前から見たかった作品で、実は夏くらいからDVDを買っていたのだが(岡本喜八DVD-BOX[MODERNS]に収録)、時間が無くて今まで見る事が出来なかった。
岡本喜八監督作品は、本数はあまり見た事がないのだけど、どれも出来が良いので、これも期待して見たのだけど、やはり面白かった。
物語は、人口が増えすぎた為、無能な人間を殺そうとする殺し屋集団「大日本人口調節審議会」に偶然命を狙われる事になる、主人公の大学講師の冒険を、ブラック・ユーモアたっぷりに描いている。
まず主人公を演じる仲代達矢のキャラクターが面白い。
飄々として、かなりボケた感じの主人公が、次々と来る変テコな殺し屋達を運良く(?)倒して行く展開は面白い。
また、行き当たりバッタリ的に見えた話も、後半になって、伏線が幾つも貼られていた事が分かり、予想外の結末に収縮されて行く。
他にもディティールの面白さや、天本英世の若さとか(1967年作品)、シーン繋ぎの旨さとか、魅力たっぷりの作品になっていると思う。
60年代・70年代の、あまり一般には知られてない作品の中には、まだまだ見たい作品が沢山あって、今回の様にドンドンDVD化してもらいたい。
岡本喜八監督作品は、本数はあまり見た事がないのだけど、どれも出来が良いので、これも期待して見たのだけど、やはり面白かった。
物語は、人口が増えすぎた為、無能な人間を殺そうとする殺し屋集団「大日本人口調節審議会」に偶然命を狙われる事になる、主人公の大学講師の冒険を、ブラック・ユーモアたっぷりに描いている。
まず主人公を演じる仲代達矢のキャラクターが面白い。
飄々として、かなりボケた感じの主人公が、次々と来る変テコな殺し屋達を運良く(?)倒して行く展開は面白い。
また、行き当たりバッタリ的に見えた話も、後半になって、伏線が幾つも貼られていた事が分かり、予想外の結末に収縮されて行く。
他にもディティールの面白さや、天本英世の若さとか(1967年作品)、シーン繋ぎの旨さとか、魅力たっぷりの作品になっていると思う。
60年代・70年代の、あまり一般には知られてない作品の中には、まだまだ見たい作品が沢山あって、今回の様にドンドンDVD化してもらいたい。