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「ヨコハマメリー」映画って好き17

2006-06-21 08:22:12 | 大好きな映画

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最近「日本映画」がいい。
少し前は「地味な邦画より派手な洋画」どうせ同じお金を払うなら・・・。という感覚だったが、
今は邦画もよくなったのか、raku自身が落ち着いたのか・・・。


で、自称「浜っ子」のraku、「ヨコハマメリー」を横浜で見る。
2005年 /  1時間32分 / 監督:中村高寛
http://www.yokohamamary.com/yokohamamary.com/


まず、横浜に「メリーさん」と呼ばれた女性が居た話から・・・。
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戦後50年間、米軍兵士を相手に美人娼婦として名を馳せたひとりの女性。
歌舞伎役者のように顔を真っ白く塗り、白いドレスに身を包んだ老婆が、ひっそりと横浜の街をさすらっていた。
何年も何年も・・・。
彼女の立ち振る舞いは、いつしか横浜の街の風景の一部、“ハマのメリーさん”と人々は呼んだ。
いつしかメリーさんは横浜から消え、メリーさんを追ったのがこの映画。


癌を宣告され命の期限があるシャンソン歌手・永登元次郎さんがメリーさんとの想い出を語る。
消えてしまったメリーさんにもう一度会い、彼女の前で歌いたい……、この思いを果たす。
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メリーさんを通して見えてきたもの、人の孤独・温かさ・時の流れ。


腰が曲がっても海の向こうに帰った愛しい人に再び会うために港に通うメリーさん。
人生を嘆くことも 愚痴ることもない心のきれいなメリーさん。
郷里の福祉施設で身奇麗にし、凛としたオーラを放つメリーさん。


遠い過去で「顔を白塗りし異様な白ドレス姿で街に佇む老娼婦のメリーさん」を見た気がしてきた。
浜っ子なら「メリーさんを見た記憶」があるステイタス。



永登元次郎氏も04年急逝し、メリーさんも05年1月84歳で亡くなった。
ヨコハマの歴史がまた1つ消えた。
だから1人でも多くにメリーさんの存在を伝えたかった。



しあわせレシピ:伝えたい記憶、出来るだけ多くの人に・・・