以下、春公演のネタバレを含みます。
まず最初の設定なのですが、女優と監督の対談を記事にする為に、ある場所に女優・監督・記者の三人が集まる。
本来、映画が完成してある程度公開の目処がたってから初めて、こういった記事によるプロモーションが始まる事が多いと思うのだけど、今回の映画では撮影が始まる前からSNS等のプロモーションを早くから展開して行こうという宣伝戦略をしているという設定。
これは、人気女優が独立後に自身の企画で映画に主演するという事や、インディーズ系の実力派監督とタッグを組むという話題があって初めて出来るのでではないか(と仮定しての設定)。この戦略は、予算を掛けたプロモーションが出来ないローバジェットの作品であるが故の逆転の発想。
この日は台風か大雪等の天災があり、取材場所にたどり着いたのはこの三人のみ。マネージャーや宣伝部、プロデューサー、カメラマンなど居てもおかしくない人達がいないのはその為。
スケジュールの関係上、出来ればこの日に取材を済ませたいので、悪天候のなか奇跡的に集まれた三人だけで取材を強行的に始める。
この段階では女優と監督は脚本を巡って対立をしていて険悪な雰囲気。
女優は、売れてない時代に自作自演で行った演劇公演を自分の企画として映画化しようとしている。その為にこの映画には思い入れが相当深い。
今回の脚本は彼女の発案で監督に任せてあり脚本も完成したが、どうしても納得のいかない箇所が有り、必ず直して貰いたいと思っている。
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