『狼少年ならぬ狼オヤジ』raku父にまつわる話2

raku父は何年か前の冬、西海岸（北より）に行った
勤め先の同僚と一緒に海の見える景色のいいホテルに宿泊。
夕焼けがとっても綺麗だったらしい。

荷物の整理をしている父の友人T君。
窓辺からの景色に釘付けのraku父。

『あっっっつ!!!!!日本が見える』･･･raku父が叫ぶ。
荷物の整理をしているT君が手を止め窓辺に駆け寄り、
『どこどこ?????』窓に張り付く。
･････『うっそだよぉ。』raku父。
日本など見える訳がない。何キロ離れていると思っているのだろう。
わざわざ手を止めて駆けつけたT君は若干ムッとし、今までしていた作業に戻った。

そして真夜中、旅行中で興奮して寝つきが悪かったraku父は又も窓の景色に釘付け。
そこで本当に綺麗な景色が現れた!!!
『あっ!!オーロラだ』感動のあまり真夜中という時刻とは関係なく大声を上げたraku父。
･･･････
･･･････『オーロラ!!』raku父。
すっかり眠りに入っていたT君、raku父の絶叫で目が覚めた。
しかし『うるせーなぁ!!!』と起き上がらず、
しかも布団をかぶって再び眠りに付いてしまったT君。

きっと2度とダマサレないぞ、と寝ぼけながらにも思ったのだろう。
『本当に綺麗なオーロラなのに･･･』とraku父は目の前の綺麗な景色を独り占めだった。

しあわせレシピ：だいたいにおいて人を信じた方が楽しいよね。

訪ねた場所が分かりました→ジャスパーだそうです。