フィッシュストーリー☆新潟

釣りと映画と読書と家族の雑記です

フォックス・キャッチャー

2015年03月01日 | 映画鑑賞

監督  ベネット・ミラー

 

 

96年に起きたデュポン財団御曹司によるレスリング五輪金メダリスト射殺事件を題材にし、第67回カンヌ国際映画祭で監督賞に輝いた人間ドラマ。

富や名声、孤独といった心の暗部でつながれた富豪と金メダリストの病的な心理を描き出す。

チャニング・テイタムが事件に巻き込まれていくオリンピック金メダリストの弟マークに扮する。

 

 

いやこれはなかなか凄い映画でしたね。

 

 

ジョン・デュポンを演じたスティーヴ・カレルの、背筋が凍りそうになるほどの演技は圧巻!

 

寒々とした風景とスティーヴ・カレルの表情が絶妙にマッチし、緊張感を煽り立つような撮影の仕方がとても印象的な映画でした。

 

 

何故このような事件が起きてしまったのか、皆さんはどのようにお考えでしょうか。

 

私個人の見解からは、もちろん孤独という背景が見えてきますが、では何故孤独を感じてしまったのでしょうか。

 

これはどう考えても母親が悪い。

 

もっと母親が息子を認めて、沢山褒めてあげるような母親であればこんな事件は起きなかったのではないでしょうか。

 

子供は何のために勉強やスポーツをがんばって努力するのか考えて見て下さい。

 

将来のため? ご褒美を貰うため?

 

私が思うに、母親に褒めて貰うために子供はがんばるのではないでしょうか。

 

子供にとって理想の母親は、いつもにこにこしている母親です。

 

そんな母親の姿を保ちたいがために子供は努力するのではないでしょうか。

 

 

この映画の中の母親は全く息子のする事に興味がなく、それがジョン・デュポンの心をどれだけ苦しめたか・・・・・・・・。

 

こんなことを言っては何なんですが、事件を起こしたジョン・デュポンもまた被害者なのかもしれません。

コメント
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