監督 ジェニファー・ケント
第75回ベネチア国際映画祭で審査員特別賞とマルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人賞)に輝いたスリラー。
『ババドック ~暗闇の魔物~』などのジェニファー・ケント監督が、流刑地の女性虐待と先住民の迫害の歴史を映し出す。
ドラマ「ジーニアス:ピカソ」などのアシュリン・フランチオージ、『あと1センチの恋』などのサム・クラフリンらが出演。
なかなかショッキングな映画でした。
前半、目を覆いたくなるシーンの連続に怒りと悲しみに感情を揺さぶられ、そこから始まる復讐劇&異質のロードムービー。
なのだが、ここからも胸くそ悪いシーンが時々挟まれ憤りを否めない。
主人公の女は怒りに身を任せ突き進むのだが、ある時を境に何となく怖じ気づく辺り、この物語はこれで良いのか?と不安になってくるよね
R指定ということで何かと気分を害するシーンはあるのだが、安っぽい救いのシーンがこの映画には丁度いい気がする。
オーストラリアの歴史を知るにはそれなりの映画だと思います。
御都合手動感はご愛敬ではあるけど、まあ観ておいてよかったです。
但し、個人的には特に前半は非常に胸くそ悪い!
その場に自分が居たら金属バットで嬲り殺しじゃ