御堂筋で105メートル高層ビル起工式 規制緩和、三菱東京UFJ銀
三菱東京UFJ銀行は10日、大阪市のメーンストリート、御堂筋沿いに建設する「三菱東京UFJ銀行大阪ビル」(同市中央区)の起工式を開く。新ビル本館は地上21階建てで高さ105メートルの高層ビルとなる。市が昨年、御堂筋沿いの建物の高さ規制を緩和。新基準に基づき100メートル超のビルが建設されるのは初めてだ。
建設予定地は、三菱東京UFJ銀行の前身、旧三和銀行の本店跡。起工式には、森崎孝副頭取ら関係者約50人が出席。
本館1階には江戸時代の貨幣や古地図などを展示するギャラリーを設ける。東側に18階建てで高さ94メートルの別館も併設し、延べ床面積は計7万8千平方メートル。別のビルに分散している本部機能を集約し、グループ企業も入居する。平成29年11月末に完成予定だ。
御堂筋は大阪の中心部を南北に貫き、大企業の拠点や商業施設が並ぶ。景観保護のため、地下鉄御堂筋線の淀屋橋-本町間で建物の高さが最高60メートルに制限されていた。