全力

涙が抑えられなかったのだろう。
一生懸命その試合に打ち込んだから。
精一杯やったから悔しいのだろう。

先週の試合後でそんな六年生がいた。
リーグ戦や今までのトーナメントでは見られなかったことだ。
私も時間が経てば経つほど悔しくスッキリしない気持が大きくなってきた。

子どもたちはよくやった。
随分頑張れるようになってきた。
しかし冷静になって振り返ってみると果して全員が
一瞬一瞬に全力を尽くした試合だったといえるだろうか。
ベンチも含め、自分の出来ることすべて出す努力をしていただろうか。

結局負けたということは原因がある。
控え選手が試合に集中していなかったり
試合そのものに参加しなかったり
ノーアウトから四球を２つ連続で下位打線に出したり
確実にバントを決めれなかったり
サインを見逃したり、走塁判断をミスしたり
怠慢な走塁でスライディングを怠ったりと。

たらればということでなく、やれることをしっかりやっていたのか。
選手はぜひ振り返って考えて欲しいし、指導者も一緒に考えるべきだ。

つまりこれは抽選がどうだこうだということではなく
抽選にまでいく以前の問題だと思うのです。
もっと攻撃の質を上げミスの数をもっと減らさなくてはならない。

Ｙコーチは試合前に一つのミスが命取りになる相手だと言ってましたね。
試合翌日にＵコーチは負けたのには何か理由がある、道具を大事にするとか
いろいろそういう普段の事をちゃんとやっていれば神様もこっちを向いてくれるんじゃないかそれこそ振りかえってちゃんと努力しようみたいなこといってたよね。
興南高校我喜屋監督は「逆境を生き抜く力」で
うまくいかないことがあってどうしていいのか分からない人は
まず目の前のほんの小さなことをおろそかにしていないか考え直してほしいと言ってます。
早寝早起き、整理整頓、食事のバランス・・・。
そんな些細なことも大切にしていってみればどうだろう。
そして少しずつ前に進めと書いてありました。

逆境とまで言わなくても失敗は成功のために自分で活かさなくてはいけないから
また次の目標に向かって一歩ずつ進んで行こうよ。
足りなかったことを埋めていこう。

精一杯やったのに涙が出るということは悔いが残っているということだよ。
勝てたのにという気持ちがあるからだよ。
もっと俺出来たんじゃないかと思うからだよ。
相手に比べやっぱり力が足りなかったんだと反省し
その気持ちを次に。

今度はもっとがんばろう。
心の底から全力を尽くしたと思えるように。
そしたら涙が出たとしても笑えるよ。

君たちはそれをうれし涙にするのだから。

合宿振り返っちゃおっか（終）

夏合宿を終え、ずっと懸念を抱いていました。
六年生の成長。
子どもというのは大人の思ってた以上に成長してくれる時と、
期待しているときに成長してくれないことがあります。

夏合宿を終えた時点では今年は明らかに後者でありました。
先頭を切って行動しない、下級生をまとめるリーダーシップが取れない
細かいことに気づかない、道具持ち片付けを率先して行わない
下級生や仲間・道具に気を遣えない、野球について真摯さが見えない。
自分に甘い子の揃った稀にみる学年だと思っていました。

そして大体がそんな風に見えていても夏合宿を終えた頃に
技術面も含め精神的にも成長が見えるのがいままでの六年生でした。
つい最近までベンチの入り方やグランドの対する感謝の意味も意識していない感じでした。
何度注意指導をしても空返事で行動が伴わない。

どうすれば、表面だけではなく心の底から意味を持った行動をしてもらえるのか悩んでいました。

が、昨日の
多摩卒記野球大会。

そんなに悩む必要はなかった。
少しずつ着実に子どもたちは成長をしていました。
いままでの前例がそうだったからと言って例年同じとは限らない。
まして子供によってもそれぞれが違う。
分かっていながらも子どもを一纏めにする大人の悪い癖。
反省です。

下級生への声鰍ｯが違う、時間に対する意識が出てきた。
気を遣うところが的を得て来た、次への準備意識が生まれてきた。
キャプテンはやっとチームを引っ張る意識が見えてきた。
副キャプテンは練習量が少ない割にはがんばっている。
（しかし、今のままでは当確ライン上にいるのは忘れないで欲しい）
守備の安定感の出て来た一番在籍の長い外野手２人。
それに伴いバッティングの成長も著しいこの二人。
自信のせいか？声のかけ方、鰍ｯどころが変わってきている。
同じ言葉にも重みが出て来ている。

夏合宿が何だったの？というくらい、ここ十数日間の成長ぶり。
ほんと嬉しいかぎり。
逆に並みの成長率じゃないです。
このままもっと伸びて欲しい。
あっ、期待するとダメか？！冒頭に述べましたね。
いかんいかん。

だけどもだけど。
期待に応えられるだけの実力と自信がついて来ているはず
やってくれるよな。

成長といえば、
ガス橋の行き道、突然、土手で声を鰍ｯられた。
剣ＯＢの「はじめ」でした。びっくりしました。
勇気を持ってよく声を鰍ｯてくれました。
以前にはバラ高やドテ高へ行った子に挨拶され、
一昨日は昨年のＯＢが挨拶してくれたそうです。(私不在でした)
子どもって成長するんです。
なんてありがたくうれしいことでしょう。
なんかしあわせなことだなぁって。

これで合宿に絡む話はおわりです。
さて昨日の試合について言いたいことが・・・。
まっ、いっか。
明日は会長の都政報告会。
次男に会いに行けないや。ちと寂しいな。
おやすみなさい。

犠牲

病院の待合室で見かけた雑誌に
こんな言葉がありました。

『土、日の休みがなくなり、
夏休みがなくなり、冬休みがなくなり、
みんなが遊んでいるとき練習をしていた。
だから今がある。』

ダルビッシュ有選手がツィートしていたそうです。

以前ウッチャンとの対談でかなりストイックな話をしていました。
イチロー選手もそうですが、みんなやっているんですよね。

犠牲を払って欲しいものを得ているんですよね。
当たり前の話ですが。

剣の子供たちももっと野球にどん欲になって欲しいなぁ。

気を締めて

今日は大人がお疲れ気味でしたかね。
子どもたちの活躍で大人たちは昨晩気合入れ過ぎたですかね。

しかししっかりやることは出来ましたかね。
ひとつひとつ長所は伸ばし短所は克服させなければいけんです。
大人が根気よく指導をしなければいけんです。

ところで昨日の体験会で私はミスを犯しました。
気の緩みがありました。
体験者に絶対にやってはいけないケガをさせてしまいました。
ハッと思い、こういう時に事故が起こるんだ。
安全第一。
何よりも安全が優先させなければ、しなければいけないことをまた思い知らされました。
深く反省しております。

今日電話でけがの具合を確認したところ回復されたということでとりあえずホッとしております。
また、気を引き締めて指導にあたろうと思います。

やってくれました！

いやぁー、気持ちいいですね。
コールド勝ちなんていつ以来でしょう。
三年ぶりかなぁ。

活躍して欲しかった子供たちがやってくれました。
ほんとうれしいや。

これは飲むしかないな。うん。

その前に体験会、体験会。
仲間を増やさなきゃ。
勝利の味を味わうための素敵な仲間を。
一緒にやろうぜ、野球をさ。