森絵都 著
昭和36年。放課後の用務員室で子供たちに勉強を教えていた大島吾郎は、ある少女の母・千明に見込まれ、学習塾を開くことに。この決断が、何代にもわたる大島家の波瀾万丈の人生の幕開けとなる。二人は結婚し、娘も誕生。戦後のベビーブームや高度経済成長の時流に乗り、急速に塾は成長していくが……。
本屋大賞で2位となり、中央公論文芸賞を受賞した心揺さぶる大河小説。
学習塾を舞台とした、それはそれは壮大な物語です。
私自身、そこそこ一生懸命勉強して、それなりに学のある子供だったと思いますが、なんと高校受験に大失敗
そこから転げ落ちるように転落していった経験のある私ではあるのだが、行き着いた感情として・・・・
「勉強してなんになんねん!」
って言うのが本音で、我が娘達にも勉強を強要したことは一切無いです。
したくないならしなくていいし、できないならそれで構わない、自分の夢中になれる物を見つけなさい、それだけでした。
ただ最近、本当にそれでいいのかという疑問が頭の片隅に熱を持つようになってきたんです。
そして出会ったこの一冊。
自分はもしかして、とても無責任だっただろうかと考え込んでしまいました。
私個人としては、勉強を教える事はそんなに難しい事ではないんだけど、今と私たちの頃ではやり方が全く違うことに驚きました。
まず答えが違うんです。
それを私が教えていいものだろうか。。。。。
しかし塾は個人的に苦手なんです。
お金もありません。
但し、勉強の仕方を教える事はできます。
どうなんだろう・・・・・。
もう一度子ども達と話し合わないとな。
あっ、本はめちゃくちゃ良かったですよですよ
ちょっと長い物語ですが、何かしら心に響くものがあると思います。
親としては沢山の問題集を突きつけられた思いですわ