「箱根山は◯年以内に噴火する」学者や予言者の見解が完全一致!! 富士山大噴火につながる可能性も!?
箱根山が不穏な空気に包まれている。先月中旬に大涌谷(おおわくだに)付近ではじまった火山性地震は26日から急増、今月5日には噴火警戒レベルが1(平常)から2(火口周辺規制)へと引き上げられた。箱根ロープウェイは全線運休し、大涌谷は立入禁止となるなど、現地の観光にも打撃を与え、地元住民を不安に陥れている。こうした中で、気象庁は小規模な水蒸気噴火が発生する恐れはあるが、大噴火の可能性は低いと発表した。ところが今、箱根山の噴火とそれに続く富士山大噴火を危惧する科学者や予言者がいるのだ。
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■箱根山の危険な兆候
本題に入る前に、箱根山の歴史と現状を確認しておこう。約40万年前に活動を始めた箱根山は、これまでも噴火を繰り返してきた。最後に噴火したのは約3,000年前のことだが、その後も水蒸気爆発が3回ほど起きたと考えられている。その際は、大涌谷付近が噴火口だったという。
箱根山は、フィリピン海プレートの上に乗っているが、陸側のユーラシアプレート、北アメリカプレート、さらに太平洋プレートの4つがちょうどせめぎ合う、特異で複雑な場所に位置する。先月25日のネパール大地震の翌日から火山性地震が急増したのは、ユーラシアプレートの活動の影響もあると考えられるかもしれない。
地震学者で武蔵野学院大特任教授の島村英紀氏は、「箱根山は、いつ噴火が起きてもおかしくない状況です」「7万年前に噴火した時には、火砕流が横浜市の辺りまで到達したことが確認されています。噴火すれば、新幹線のような速さの火砕流が、湘南地区を覆う可能性もあります」(日刊ゲンダイ、2015/05/08)と語っている。島村氏によると、M9クラスの地震が起きた後、5年の間に火山噴火が起きる例が多いという。
GW明けにも不穏な事態が生じている。国土地理院は8日、大涌谷の谷底付近で直径200mの範囲が最大6cm程度隆起したとする解析結果を発表した。担当者は「地下の浅いところで地殻変動が起きている可能性がある」(朝日新聞、2015/05/08)と話している。9日には、大涌谷から湯を供給されている箱根町の温泉宿で、通常は白濁色の湯が黒く濁ったという。
■箱根山と富士山の連続噴火の危険も!?
さて、これまで、阪神・淡路大震災や新潟県中越地震など数多くの大地震を予測・的中させてきた木村政昭・琉球大名誉教授は、箱根山の異変について、「房総半島南東沖、日本海溝の南に大きなひずみがたまっており、関東方面にプレッシャーをかけている。…