ヨナス・ヨナソン 著
柳瀬尚紀 訳
お祝いなんてまっぴらごめん!100歳の誕生日パーティの当日、アラン・カールソンは老人ホームの窓から逃走した。
ひょんなことからギャング団の大金を奪ってしまい、アランの追っ手は増えていく。けれども、当の本人はなるようになるさとどこ吹く風。それもそのはず、アランは爆弾つくりの専門家として、フランコ将軍やトルーマン、スターリン、毛沢東ら各国要人と渡り合い、数々の修羅場をくぐり抜けてきた過去の持ち主だったのだ。
20世紀の歴史的事件の陰にアランあり!過去と現在が交錯するなか、次々展開するハチャメチャ老人の笑撃・爆弾コメディ、日本初上陸!
100歳の老人が迎える困難をヒラリヒラリと交わしながら悠々と過ごしていく様に痛快さを感じる事間違いなし。
それもそのはず、過去には世界を揺るがす主要人物とやり過ごしてきたのだから驚きもないよね
100歳の老人と思い、危なっかしくも「なんとかなるんじゃない?」程度の軽い気持ちで身を任せる主人公の軽率さに危機を感じるも上手いこと事が運ぶんだから面白い。
歳をとるのも悪く無いと思う一冊じゃないでしょうか。
久々の海外小説だったけど、良かったね
ただ、カタカナの名前に人を見失う事は多々あったけどね