フィッシュストーリー☆新潟

釣りと映画と読書と家族の雑記です

サウスバウンド

2012年08月03日 | 読書

奥田英朗 著

小学校六年生になった長男の僕の名前は二郎。父の名前は一郎。誰が聞いても「変わってる」と言う。父が会社員だったことはない。物心ついたときからたいてい家にいる。父親とはそういうものだと思っていたら、小学生になって級友ができ、ほかの家はそうではないらしいことを知った。父はどうやら国が嫌いらしい。むかし、過激派とかいうのをやっていて、税金なんか払わない、無理して学校に行く必要などないとかよく言っている。家族でどこかの南の島に移住する計画を立てているようなのだが…。型破りな父に翻弄される家族を、少年の視点から描いた、長編大傑作。(Bookデータベースより)

 

大きく1部と2部に分かれており、1部は東京、中野での生活。

不良に絡まれたり友達と家出したり、銭湯を覗いて悶々としたり・・・・・・。

2部は親の都合でいきなり沖縄は西表島での、電気もない生活。

そこではそこで問題や事件が起きて大人達に翻弄されつつ自分たちの世界で生きていく、たくましい家族のストーリーです。

 

はっきり言って面白い

奥田氏らしい、とても良い小説でした

 

久しぶりに心に沁みる小説に出会え、涙の出るタイプの小説ではありませんが感動を覚えましたね!

ちょっと厚めの本ですが、きっと満足のいく一冊になると思いますよ。

おススメです。

 

大手古本屋でも¥105コーナーに置いてあったしね

 

直木賞作品も安く見られたものです。。。。。

 

世の中では「活字離れ」なんて言われてますけど、こんな面白い物、なんで皆手に取らないんですかね?

・・・・まぁ、その方が個人的には安く手に入れられるので助かりますけどね

需要が増えたらと思うと冷や汗が出てきます

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする