伊吹有喜 著
1988年夏の終わりのある日、高校に迷い込んだ一匹の白い子犬。「コーシロー」と名付けられ、以来、生徒とともに学校生活を送ってゆく。
初年度に卒業していった、ある優しい少女の面影をずっと胸に秘めながら…。
昭和から平成、そして令和へと続く時代を背景に、コーシローが見つめ続けた18歳の逡巡や決意を、瑞々しく描く。
山本周五郎賞候補、2021年本屋大賞第3位に輝いた青春小説の傑作。
短編一つ一つを紹介したいくらい全てが素晴らしい!
一番最初の短編が本軸としてあるのだが、その後のコーシローを囲む八校生徒全てに一喜一憂させられること間違いなしです。
そんな中にいるコーシローも成長を見せ、そして最後には・・・・・
その後のBO&OGの令和の時代、そこに集まるコーシロー会の皆々が立派になって帰って来るのだが、そこでもあの頃の生徒に戻った彼と彼女が
50手前のオジサンですが、久々に読書でキュンキュンしちゃいました
・・・キモいとか言わない。。。。。。
この主人公達が丁度私と同世代くらいなんですよ。
だからこそ感情移入しちゃうんだろうね。
きっと40代くらいの人には刺さるのではないでしょうか。
もちろん若い方も普通に青春小説として楽しめると思いますよ~♪