ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

手術 その2

2012-12-11 10:10:46 | 腎臓がん

手術室の入り口で
看護師さんの名札のバーコードを機械にかざすと
手術室の戸が開いた。

これでだれが入退場したか記録されるんだろう。


更衣室へ行く。
手術着とスリッパを渡されて、
「これに着替えてね。
 下は何も着ないでね。
 今は生理だから、パンツはそのまま履いてきてね。」
といわれる。



着替える。




手術室の受け付けに行く。
手術室のドアは開いていて中が見える。

リストバンドのバーコードを読み取り
患者を確認する。


そして申し送りが始まる。
最後に
「生理なのでパンツを履いています」と付け加える。

うーん。
事実とはいえ。。。



手術室のスタッフに連れられて手術室へ。
さっきから見えていた部屋だった。



手術台に上がる。
タオルをかけられて手術着を脱ぐ。
わずか3分しか着ていない手術着。


スタッフは帽子から髪の毛が出ていた。
まだ、準備段階であとで整えるのか。




「シャントは左でしたよね?」と聞かれる。
聞くまでもなく見てわかるシャントですけれどね。



「顎ががくがくするという報告があったけれど、
 口をあけてみて」と
昨日の麻酔科DR.もいたけれど
他の先生が近付いてきた。

口をあける。

「充分開くから問題ないじゃない」

外れて大きく開くタイプなんです。
まれに顎関節が動かなくて口が開かないことも
あるけれど。。



頭に脳波をみるための電極をつけられる。



後ろの方では
「透析をしていて昨日の除水量がこれだけですので、
 点滴の量はこれぐらいにしましょう。」
と話している。

透析していることを考慮して点滴の量が決まるんだと
感心する。
他の病院で手術をしても点滴の量を考慮してもらえるのかな?
と思う。



「右手の手首に良い動脈があるじゃない。
 ここで(ラインを)取りましょう」
いって、血管確保の準備が始まりそうだった。



マスクをかけられる
「眠くなりますよ。深呼吸をしてください」
といわれる。

数を数えないんだと思う。
(ドラマの見過ぎか??)

なかなか眠くならないと思ったら
徐々にでなく、急に意識が飛んだ。
吸って吐いて吸って吐いてぐらいか。。



後日談
右手手首には動脈を取ろうとして
努力した痕跡が7つもあった
良い血管と言いつつも苦戦し、
結局、他の場所で確保したのだった。

意識がないとはいえ。。。。。。
7つ!!!!!!!!!!!!
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手術 その1

2012-12-10 10:28:36 | 腎臓がん


眼が覚める。

6時20分。


水分摂取は6時まで。
あわてて薬を飲む。

内心、まあ。。消化されなかったら
胃からの管を通されるだからと
割り切る。


昨夜は当然眠れなかった。
手術に対する緊張はなく。
生活習慣や枕が違うから寝れるはずもない。

申し出れば、睡眠薬をもらえるということだったけれど、
体が疲れていないので、
薬を飲んでも効かないような気がしたし、
興奮しすぎると同じく効かない。

ま。。どちらにしても手術で寝かされるからと
寝れなくてもいいやと思っていた。



うとうとしていると
「浣腸しますよ」と看護師さんが来た。
この場に及んで。。
出るものがあるものかと思う。



顔を洗って歯を磨いて
ぼんやりテレビをみていたら、
先生が来た。

「かわりない?」ときいて
「おなかに印つけさせて。
 左だったよね?」と確認しながら
サインペンでぐるぐると渦巻の印をつけた。



再度、ぼんやりテレビ。


7時45分。
母親と妹が来た。

「市内に入ったら途端に渋滞するんだもん。
 間にあうか心配しちゃったよ」

8時までに来てくれということだったから、
7時に家を出れば朝の渋滞を回避できると
思っていた。
45分に病室に入ってくるということは
朝の渋滞を回避したということか。


三人でぼんやりテレビ。



8時20分ごろ。
看護師さんが呼びに来た。


血栓予防のストッキングを履く。

「じゃあ、行ってくるね」と部屋を出る。

なんと、
パジャマのまま歩いて、
手術室まで行くのだった。


ドラマの中ではストレッチャーやベッドのまま
手術室に移動する。
たぶん、予備麻酔を打っていて、
歩くと転倒する危険があるから寝ていくんだろうが。。。

当然、予備麻酔もなく。。

情緒という言葉以外思い当たらないが、
情緒も風情もなにもない。

大きな手術があるのに、まるで
売店に買い物に行くノリで部屋を出た。



血栓予防のストッキングは気持ちよく。
歩きやすい。
「それ、差し上げますから
 家で履いてもいいですよ」といわれる。
肌さわりも気持ち良い。
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手術前日 その4

2012-12-09 22:14:16 | 腎臓がん

その後、頭痛と吐き気。

脱水と思う。


体重計に乗ると、透析後から800gマイナス。。。。。。

腎内の先生は「そのくらい大丈夫でしょう」という。


マイナスになった分、水分を摂ってやろうと思いつつも、
渇水感がなくて、水分が摂れない。



あまりのだるさに
透析後の入浴作戦はぶっ飛んだ

ショック。。。。。



ベッドでだらだらと過ごす。。
テレビも見る気はしない。。。


そこへ今朝の先生が登場。
「僕が手術をすることになりました」

ようやく執刀医が決定!!!

質問はありますか?と聞かれ
「皮膚が弱くて傷のくっつきがわるいので、
 丁寧に細かく縫ってくださいね」とお願いをする。

「今は抜糸しないし内側から縫うから大丈夫だよ」と
いわれる。




再度、だらだら過ごしていたら
「今夜と明日のお薬をもってきました」と看護師さんがきた。

夜はビタミン剤だけ飲むのことに。
朝は、ステロイドを飲むことに。

点滴でステロイドをいれるけれど、
習慣を替えない方がいいということで。。。。

ステロイドが喉に貼りついたらどうしよう。
少量の水で飲めるかと思った。
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手術前日 その3

2012-12-09 17:26:05 | 腎臓がん

病室に戻って、ぼーっとしていると
看護師さんが、下剤をもって登場。

普通の紙コップより大きめ。

「粉を溶かしたんだわ。
 溶けているとは思うけれど」

と差し出す。

アンバサのような味。


時間をかけて飲んでもいいとのこと。
でも、飲み終わるまで監視されるのは
わかっていたし、
透析後でお腹もすいていたので
一気に飲む。

ほぼ、飲みきって紙コップの底を見る。

塊がある。

「塊があるよ。」
と看護師さんに見せる。

残った水分では塊はびくともしないので
スプーンをもらって混ぜる。
うまく混ざらないので
塊をすくって口に運ぶ。

「これって、もう少し固く溶いて
 スプーンで口に入れて
 あと水で流しこむのもありかも。。」
と意見を述べる。



その後、おへその掃除と体毛の処理があったが、
おへそはきれい、体毛はないので(?)
処理は不要となった。

今の時代、あまり剃毛はしないらしい。
腹の産毛も剃らなかった。
(産毛らしいものもないけれど。。)




2時間後、突然、下剤が効き始める。
一気に水便に。



お腹が落ち着いた頃、
麻酔科の先生の診察があった。

麻酔科医師の役割と
麻酔をかけるリスクとかの説明があった。
硬膜外麻酔はしないことになったと説明があった。


その時に
「C型肝炎があるようですが、
 なんで治療しないんですか」
といわれる。

「SLEがあるため、
 2か所の病院からできないといわれています」
と答える

「ならいいです」
といいつつ。。。
肝炎があれば、麻酔にどういう影響があるかなどの
説明は全くない。
ただ、治療ができることを教えたかっただけか?


ちなみに4人部屋に移ってから
同じ麻酔科医が
同室の手術前の患者さんにも同じ質問をしていた。

まだまだC型肝炎には世間の偏見はある。
私は個室での質問だったけれど、
4人部屋での質問はどうかと思う。

大部屋の場合は、面談室で診察を行うなどの
考慮が必要だと思う。

あなたも投書箱にいってもらいましょう!



水分摂取は朝6時まで。
禁水といっても緊張して口が渇いたといって
水分を取る人や、緊張で消化が悪い人がいる。

そういうことになった場合は、
胃に管をいれて、水分を出すことになる
と説明を受けた。


顎関節の動きの確認をした。

私の顎関節は常にがくがくいう。

「もしかしたら、顎関節を外すかもしれません。
 あとで直しておきますが」
なんていう。。。

その後、顎がどれだけ開くか測定した。


質問はありますかと聞かれて
「透析しているため無尿ですが、
 それでも尿道カテーテルをいれるんですか?」
ときいてみる。
「ならしません」と。

次に
「左手はシャントですが、点滴と血圧測定は
 どこでするんですか?」
ともきいてみる。
ともに右腕で行う。

最後に
「皮膚が弱いので、テープ類はゆっくりはがしてください」
とお願いをした。



しばらくして、手術室の看護師さんがきた。
ふくらはぎのサイズを計り、
血栓防止のタイツのサイズを決める。

「私、外反母趾がありますが、
 はけるでしょうか?
 普段、タイツを履くと外反母趾が痛いので
 履くことがないんです」
と話す。

それは履いてみて考えましょうとなった。


質問、お願いはといわれたので、
麻酔科医と同じく、テープ類はゆっくりはがしてほしいと
お願いした。

それと、生理になってしまったことを話す。

「わかりました。
 それについては、必ず病棟の看護師に話を
 しておいてください。
 こちらからも対処の仕方を看護師に説明しておきます」
ということになった。
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手術前日 その2

2012-12-08 20:41:52 | 腎臓がん

血液浄化センターへ行く。


まず、リストバンドのバーコードを読み込んでもらう。

そして体重計に乗る。

「●.●kgの増えですね」

すぐにパソコンにデータが飛ぶ。

前回、引けた分を考慮してもらえずに、
基礎体重からどれだけ増えてどれだけ除水するかと決まる。

あるようでない私の基礎体重。
変動が激しいから、いちいち基礎体重の書き換えができないし
できていない。

とっとと自分の病院に帰ろう。。。


ベッドに寝る。
平ベット。
リクライニングできない。。。。。。
腰がもつか。。。



そして、
「ここでは4時間透析をします。
 先生の指示です」
と。。。

まずい。
5時間透析をしてもらう前提の普通食。
高カリ、高リンになってしまうではないか。。
入院していて高カリなんてみっともない。。。


確かに持っていったデータはすばらしく良くて、
このデータで、なんで5時間透析をしているの?的データ。
そこら辺から4時間になってしまったんだろう。

それにここは、
午前午後の2部構成。
午前の部が終わってすぐに午後の部が始まる。
5時間もすると午後の部がなかなか始めることが
できないということもある。


とっとと自分の病院に帰ろう。。。

この時点では、気がつかなかったけれど
血流も200しかとってもらえかった。


同じく、ロカルトコールもいれてもらなかった。

理由は、想像だけれど、
このデータで、なんで5時間透析をしているの?
インタクトは確かに低すぎて、
ここに来る直前にレグパラを切った。
その後、採血をしていない。

うちの主治医、処方を替えたと
再度紹介状を書かなかったらしい。
(後で聞くと、「前書いたからいいよね」と
 書かなかったことが判明している)



透析中は略。
血流が取れないこともなく、
トラブルなし。。



終了時、エポジン3000が入った。

手術前だからとこちらの血液浄化センターのDR.の指示。

鉄さえあれば、エポをいれなくても
ヘマトやヘモグロビンは上がっていく特異体質の私。
ここでは、それをいっても理解してもらえないから
だまっていよう。

と思う。


抜針後、自分で止血した。
「すごいわね」といわれる。

そうか???
いつもは抜針の時から自分で押えている。



ダイアライザーはしっかり残血。
いつもと違うダイアライザー、
抗凝固剤はいつもより多めで、一時間前に切ったとか。

キャップの色から●社(イニシャルトークをする強さがない私)の
ダイアライザーかなと思った。

●社のダイアライザーと相性がわるい私。

結局、●社でなくニプロだった。
初めて使う会社だと思う。
こことも相性が悪いんだと感心する。。




3分ぐらい押えて、バンド(止血帯)をしようとしたら、
「もう止まったの?
 ここでは、バンドで止血することは禁止です。
 バンドして病棟に帰ってシャントがつまったことがありますから」

とたしなめられる。

「いえ。止血のためでなく、
 念のために巻くだけです」と答え、巻く。

「手際良く巻くわね」
感心される。

そして、「まって」と看護師さんにつかまり、
バンドと腕の間に看護師さんの指が入ってきた。

「このゆるさなら、(止血のためじゃないから)
 このまま帰ってもいいよ」と釈放される。


またまたリストバンドのバーコードを読み取り
体重計に乗る。


そして、「一人で帰れます」と言い残し帰った。




病棟に戻る。

ナースステーション前で
「本当に歩いてきた。。
 透析後なんて思えない。。。」
とあきられてしまった。

だって、透析後、いつもは自分で車を運転して
帰宅するんですよ。
ごく当たり前のことです。

ほんと、疲れる。。。。。。。。。。。。。。。
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手術前日 その1

2012-12-08 11:29:29 | 腎臓がん
10月17日 火曜日

眠れなかった。

枕が合わなくて首が安定しなくて
眠れなかったことと、
ずっと夜2時に寝る生活だったのに
夜10時に寝ろなんて無理な話で。。。


体調は急な冷え込みと乾燥で
鼻詰まりが始まった。
これ以上ひどくならないようにと
マスクをする。
(口を開けて寝てもいいように
 マスクを持ってきていたのだ)


朝食はかたちばかりの食事。。。   
といってもこれは常食(普通食)の低残渣食。

透析食の場合、どうなるんだろうと思いつつ
流し込む



ご飯 小  白菜のおとし卵  赤みそスープ(具なし) ブレクレス

熱:465Kcal 蛋白 13.8g 塩2.4g



その後、先生が二人別々に病室にきた。
「変わりない?」と。
若い先生の方は、
眼の下をみたり、リンパ腺を触ったり、
むくみを確認したり、
「そのカンパンみたいのはいつからありますか?」
ときいていった。



8時半過ぎ、
「今日は透析ですね。
 体をふきましょうか」といわれる。

「透析後、お風呂に入りますから
 いりません」と答えると

「この病棟では透析後の入浴は禁止です」
といわれてしまう。

まあ。。夏場は髪を洗い、体も洗っている。
「いつもやっていますから」といっても却下。
       

とりあえず、体を拭いて透析後に考えることにする。




血液浄化センターからよばれる。
「車イスでいきましょうか?」といわれる。

「歩いていきます」と答える。

「帰りは車イスでお迎えにあがります」
といわれる。

「大丈夫ですから」と答える。

「みなさん、そうされます」といわれる。

      


この時点では気付いていなかったが
この病棟は泌尿器科と腎臓内科と皮膚科の病棟だった。

基幹病院の腎臓内科といえば、
心臓やら糖尿などの合併症のある人が通うところ。
だから、腎臓内科の合併症がある人の透析導入時の
扱いと同じ扱いになってしまっていたのだ。。。


むむむ。。。。疲れる。。。。   

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入院

2012-12-07 23:39:52 | 腎臓がん

10月16日 火曜日

ついに入院の日。

母の車で、妹と病院へ向かう。


母のあぶない運転にどきっとする。

高齢のため判断が鈍っているのか、
眼が不調なのか。。。


今回の病院は市外の基幹病院にした。
市内にも基幹病院はあるけれど、
どうしてもシステムと雰囲気が好きになれず。。
また、透析に関しても理解が低いような感じもあり。。

よって、市外の基幹病院を選んだけれど、
病院の選択には後悔はしていない。

けれど、まさか入院するとは思っていなかったし、
それ以上に、母の運転がここまで危ないとは。。

心配事が増えた。。。。。。。。




病室は4人部屋を希望していたが、
満室のために個室になった。
当初から手術の前後は個室と聞いていた。

個室でも4人部屋でも
テレビと冷蔵庫とちょっとしたタンスがついていた。
タンスはパジャマ等でいっぱいになった。

母と妹は早々に帰って行った。

私は昼食を食べて、読書。




14時ごろ、看護師が来て、
「左手がシャントでしたよね?」と確認して
枕元に
「左腕採血・血圧測定禁止」
パウチされなおかつ後ろにマグネットを付けた紙を貼った。

用意周到。



「みなさんにきいていますが、
 今回の入院はなんときいていますか」
と聞かれる。

「左の腎臓にある腫瘍の摘出手術です」
と答える。

病状によっては、はっきり伝えていないケースも
あるから、確認をしたんだろう。


すると、入院計画書が出てきた。

「こういうスケジュールを計画しています。
 了解しましたらサインをお願いします」

なんと術後11日目に退院できることになっている。
週末であろうと検査もするようだ。




しかし。。。


「おなかを綺麗にするために、
 明日の朝は低残渣食を食べていただき、
 その後は禁食、水分だけ摂ってください。
 透析から帰ってきたら下剤を飲んでいただきます」

え!!!!!!!!!!

手術の朝だけ禁食じゃないのか。。。
ショック。。。。。
        

確かに計画書にも書いてある。

しかたない、サインをする。




夕方になって、看護師さんがきて、
「主治医のK先生のこときいていますか?」
と聞かれる。

主治医といっても外来で2回あっただけ。
最後にあったのは約3週間前。
情報を持ち合わせているわけはない。

「なにも。。」

「K先生、けがをされて今この病院にいらっしゃいません。
 よって、手術はほかの先生がすることになります」

「え!!!!!!!!」


病室入口のプレートも枕元のプレートも
さっきの入院計画書も主治医「K」となっているのに。。。

いつけがをしたんだろう。。。
超極最近か。。。。。。。。。



あと、透析中の食事は禁止で、
透析後に病室で食べるのが決まりと聞いて、
絶句した。
(もっとも、手術前の明日は食べることはできないが)

5時間透析したら、昼ごはんと夕飯がくっついてしまうではないか。

ショック。。。     



この時点では、情報が混線していて
翌日の禁食中の飲み薬は飲むか飲まないかの指示を
どの先生にもらえばいいのか決まらないので、
「明日の昼食までに答えます」状態になっていた。

一説には手術までの指示はK先生が出すことになっており、
K先生の連絡まちともいうが。。。。。

前途多難。。。


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術前検査兼手術の説明その3

2012-12-07 13:43:01 | 腎臓がん
DR.の説明後、別室で看護師より説明を受ける。


各種同意書をもらい、
いろいろな説明を受ける。
入院に必要なものの一覧表をもらう。


「お部屋はどうしましょうかね?
 有料の個室と4人部屋とがありますが」

透析でいないことも多いので
4人部屋にしてもらう。
それと、SLEで紫外線は無理なので
窓際のベッドでなく廊下側のベッドの予約を
お願いする。

ささと。。パソコンにデータ入力する。
もちろん、理由をつけて。


「4人部屋でテレビを見るなら
 イヤホンをもってきてくださいね」



「今、食事は常食になっていますが、
 塩分制限はあるよね???」

するどい。。。

しかし、あるようでないのだ。
5時間透析に替えてから
カリウム、リンについても
バナナ一本食べる、フルーツバイキングに行く、
食事をピザで済ませる、チーズフォンデュを食べる
ような無謀なことをしなければ、
普通の食事で充分だった。
特に、リンは薬を半分に減らしても低かった。

「ないのであれば、
 ふりかけをもってきてもいいですよ。
 朝もパン食にしますか?
 お昼も麺類にすることもできますよ」

しかし。。透析中に麺類はまずいので
麺類は辞退した。

どちらにしても腎臓内科医を
説得しないと透析食になってしまう。
透析食になったら低カリウム低リンになってしまう。。。

食事にはお茶がつくが、
それ以外の飲み物は自分で用意してくださいとのこと。
冷蔵庫もあるようだ。



再度、生理の件を相談してみる。
「昔は薬で遅らせたみたいだけれど、
 今は、遅らせたために
 手術後体調を崩し、快復がおくれることがあるので
 薬をつかって遅らせることはないの。
 手術後は、うごけなくても、
 一時間ごとに看護師が回ってきて見るし。
 手術前に看護師にいってくれれば
 手術室の看護師にも伝えるから
 心配はいらないよ」
とのこと。。

安心したようなしないような。。。。
 


その後、肺の機能検査を受けた。


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術前検査兼手術の説明その2

2012-12-06 10:29:41 | 腎臓がん


母と診察室に入る。

「お母さんでよかったかな?
 どこまで説明してあるのかな?」

といいつつ、一から画像を見ながら説明が始まった。



「右の副腎にも腫瘍はあるのですが、
 今回は置いといて、
 また、右の腎臓にも腫瘍っぽいのがあるのですが、
 これも置いといて」


右の副腎の腫瘍???
ホントある!!!!!!!

(心の叫び)

で。。頭の中が混乱する私。。。



そして、
「ステージ1ですね。
 だから、取らなくてはなりません」

という。


ステージ1ってガンってことじゃない!
この前、良性の腫瘍といったじゃないの。
使い分けている。。。。。

(心の叫び)

もっとも、消化器科のDR.の
「時間がない」というので
ガンであることは感じていたけれど。。

         


その後、手術の手法について説明する。
内視鏡を使っての手術。
「3か所、場合よっては4か所お腹に穴をあけます。」

ここで、母が質問。
「腎臓って背中からの方が近いんじゃないんですか?」と。

回答は忘れたけれど、
確か、動脈を縛るのに、背中からだと背骨が邪魔するとか
いっていた。


「さて、この小さい穴からどうやって腎臓を
 取り出すかわかるかな?」

私の雰囲気が気になったんだろう。
で、質問形式を使ったのだ。

私は
「バラバラにして、吸い出す」と答えた。

「昔は、そうしたけれど、おなかの中に
 屑をばらまいちゃうでしょう?
 だから、4cmぐらい切ってそこから
 腎臓を取り出します」

「あ!!
 だから、生体腎移植の腎臓が取り出せるんだ」


内視鏡で生体腎移植のドナーの腎臓を出せることは
知っていた。
でも、どうやって取りだすまでは知らなかったので
答えに結び付かなかったのだ。
ドナーの腎臓を屑したら、使えない。



あと、出血が多ければ、
開腹手術に切り替えることもあるとか、
輸血はしない方針だとか。。


一応、DR.の説明は終わった。




なにか質問はありますか?と。。

「副腎もいっしょに取りだすのですか?」

「残せたら残します」

「今も副腎皮質ステロイドを少量ですが
 飲んでいます。
 手術の日とか翌日は飲めませんよね?
 どうしますか?」

「当日は飲んでもらいます。
 翌日は点滴でいれようかな?」


「長期にわたってステロイドを使うと、
 うまくホルモンが出ないことがあると聞きます。
 また、手術等のストレスでショック状態になることも
 あると聞いています。
 そこらへんについてはどのようにお考えですか?」


「・・・・・・・・。
 朝、薬を飲むのを止めて点滴でいれようか。。。
 普通の人でもショック状態を起こ死ぬこともあるし。。
 手術中だけでなく、一週間ぐらい点滴でいれようか。」

 とあわてて電子カルテに書きこむ。

「忘れると大変だから、
 ステロイドフォローの件、赤字太字にして
 カルテのトップに書いておこう!!!!

と早速実施。


ここでうろたえる母。
「ショック死???」と。。。

確かに、
泌尿器科は高齢の男性の受診が大半であり、
ステロイドを服用している女性の手術は
レアかもしれないけれど。。。。。。。。。。。
私が言い出さなかったらどうなっていたの???

私が自他共に認めるしっかり者で良かった。



全国のSLEならびに膠原病の皆さん
  またステロイドを飲んでいる皆さん、
  全身麻酔をするような手術の時は、
  自分から、副腎の機能不全の可能性と
  そのフォローについて
  主治医に申し出てくださいね。




「先生、それと
 手術と生理があたりそうなんですが」

「別にいいですよ。
 血が少しでていると思うだけで
 僕たちは気にしませんから」

「・・・・・・」

手術と生理が当たると体の負担が大きいと聞いたけれど
いいのかな??????????



「なにか質問があったらいつでも聞いてください。
 答えるのが僕の仕事ですから」
とDR.

なかなかの名言。
しかし、この先生に質問する機会は
おろか、顔を見ることさえも二度となかった。(爆)
( (爆)の真相は、後日 ) 
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術前検査兼手術の説明その1

2012-12-05 14:47:15 | 腎臓がん

9月26日 水曜日

診察は14時から。

13時までに採血、13時半までに胸のレントゲンと心電図を
終えることになっていた。

どれも至急で結果を出してもらい、
診察に間に合うようにするためだった。

診察後に、肺の機能検査。


採血には、血糖の検査も含まれていて、
朝食後4時間絶食をしないと正確な値は出ないので、
12時に昼食を食べるには8時までに
朝食を終えないといけない。

この日は8時までに朝食を終えたので、
12時には採血を行えることになる。



12時半に病院について、
採血、胸のレントゲン、心電図をこなす。

採血はスピッツの本数が多すぎて、
血管が根性がなくて、
後半は、注射器で血液を抜き出してもらった。

使いすぎた血管によくある話だとか。

「よく使った血管だね。」

「(スピッツの)本数多いですね。
 私の血管、そんなに根性ないから
 大丈夫かな??」との会話通りになった。


心電図が終わった後、
「今、肺の機能検査空いていますから、
 やっていきますか?」
と声をかけてもらった。

「お昼御飯がまだなので、
 ご飯食べて診察を受けてからきます」と
辞退した。



食事して、トイレに入って
時間は13時45分。
14時からの診察にちょうどの時間。

中待合で待つ。
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泌尿器科へ

2012-12-05 10:44:01 | 腎臓がん

8月17日 金曜日

泌尿器科へ行く。


診察室に入ると、
DR.は再度、造影剤入りのCTの画像を見ながら
画像の変化について説明してくれた。

「右にも腫瘍があるんだけれど、
 これはまだ色が変わらない。
 いずれ取ることになると思うけれど」


たしかに腫瘍っぽいのがあって、
色は白くならない。
右にもあるんだ。。。。

ショック。。。。

両方腎臓を出してしまったら
内分泌系はノーコントロールになる。

どうなるんだろう。。。。。。



淡々と手術日が決まっていく。

「今、手術が立て込んでいるし、
 人事異動もあって、
 最短で10月18日だな。
 旅行の予定ある?
 あるなら、別の日にするけれど。」

そんなに先。。。。。。。。。。



「手術の前々日に入院して、
 前日に透析だな」

「手術は5時間から6時間ですむよ。
 のう胞が多いから、腫瘍だけだすことはできない。」

「次回は、家族をつれてくれるかな?
 その時に、透析条件をもってきてくれる?」


たんたんと話が進んでいく。。。。。。。


最後になって、
良いものだと思うけれど、
 お年寄りだったら手術しないで『様子をみましょう』と
 いえるけれど、
 若いから手術をした方がいい」
というDR.。

私の反応に心配したのか。


「最近、透析患者の腫瘍の摘出手術が多いんだ。
 みんな透析が長いからね」
と。。。


あなただけじゃないよと言いたげだった。。。。




呼吸器内科と消化器科で主要な検査を終えているため、
新たな検査はない。

次回は、入院のための検査兼手術の説明のための
受診になる。
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告知

2012-12-04 22:37:33 | 腎臓がん

8月13日 月曜日

検査の結果を聞きに病院に行く。

気分はルンルン

異常なんてありっこない。
結果が確定したらと
今後の予定をいろいろ考えていた。



診察室に入る。

DR.第一声。
「手術するかしないかなんだけれど」
という。

想定外のおことばに
「私の胆のうって
 そんなに悪いんですか?」

と絶叫してしまう私。。。。


              


いったんリセット。
DR.も我に帰る。

DR.自分の守備範囲の消化器系の説明を始める。

異常がないはずの胆のうには線維腫がある。
これはとりあえず初回だから半年後に再検査。
変化がなければ、一年後検査にする。

膵臓ののう胞はエコーで充分フォローできるところだから
エコーで年に一度エコーで確認する。




そして。。。。



造影剤入りCTの画像を見ながら説明。
これが胆のう、肝臓、膵臓は画像に変化はない。
(正確にはなかったと思う)

腎臓。

これが左の腎臓で、
 
ここを見ていて
 薬がはいって白くなって
 薬が抜けて黒くなるものがあるでしょう。
 これが腫瘍なんだよ。
となんども見せてくれる。


「エコーではのう胞に隠れて見えないんだ。
 だから、今までエコーやCTを何度も撮っていたみたいだけど、
 こういうのは造影剤をいれないと見えないんだよ。
 造影剤をいれた検査をして、見つかって良かったね」



「僕が透析病院に回答書を書いて、
 透析病院から
 新たに紹介状を書いてもらう時間はない。
 僕が紹介状を書く。
 どこか泌尿器科にかかったことがある?
 なければ、行きたい病院はある?」



時間がない。。
どういうこと。。。。
そういうことなんだ。。。。


他の病院も思いつかないし、
他の病院に移ったとしても一から検査では遅くなる。
この病院の泌尿器科でいいと答える。
電子カルテだから、検査結果はどこの科でもみることができる。


「胆のうはいらない臓器なんだ。
 このまま観察していくのもなんだし、
 腫瘍が右の腎臓だったら、胆のうも一緒に取ってもらえたのに。。」


とDR.はいう。

ついでで話す内容か。。。。。。。


あと、親族に癌患者と腎臓が悪い人がいるかは聞かれる。
いるんだよな。。両方とも。。。。。。

 


 
頭の中はぐちゃぐちゃだ。



時間がないという言葉と

造影剤をいれないと見つからないのに、
意味のないCTとエコー検査を続けたことと
またまた自分の病院で消化器系の異常を
みつけることができなかった医療不信と

仕事を辞めて時間があったから受けた検査だった。
仕事をしていて、
ふつうのエコー検査をしていたら見つからなかっただろう。
だから助かったという思いと、

仕事していて告知されたら精神的にぐちゃぐちゃになった
という思いと

いろいろな思いとショックで
今後のことは真っ白という状態とは
程遠い精神状態だった。
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検査二日目

2012-12-04 16:31:46 | 腎臓がん

検査二日目。
エコーとMRI。


エコーは
「胆のうを中心にお腹全体をみますね」と
声かけがあり、検査開始。

検査の終わり頃、やたら、
右の肋骨のしたをぐりぐりとする。
痛いくらい。。

「胆のうの指摘はなんていわれたか覚えていますか?」
と技師さんに聞かれる。

「そこが厚くなっているということです」

「どこで?」

「●●市の医師会の人間ドッグです」

「ふーん」

この会話と前の動きで

探しても探してもないってこと
なにも出なかったんだ

と思った。






次、MRI。

検査着に着替えて、液体の薬を飲む。
これを飲むと綺麗に映るそうだ。

半分以上のんでひと休み。

一気飲みにも限界がある。

「透析していて水分制限があるんでしょう?
 そのくらいの飲めたらあとは飲まなくてもいいよ」
と技師さんにいわれる。

患者の病気について理解しながらの検査。
ホント、この病院の横の連携と各人の意識の高さはすごいものがある。

「大丈夫です。
 お腹すいていますし、喉がかわいているので
 全部飲ませてください」と飲む。

それに、飲みが足りなかったから映りが悪かったと
いわれたくないし。。。。。。


やはり、横になっているうちに検査は終わった。
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検査一日目

2012-12-04 09:42:40 | 腎臓がん


一日目、血液検査と
肝ダイナミックと呼ばれる造影剤をいれてのCT検査。


ここの病院は良心的で
初診のあと
「今後の診察と検査の予定」票をくれる。
いつ、何時から、どこで、なにをするかが書かれている。

血液検査においても、耳血とか生化学でなく
赤血球、白血球とか具体的な検査項目が書かれている。



まずは、血液検査。

あまり、私の肘の内側の血管は良くない。
昔、点滴をたくさんやったから。

検査技師さんが
肘の内側の血管をみて、
「今日はこのあと造影剤検査が入っていますから、
 太い手首の血管は造影剤用に採っておきましょう。
 肘の血管でやってみましょう」
と肘の血管で採血をなんとかしてくれた。
本数は多かったけれど取れた。

ホント、ここの病院は各部署の連携がとれている。


次はCT。

検査着に着替えて検査台に上がる。
早速、点滴。
「透析の針よりは細いですけれど
 ふだんの点滴よりは太いから痛いですよ」といわれ、
うごいても大丈夫の手首の太い血管で血管を確保。

検査中は、遠隔操作で点滴に接続した注射器の中の
造影剤をいれるという。

この造影剤をいれるとき。。
思わず力むぐらい痛かった。 
ひじの内側だったら、力んで漏れたり、
動いて漏れただろう。
手首のラインをとって正解。

あとあと凄いアザになった。。。。。
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呼吸器内科へ

2012-12-04 00:08:55 | 腎臓がん

消化器の内科の検査の具体的な説明を待っているうちに
呼吸器内科で呼ばれた。

DR.は
「今日、検査して
 問題がなければ今日で終わりましょう」と
CTと肺の単純撮影のオーダーを出してくれた。



CTは検査着に着替えて検査台で寝るだけだった。




肺の単純撮影。

これに対してはむかつくことがあった。

レントゲン技師は50歳代だろうか。。
「ブラをとって、下着になってきてください」
といわれた。

この日の私の恰好は。
細かい花柄のタンクトップに長袖のブラウスをはおっていた。
下着なんてつけていない。
タンクトップも無地ではない。
よりによって細かい花柄。

普通、胸のレントゲン検査では
無地でポケットのない白いシャツ
ならば、着用可能となる。
柄が病変に見えることがあるからという。

よって、しかたなくなにもつけずに出て行ったら
「そういうことをされると困るんだよね

といいながら、検査着を貸してくれる。

タンクトップやキャミソールを
下着と呼ぶのはどうかと思う。
それに検査着があるなら先に出せと思う。


この件については、追って御意見箱に投書させていただいた。



結局、肺はなにもなし。
血管を深読みして病変と判断したんだろうということになった。
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