監督 レニー・エイブラハムソン
ある日、拉致監禁され、一児の母親となった女性が絶望的な状況からの脱出に挑む姿を描く人間ドラマ。
子役時代から数々の作品に出演し、『ショート・ターム』で注目を浴びたブリー・ラーソンが、息子と共に生き延びようとする母親を演じる。
監督は被り物をしたバンドマンを描いた『FRANK フランク』のレニー・エイブラハムソン。
前半は監禁生活から脱出までを描き、後半は脱出後の生活が描かれている。
監禁事件は日本でも時々耳にしてはいるが、その後の被害者の生活はもちろん報道されない。
だが、事件解決でめでたしめでたし・・・・で終わるものでもなく、被害者の心には大きな傷跡が残るのは当たり前で社会復帰するためのサポートは当然必用になってくる。
今作は母親と息子が監禁され脱出するというストーリーだが、意外にも子供の方が柔軟に社会に順応していき、大人の方が苦しみ混乱していく様が描かれている。
父親の態度だったり、母親の葛藤だったりもとにかくリアリティーを追求したような内容はかなり好感の持てるえいがでした。
母親の新しい夫もすごくよかったし・・・・まぁ、色々綴りたいけどネタバレになりそうなんでこの辺にしておきます
とても良い映画でした。