以下、春公演のネタバレを含みます。
監督は本当は女優のファンである。その為にこの映画の監督を引き受けたのだが、若干のプライドと恥ずかしくて女優には言えないでいる。
記者は急遽一人で対談を取り仕切らなければいけないのだが、女優と監督は険悪なムード。
編集長からは、とにかく和やかな記事になる様に念を押されていて、笑顔で握手する写真を必ず取る様に言われている。
それは、来れなかった宣伝部とプロデューサーからのリクエストだと言われる。女優と監督の対立で映画作りが滞るのは避けたい。このリクエストは、製作に入った作品を円滑に進める為の、映画製作部の作戦なのだ。
対談の場所はある倉庫。
倉庫内に特殊なオブジェが収められており、その前で写真を取る為にこの場所が設定された。
因みにそのオブジェは実際の舞台の上には無く、役者の視線やリアクションによって観客に想像させる。
どんなオブジェかは、今のところ考え中。それが何なのか観客が分かった段階(物語の終盤)でニヤリとさせられる様なモノがベスト。
まあ、こんな感じの設定で序盤は進めて行きたい。
しかし必ずしも細かい設定を、全て物語の中で観客に見せる必要はないと思う。
説明臭くなるのなら、敢えて伝えないという事も有り。
ダラダラと説明台詞が続くのは、物語のスピードを遅くするし、観客を退屈させる事もあるから。
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