“その日”大阪は?どうなる生活、特別区移行「平成29年4月」のとある景色
大阪都構想の住民投票で賛成多数となれば、平成29年4月に大阪市は5つの特別区に分割され、市民は特別区民となる。大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長は成長戦略を大阪府に一元化する都構想で「大阪全体のダイナミックな発展を実現する」と強調するが、住民生活への影響はイメージしにくい。「その日」が来ると街はどう変わるのか。制度設計をまとめた特別区設置協定書や事務方の説明から未来予想図を描く。
大規模公園は府に
《29年4月1日。桜が咲き始めた大阪城公園は観光客らでにぎわう。所在地は大阪市中央区から大阪府中央区に変更。所有権も市から府に移ったが天守閣の入館料は変わらない》
市は中央、北、東、南、湾岸の特別区に分割され、市の事務や財産は広域的な性格のものは府、住民に身近なサービスに関するものは特別区に割り振られる。
公園の場合、府外からの来園者も多い大阪城公園など大規模な5園が府に移管。主な利用者が地元住民の小規模な公園は所在地の特別区に移される。
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