ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

術後八日目 その1

2012-12-19 10:57:23 | 腎臓がん

朝の回診前に、N先生のチェックがあった。

「傷口見せて」とシールをはがす。
傷口をおさて、浸出液が出てくるか確認して、
小さなテープに替えてくれた。


そして、珍しく座っていう。


「病理の結果が出た。
 腎臓がんでも一番多い淡明細胞癌だ。
 悪性度は中程度。
 リンパ節や周囲の組織に浸潤はなかった。
 転移していないか調べるために
 三か月に一度、CTを撮ることになる」



計画表では病理の結果は明日出る予定だった。


ガンを取ればいいというものでなく、
3月に一度もフォローをするんだ。。と
あまりに短い周期でのフォローにショックを感じる。
本当に中程度の悪性度なのかと疑いを持つ。

副腎は残せたという。




「僕の外来は金曜日だけれど、
 透析って何曜日だったけ?
 来れるかな?」

主治医、変更決定!!!

「じゃあ、診察受けてから透析だね。
 あす以降ならいつでも退院していいよ。
 いつにする?」

「明日帰ります。」




計画書では、10日目に退院の説明で
それ以降に退院だった。

土日に退院が決まったら、
病院間の連絡が滞ることを想定して
月曜日に透析をしてから帰ろうと思っていた。

金曜日のこの早い時間に退院が決まれば
病院間の連絡もスムーズに行く。

だったら、明日出るしかない。
それに眠れないからなおさら帰りたい。


前倒しで9日目の退院。
すごい!!!!
傷口の治りが悪い私にとって。


       




清拭しましょうと看護師さんがきたけれど、
「あとでシャワー浴びますから」とお断りする。

すると、別の看護師さんがきて
「今日、透析だよね。
 体を拭きましょう」と来る。
再度断る。


またまた別の看護師さんがきた。
「透析後、お風呂入る気?」
と聞かれる。


ようやく彼女らが何をいいたか悟る私。

禁断の透析後のお風呂ということに。

でも、あえて自己主張。
「はいる

「こうやって、腕上げて?」

「うん」

「まかせるわ。。。。


透析後の体調不良で転倒などの事件は起きないことを
信じてもらえたようだ。
いや単なる「自己責任」を明確にしただけかも。。。
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術後七日目 その2

2012-12-19 10:56:32 | 腎臓がん

病室へ戻るときに
着替えの入った風呂敷で傷口を押えて歩く。

きっとお風呂場へ行くときもこうやって
押えていたから、痛くなかったんだろう。

だから、他の人は腹帯で傷口を押えることに
納得した。



午後の検温で、看護師さんに傷口は痛むかと聞かれる。

「お肉が揺れると痛いけれど普段は大丈夫。
 傷口を押えればなんともないし。」
と答える。

「細いのにどこにお肉があるの?」といわれる。


その後、売店にお買い物に行くところを
目撃されるが、
私が左腕で傷を押えて歩くのをみて
納得する看護師様。



おひるごはん

オムライス、いも
カリフラワーマリネ、ささみ
アイスパイン、
オレンジゼリー

熱:682Kcal、蛋白24.6g、塩:2.0g

卵の上のケチャップはいいから、
ご飯のケチャップを増やしてほしい。。。。
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術後七日目 その1

2012-12-19 10:56:05 | 腎臓がん

回診で
「N先生が綺麗に縫ってくれたよ。
 傷のなおりがわるいんだって?
 どんなことがあったの?」

と聞かれる。

ホント。。。ありすぎて。。。


「傷口見る?」と聞かれたが
辞退する。


傷口はガーゼから、シールになった。

「腹帯はしなくてもいいけれど、
 している人が多いんだよな」

なぜ、みんながしたがるかわからなかった。
でも、くびれていない私の腹周りでも
傷口に腹帯が当たらず、
ブラジャーとまではいかないけれど、
胃の周りに腹帯が行っていることは常にあり。
背中がごろごろするので腹帯は外した。




その後、看護師さんが清拭のタオルをもってきた。

「回診終わった?どうなった?」
と聞かれる。

「シールに替わったよ」と見せる。

「それって防水シールなんだわ。
 シャワー浴びれるはず。
 聞いてきてあげるわ」


計画書では
シャワーは8日目。
この傷が治りにくい私が前倒し?????




シャワーはOKとなった。


早速、お風呂の予約を取る。







お風呂場で傷を見る。

なにが綺麗に縫った?
ギャザーありのタックありではないか!!!!

と思う。。     

ただ、細かく縫っただけを「綺麗に」というだけかも。
確かに細かく縫っていただくのは必須ですが。



頭を洗う。
ごしごしと洗うため、体を揺らすと
傷がいたい!


振動でお腹のお肉がゆらゆらすると痛いのだ。



体を軽く洗う。
お肉をゆらさないように。



シャワーで温まる間もなく、
着替えて髪を乾かすと、
お風呂場の使用時間30分はあっという間にきてしまった。
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術後六日目その2

2012-12-19 10:54:47 | 腎臓がん

透析が終わって、病棟に帰って
遅い昼食を食べる。



本を読んでいると母がきた。

雑談。



めずらしい時間に執刀医のN先生がきた。
「傷口みせて」

母は「外へでましょうか」と出ようとする。

先生は「みてもいいですよ」という。

母「みます」

私だってみていないのに、
(頭を上げて見れるほど、
 腹筋に力をいれることが
 できないこともある)
怖いもの知らず!!!!!!!!!!!!!!


先生は丁寧に、「この傷は何で」と説明していた。。。。。。
(後で思うとうらやましい。。。。)




その後、売店に行っておやつを調達した。
血液浄化センターで
「ごはんが足りない」と訴えても、
却下の気配だったので

ヨーグルトとキャラメル

採血は今日がラストだから、
このあと高リンになってもばれない。
でもなおかつ口が乾きにくいもので選んだ。



傷の方は、普段は痛くない。
せきとかくしゃみをするために
腹筋を使おうとすると痛い。

痛みのため、せきもくしゃみも止まってしまう。

せきの場合、すっきりしないので
ずっと浅いせきをごほごほやっている。。。。

このせきって、まさか肺の水の影響だったりして。。。 
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