミングが悪い私。。    




また、看護師さんがきたので、
「パジャマに替えてもいいですよね」
とパジャマを着させてもらう。

点滴ラインにパジャマを通す時に
床で思いっきりパジャマを引きずったのが気になる。
しかし、自分でできないので
じっとがまん。。。



ガスが出ていないのに
夕飯として流動食が出てきた

いいのかなと思いつつ飲んだ




そして、各部屋には洗面台もついていた。
洗面台の前に丸椅子がおいてあったので、
その椅子に座って
洗顔、歯磨きを済ます。
ちゃっかり、念入りに化粧水・乳液・美容クリームまで
塗っちゃったりして。。

ホント、いい病院だと思った。
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術後一日目 その1

2012-12-13 09:23:04 | 腎臓がん

声をかけられると眼を開ける。
物音がすると眼を開ける。
そんな感じの一日だった。


朝、回診があって
ガーゼ交換をしてもらう。


その後、体を拭いてもらう。
横を向いたときに初めて傷が痛いことに
気がついた。

本当に仰向けに寝ていると
痛くないのだ。



ポータブルレントゲンがきて
胸とお腹の写真を撮る。



点滴の針を抜いてもらう。
無意識に押えようとしたら
「圧迫止血をしているので
 押さえなくてもいいですよ」

といわれた。


あと、透析後に部屋を替わることもいわれた。


また眠りと覚醒を行ったり来たりきたり。




ベッドのまま血液浄化センターに運ばれる。

初めて釣らされて体重を計った。

確か体重はほとんど増えていなかった。
「手術後だから、今日は除水はなしね」
といわれた。


眠りと覚醒を行ったり来たりしていても
「テレビ見ます」といって、
イヤホンをテレビに刺してもらう。

手術前から、透析グッズを袋にいれておいたので、
透析に行くときに
「その袋持っていきます」といって
ベッドに乗せてもらった。
よって、イヤホンも持ってきたのだった。

当然、「しっかりしているわね」と
驚かれた。



看護師が血圧を測ろうとして、右腕をみて
「腫れてる。
 止血しなかったの?」

と聞かれる。
朝の点滴を抜いたあとが腫れていたのだ。

私は頭を上げられないので状況はみていない。
「圧迫止血してあるから押さえなくてもいいといわれた」
と答える。

周りで病棟に帰して再度止血してもらうかとは
話し合いがあった。
でも、もうこちらにきているからと
棒のようなもので押えて止血をしてもらうことに。

途中、抜いた看護師さんが顔を見せに来たのを
覚えている。


実際、抜いたのは動脈に刺してあった針で、
抜いた後、看護師が10分押え、
その後10分たったら腫れていないか確認して
止血が完了という手順だった。


完全な手抜き!!!

私が悪いわけではなかった。


テレビは見ているような見ていないような
そんな意識状態だった。


透析後、右腕を見たらあざにはなっていなかったけれど、
しっかり肘の内側がもりあがっていた。。。。
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