今日もまた雲ひとつ無い晴天だ。いつものように大津川沿いに手賀沼へ出て、サイクリングロードを手賀曙橋まで走り、そこから森の中や民家の横を通るアップダウンの道へと進む。
先日訪ねた旧手賀教会堂の前まで来ると、いつもは閉ざされていた雨戸が開かれ、中を開放していたんだ。土日祝祭日は中を見ることができるという。
軒先に腰を下ろして、訪れてくる人を案内している人のよさそうな老人がいたよ。
「どうぞ靴を脱いで上がってご覧ください」
写真も自由に撮ってもかまわないと言う。
靴を脱いで中へ入ってみると、隅々まできれいに掃除されていて気持ちのよい静かな座敷の空間だったよ。
山下りんという明治時代の女流画家の作によるイコン(聖画のことをイコンというらしい)が展示されていた。これらは複製画だが見事だ。実物は新教会堂に保存されているらしい。
みみ爺はキリスト教徒ではないが、心静かな気持ちになってその教会堂を後にした。
帰り際、軒先の老人に、
「ありがとうございました」
というと、
「ご苦労様です」
老人はニコニコして言う。
老人の、穏やかで優しそうな言葉を受けて、みみ爺はとてもいい気分になってペダルをこいで帰ったよ。
先日訪ねた旧手賀教会堂の前まで来ると、いつもは閉ざされていた雨戸が開かれ、中を開放していたんだ。土日祝祭日は中を見ることができるという。
軒先に腰を下ろして、訪れてくる人を案内している人のよさそうな老人がいたよ。
「どうぞ靴を脱いで上がってご覧ください」
写真も自由に撮ってもかまわないと言う。
靴を脱いで中へ入ってみると、隅々まできれいに掃除されていて気持ちのよい静かな座敷の空間だったよ。
山下りんという明治時代の女流画家の作によるイコン(聖画のことをイコンというらしい)が展示されていた。これらは複製画だが見事だ。実物は新教会堂に保存されているらしい。
みみ爺はキリスト教徒ではないが、心静かな気持ちになってその教会堂を後にした。
帰り際、軒先の老人に、
「ありがとうございました」
というと、
「ご苦労様です」
老人はニコニコして言う。
老人の、穏やかで優しそうな言葉を受けて、みみ爺はとてもいい気分になってペダルをこいで帰ったよ。