振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

お世話になったターニン市場を紹介

2022-09-29 12:21:28 | チェンマイステイ
宿の7階から撮ったターニン市場。広くて画面に収まり切らず、屋根ばかりになった。宿の裏側と市場の西北の隅が隣接しているが、表側の玄関からしか行けないので数百メートルは歩くことになる。



平屋建ての食堂棟、服飾関連棟、フード棟(一部2階)の三棟の周辺を2~3階建ての店舗付き住宅で囲まれている。

開店時間は店によりマチマチだが、フード棟では朝5時過ぎには灯りが点いた店もあり、6時台になるとお客さんもちらほら見える。





7時前には托鉢のお坊さん達がやって来て、集まったお店の人たちにお経を唱えてあげている。



以前から利用している市場だが、今までは朝食用の揚げパン豆乳、そしてビールのつまみになるサイウア(タイ風ソーセージ)や揚げ物を買うぐらいで、あとはたまに食べるカオマンガイの食堂へ行くくらいだった。興味はあったものの大きなボウルに入れて売っている惣菜を買ったのは今回が初めて。



このようにして惣菜を売っている店が市場内に5~6店舗ある。自分が買うのは20~60バーツくらいだが、カニなどを使った惣菜は高いのかも知れない。

夕方近くになり、ボウルの中身が減ってくるとナイロン袋に移して並べているが、売り切るために安くしているようではない。

赤唐辛子を多く使ったようなモノは避けていて、時々は辛くないか尋ねるのだが、味覚の違う者同士では答えがあてにならない。多少の辛さならビールで火消ししながら食べていたが、二口までは食べたがそれ以上は耐えられず、もったいないが処分したこともあった。



サイウアと言うと渦巻き状にトグロをまいたモノが有名だが、自分が買っている店はストレートなモノしかなく、珍しいと思う。結構辛いので1本(30バーツ)が限度で、毎日食べたりしているとお尻に異変を感じる。買うときは刻んでくれるようにジェスチャーで頼んでいて、画像は刻んでいるところ。

市場内には精肉や鮮魚(と言っても養殖の淡水魚)を扱う店舗もあるが、まだ利用したことはない。ガラスで仕切られて空調の効いたゾーンがあり、それらの店舗はそこに集められている。



野菜類ではキュウリとライムを買うことが多かった。ミニトマトなど含めて、一皿10~20バーツで売っている。ライムは絞って炭酸で割って飲んでいた。

ライムは道端の雑貨屋とか洗濯屋が店先に小さいテーブルを置いてこの上に並べて売っていたりもする。大概10~20バーツだが、市場より大盛りで、出くわしたら時々買っている。


ここターニン市場は庶民の台所で、観光客がお土産に買うようなモノはほとんど無いが、タイの人々の生活振りの一端を覗いてみるには良いと思う。

もしもお土産品も併せて探すなら宿から約3キロメートル離れているがワロロット市場の方が良い。自分もかつてバタフライピーやモリンガオイル、山岳民族の民芸品などを買うためにワロロット市場まで行っている。建物は3階建(吹き抜け)で周辺の店舗も含むと店数は半端じゃないので探すのは大変だが、意外なモノの発見もあって面白い。

長期間滞在するなら市場の近くはなにかと便利なことに間違いない。