みみかほう

こころの耳をすませて すてきな果報にであいたいとおもいます。

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✿トゥーランドット

2015年10月15日 | ✿おでかけ
オペラ「トゥーランドット」を
観劇してきました。


劇中のアリア「誰も寝てはならぬ」は、あまりにも有名です。
なぜ、
誰も寝てはいけないのか?
どういう状況下で?
ちょっと
お勉強してきました。








【作曲】
ジャコモ・プッチーニ(1920~24年)
フランコ・アルファーノ

【初演】
1926年4月25日 ミラノ、スカラ座

【台本】
ジュゼッペ・アダミ、レナート・シモーニ(イタリア語)

【原作】
カルロ・ゴッツィの寓話劇『トゥーランドット』


2015年10月14日(水)
18:30開演
福岡シンホニーホール


プッチーニ「トゥーランドット」全3幕

演出:プラーメン・カルターロフ
指揮:ボリス・スパロフ
トゥーランドット:ヨルダンカ・デリロヴァ
カラフ:マルティン・イリエフ
リュー:ツヴェタナ・バンダロフスカ
ティムール:スヴェトザール・ランゲロフ

ブルガリア国立歌劇場管弦楽団&合唱団



あらすじ

【時と場所】 
伝説の時代、中国の北京

【登場人物】
トゥーランドット(S): 中国皇帝の娘
カラフ(T): ダッタンの王子
リュー(S): ティムールに仕える女奴隷
ティムール(Bs): ダッタンの元国王、カラフの父
ほか

【第1幕】40分
時は伝説の時代、舞台は中国の北京、紫禁城前の広場。絶世の美女でしたが氷のように冷たい心を持つ皇帝の娘トゥーランドット姫は、「3つの謎を解いた者を夫として迎えるが、その謎を解けなかった者は斬首の刑」としていました。この日もまた犠牲者が出て、広場では群衆が刑の執行を待ち異様な興奮に包まれています。
その混乱した広場で、ダッタンの元国王で放浪の身だったティムールと、生き別れになっていたその息子カラフが再会します。しかしそれも束の間、カラフは斬首の命令を下すために姿を現したトゥーランドットを一目見ると、その美しさに魅せられ、謎解きに挑戦すると言い出したのです。ティムールに仕えていた女奴隷リューは、ひそかに王子カラフを慕っており、謎が解けなければ彼は命を取られ、そして老いた彼の父も取り残されてしまうと泣き崩れました。しかしカラフの決意は堅く、謎解きに挑戦することになりました。
 
【第2幕】50分
謎解きの儀式の準備が整い、トゥーランドットが姿を現し、カラフへの3つの謎解きが始まります。
 一、毎夜に心によみがえるのは? ………「希望」
 二、燃え上がるが火ではないのは? ……「血潮」
 三、火をつける氷とは? …………………「トゥーランドット」
カラフは見事に3つの謎を解いたのですが、動揺したトゥーランドットは彼の妻となることを拒みます。そこでカラフは「夜明けまでに私の名を明らかにできたら、命を捧げよう」と逆に謎を出したのでした。
 
【第3幕】40分
トゥーランドットから「夜明けまでにあの見知らぬ者の名がわかるまで北京では誰も寝てはならぬ」と命令が下され、群衆は血眼になって調べ始めます。そしてカラフと話をしていたとして捕まったのはティムールとリュー。リューは自分だけが彼の名前を知っていると言い、拷問にかけられます。しかし、口を割りません。トゥーランドットに「なぜそんなに耐えるのか」と問われ、リューは「それは愛の力」と言って短剣で自ら胸を刺し自害して果てます。
群衆が去り、カラフとトゥーランドットが二人きりになったとき、カラフは拒もうとする彼女にキスをします。そして自らの名を明かしたのです。夜が明けて、群衆の前でトゥーランドットは彼の名がわかったと勝利を宣言しながらも、「彼の名は『愛』」と叫び、二人は結ばれたのでした。







かいつまんでいうと
わがままなお姫さま(トゥーランドット)と そのお姫さまに一目惚れしたおばかな男(カラフ)のお話し。
男は姫を手に入れるためには、周りのものを犠牲にしてもかまわない。

この物語の主人公は、カラフのために死んでいったリューですよね。
このリュー、原作には、登場しないのだそうです。
プッチーニが加えただとか。
カラフを慕い、自らの命を賭けて彼への愛を表現するリューには、第一幕のアリア「王子、お聞きください」、第3幕のアリア「氷のような姫君の心も」の2つのアリアが用意されました。

オペラは悲劇で終わる。
というのが鉄則です。
ですから リューの死は、とても意味を持つのです。


どうして誰も寝てはならないのか
わがままなお姫さまとおばかな男の愛の駆け引きで
民に強いた命令でした。ったくもう。


結局 トゥーランドットとカラフは結ばれます。
納得いかないなあ。

年老いた父親ティムールを退け、優しいリューを死に追いやってまで
結ばれたとしても、絶対にしあわせにはなれないと思いますよ。
いや、
あなたたち、しあわせになっちゃあ、いけません。

って、群衆もなにゆえ、この状況を喜ぶんじゃいっ。ったくもう。



トゥーランドットアクロス福岡シンホニーホール 10月14日観劇





ちょっと↓思い出して書いてみます。








いままでに観劇した「オペラ」



・アイーダ (ヴェルディ)
・オテロ (ヴェルディ)
・カルメン(ビゼー)
・こうもり (ヨハン・シュトラウス2世)
・サロメ (リヒャルト・シュトラウ)
・トゥーランドット (プッチーニ)
・蝶々夫人 (プッチーニ)
・椿姫 (ヴェルディ)
・トスカ (プッチーニ)
・フィガロの結婚 (モーツアルト)
・マクベス (ヴェルディ)
・ラ・ボエーム (プッチーニ)
・リゴネット(ヴェルディ)
・カヴァレリア・ルスティカーナ」(マスカーニ)
・ジャンニ・スキッキ(プッチーニ)
・魔笛(モーツアルト)
       ・・・などなど。





プッチーニの4大オペラは
トスカ、蝶々夫人、ラ・ボエーム、トゥーランドット
です。
私、4大オペラ 制覇!していますよ。すごっ。




・・・


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コメント (13)
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