思いがけなく頭の怪我をして、思いがけなくいいDrに出会い、思いがけなく助かった。人生には本当に思いがけないことがある。
こうして今生きていることも、実は思いがけないことかもしれない。
この公園の景色はもう何度も見ている。しかし、いつもとは何かが違う。何が違うんだろう。
梅ノ木にたくさん梅の実がなっている。みみ爺よりもっと年配のおじいちゃんが、手にしてきた杖を放り出して、梅の実をとっている。
「こんにちは。梅干を作るんですか」
にこにこと人のよさそう笑顔のおじいちゃんだ。
「いや、梅酒だよ」
「これだけ梅がなっていると、梅酒もたくさん造れますね」
「角砂糖を買ってきてね、梅酒造りだ」
「たくさんなっていますね。そうですか。梅酒ですか、楽しみですね。」
「散歩で来たんだ。梅の実がたくさんなっていても誰もとらない。もったいないからね」
「ほんとにもったいないですね、こんなにたくさんなっているのに」
散歩の途中で公園に寄り、梅の実をとって好きな梅酒を造る。これも、のんびりとした晩年の人生の過ごし方の一つだ。こんなのもいいね。
見慣れた景色だが、思いがけなくまだ生きているみみ爺の目にはとても新鮮に映っているよ。いつもと何かが違うと感じるのは、思いがけなく生きていることに気がついたからかね。
もしかしたら、みみ爺だけじゃなく、今生きている人は、誰もがみな思いがけなく生きているということなのかもしれないね。
いつ何が起こるかわからないから、今、生きていることを本当に大切にしたいね。
こうして今生きていることも、実は思いがけないことかもしれない。
この公園の景色はもう何度も見ている。しかし、いつもとは何かが違う。何が違うんだろう。
梅ノ木にたくさん梅の実がなっている。みみ爺よりもっと年配のおじいちゃんが、手にしてきた杖を放り出して、梅の実をとっている。
「こんにちは。梅干を作るんですか」
にこにこと人のよさそう笑顔のおじいちゃんだ。
「いや、梅酒だよ」
「これだけ梅がなっていると、梅酒もたくさん造れますね」
「角砂糖を買ってきてね、梅酒造りだ」
「たくさんなっていますね。そうですか。梅酒ですか、楽しみですね。」
「散歩で来たんだ。梅の実がたくさんなっていても誰もとらない。もったいないからね」
「ほんとにもったいないですね、こんなにたくさんなっているのに」
散歩の途中で公園に寄り、梅の実をとって好きな梅酒を造る。これも、のんびりとした晩年の人生の過ごし方の一つだ。こんなのもいいね。
見慣れた景色だが、思いがけなくまだ生きているみみ爺の目にはとても新鮮に映っているよ。いつもと何かが違うと感じるのは、思いがけなく生きていることに気がついたからかね。
もしかしたら、みみ爺だけじゃなく、今生きている人は、誰もがみな思いがけなく生きているということなのかもしれないね。
いつ何が起こるかわからないから、今、生きていることを本当に大切にしたいね。