振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

チェンマイの宿の近くにある小さなお寺

2022-09-03 06:29:29 | チェンマイステイ
チェンマイ市内にはワット・プラシンやワット・チェディルアンなどの、観光客の多く集まる名刹があるがここは小さなお寺で、我が宿から徒歩8分の場所にある。日本からチェンマイに着くとなるべく早くお参りに行き、滞在中の安全をお願いしている。


15世紀頃ランナー王朝時代に創建された寺院だったがいずれの時代かに衰退し、廃寺になっていたものを今世紀になって再興したようだ。名前を訳すと、チェン=町、チョーム=美人で、当時このあたりには美人が多くいたのであろうか?








別名をワット・チェディブローンと言い、再興にあたって修復された仏塔(チェディ)の上段に残る、仏像を納める祠(空洞)をブローンと呼ぶそうだ。特徴的な仏塔から別名がついたのだろう。












チェンマイ市内を歩くと今はお寺でもない場所に残る仏塔をよく見る。その昔はそこにお寺があったのかも知れないが、朽ち果てて苔むしたような仏塔もある。

今の日本にも廃寺やその遺跡は多く残るが、再建再興の話は聞かない。仏教国で信仰心の厚い国民の多いタイならではなのかも知れないが、ワット・チェンチョームの再興には多くの篤志家がいたと想像できる。

以前は明らかに寺領域と考えられる場所に一般の家屋や建物が存在している。本堂のすぐ横には地元民が車やバイクで通過する道路もある。一部の土地は買い戻された上で再建を始めたと思われるが、廃寺であった期間も長かったのだろう。





お寺はチャーンプアック門から北へ約2キロメートル、分かりにくい場所にあるが、グーグルマップで検索出来る。拝観料などはなく、自分の場合はお参りした際に本堂内のドネイションボックスに少額紙幣を投入している。