寒い日が続いています。
けど、今日は、ちょっと・・ぽっ。とあったかくなるお話を。
風のお話。
花を咲かせる風のお話です。
中国の『八節気二十四侯』
八節気は、「小寒」「大寒」「立春」「雨水」「啓蟄」「春分」「晴明」「穀雨」
そして、それぞれが、初侯、次侯、末侯に分かれているので、8×3で、二十四侯
この『八節気二十四侯』、それぞれの季節に、花を咲かせる風が吹く。のだそうです。
名前は、『二十四番花信風』
『二十四番花信風』は、
「小寒」のころには、それぞれ、梅、椿、水仙を咲かせ、
「大寒」のころには、それぞれ、沈丁花、蘭、橡柴を咲かせ、
「立春」のころには、それぞれ、黄梅、英桃、辛夷を咲かせ、
「雨水」のころには、それぞれ、菜の花、杏、李を咲かせ、
「啓蟄」のころには、それぞれ、桃、山吹、薔薇を咲かせ、
「春分」のころには、それぞれ、海棠、梨、木蓮を咲かせ、
「晴明」のころには、それぞれ、桐、麦、柳を咲かせ、
「穀雨」のころには、それぞれ、牡丹、頭巾薔薇、栴檀を咲かせる。
のだそうですよ~。
風が花の蕾にささやきます。
「さあ、そろそろ、綻びなさい。」
ぽっ。
ねっ。
素敵ですね~。
ふわあ!なんだかいい薫り、してきました。
しばらく冷たい風が続きます。
けど、
どこかで、花は綻んでいるんですね。